舞台『パリピ孔明』のオフィシャル稽古場映像&稽古場写真が到着。公演は、5月3日~5月6日 東京・天王洲銀河劇場、5月10日~5月11日に大阪・サンケイホールブリーゼにて。
開幕を控えた熱気あふれる稽古場の模様、そして楽曲の数々も本邦初公開。TVアニメ版でも馴染みのある「チキチキバンバン」(QUEENDOM)や、「気分上々↑↑」(mihimaru GT)など、”パリピ”なアップテンポミュージックからドラマティックなバラードまで、歌ありダンスあり “笑い” ありの盛りだくさんなほぼ2時間のステージ。
原作は、「ヤングマガジン」(講談社)にて連載中の大人気コミックス『パリピ孔明』。`22年にTVアニメ化、昨年放送のTVドラマで大ブーム。 “パリピ” ブームの中で満を持して舞台化。石田明(NON STYLE)によるキレ味抜群の演出、キャスト陣の音楽やダンスは注目。
稽古場オフィシャルレポート
原作コミックスは累計発行部数220万部超え、TVアニメ化・TVドラマ化など数々のメディアミックスを経て、満を持して舞台化を迎える舞台『パリピ孔明』が、いよいよ5月3日(金・祝)、東京 天王洲 銀河劇場で初日を迎える。開幕目前の4月某日、都内稽古場にて、本番用の小型マイクをつけての通し稽古が行われ、キャスト陣が熱のこもった演技を見せた。
幕開け、三国時代の動乱に飲まれ、兵士たちに支えられた諸葛孔明が満身創痍で登場。戦の経緯がつまびらかに語られることはないが、孔明の荒い息遣いが、動乱の世の厳しさを雄弁に語る。TVアニメからの『パリピ孔明』ファンを公言しており、本作に並々ならぬ愛着をもつ藤田の演技が、観る者の五感を舞台『パリピ孔明』の世界に一気に引き込む。
孔明が自らの余命を見切り、来世への展望を語ったところで、突如現代的なロックミュージックが轟き、物語は現代へ。お笑い芸人として自らステージに立ち、舞台を熟知する石田 明(NON STYLE)ならではのメリハリの効いた演出が冒頭からさく裂。舞台上に姿はなくとも、〝脚本・演出家 石田 明、ここに在り〟を、ディレクションで魅せつける石田のワザが光る。
現代の渋谷でハロウィンパーティーに興じる若者たちと邂逅した孔明は、狂乱のさなかで”地獄の歌姫”と出会う。岩田陽葵演じる月見英子が、二階建ての装置のセンターでノリの良いパーティーチューンを跳ねるように歌唱。その姿を見止めたことから、孔明の世界は色づき、物語は一気に動き出す。
声優としても活動する岩田の抜けの良い明瞭な発声は、藤田の独特の色気をもつ低音と抜群の相性。一言一言を丁寧に放つことで冷静さや大人の余裕を感じさせる藤田と、弾むような台詞回しで若者特有の快活さを表現しきる岩田。長く舞台業界でも活躍する二人だけに、ディアローグのみで年齢やバックボーンの違いを感じさせ、正反対でありながらもパズルのピースがはまったような”しっくり”感。シリアスな作品での共演歴はあるものの、今作のようなコメディータッチな作品でも見事なコンビネーションを発揮してみせる。
渋谷のクラブ・BB loungeを取り仕切るオーナー小林役は、脚本・演出の石田とも親交の深いなだぎ武。重厚な佇まいで物語を締めながらも、軽快な体さばきでコメディリリーフとしても物語を牽引。アドリブも含めて劇中に随所に笑いを散りばめ、お笑い芸人と俳優を両立してきた熟練の技を見せつける。フリースタイルラッパーとして活躍しながら、”訳あり”な過去をもつKABE太人を演じる高尾楓弥(BUDDiiS)も、独特の存在感で登場から目を引く。所属グループではラップも担当しているだけに、劇中のラップバトルシーンでは低音が印象的なマイクパフォーマンスで観る者を圧倒。
恵まれた肢体で登場から目を引く小泉萌香は、岩田演じる英子の親友・ライバルの久遠七海役。ラフな稽古着ながら、原作コミックスやTVアニメから飛び出してきたような2次元的ビジュアルで、物語の世界感を高めていた。
個性的な歌声とダイナミックなダンスが印象的な立道梨緒奈(ミア西表役)、コミカルな動きと熱量で存在感を発揮する大野紘幸(ファン1号役)、どこかミステリアスな居ずまいで物語のスパイスとなる沖野晃司(赤兎馬カンフー役)、原作コミックスから抜け出してきたような碕 理人(唐澤役)ほか、キャスト陣の個性が随所に光る。
物語がより鮮やかに。最後に歌唱される舞台版オリジナル楽曲も、本作の大きな見どころの一つだと言えよう。
通し稽古中、真剣な表情でキャストの演技をチェックし、時折ペンを走らせる石田の姿は、普段のお笑い芸人での活動では見られない”演出家”の顔。5月3日(金・祝)天王洲 銀河劇場での初日を間近に控え、キャスト・スタッフの並々ならぬ熱意と集中力がみなぎる稽古場から、話題作の舞台化という”挑戦”に臨むキャスト・スタッフ陣の熱い意気込みや責任感が感じられた。所狭しとステージを駆け回る愛すべき“パリピ”たちが、次なる”パリステ”ブームを巻き起こす日を楽しみに待ちたい。
概要
タイトル:舞台『パリピ孔明』
期間会場:
東京:2024年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝) 天王洲 銀河劇場
大阪:2024年5月10日(金)~5月11日(土) サンケイホールブリーゼ
スタッフ
原作:『パリピ孔明』四葉夕卜・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
脚本・演出:石田 明(NON STYLE)
キャスト
諸葛孔明:藤田 玲
月見英子:岩田陽葵
久遠七海:小泉萌香
KABE太人:高尾楓弥(BUDDiiS)
オーナー小林:なだぎ武
ミア西表:立道梨緒奈
ファン1号:大野紘幸
赤兎馬カンフー:沖野晃司
唐澤:碕 理人
双葉:眞鍋杏樹(NMB48)
ミアのマネージャー:大澤信児
MASA:宮尾 颯
TAKU:岩崎友泰
一夏:夏目桃佳
BB loungeボーイ:水田達貴
AZALEAスタッフ:浅野郁哉
秘書:木村真梨子
ラッパーキング:King Boy(アケガラス)
東京公演 日替わりゲスト:
5月3日(金・祝)13:00/18:00 DOTAMA
5月4日(土)13:00 稲垣成弥/5月4日(土)18:00 TKda黒ぶち
5月5日(日)13:00 千葉翔也/5月5日(日)18:00 輪入道
5月6日(月・祝)12:00 MICRO(HOME MADE 家族)/5月6日(月・祝)16:30 盛山晋太郎(見取り図)
大阪公演ゲスト 日替わりゲスト:
5月10日(金)18:30 杉本青空(からし蓮根)
5月11日(土)12:00/16:30 笹本はやて(ネイチャーバーガー)
※東京・大阪のゲスト アフタートークショー詳細は公式WEB参照
チケット料金: ※東京・大阪公演共通
プレミアム(オリジナルクリアカード付き):12,100円(税込)
一般:9,900円(税込)
チケット 一般発売中
・チケットぴあ ・ローソンチケット ・イープラス
・銀河劇場チケットセンター https://www.gingeki.jp/archives/12580 ※東京公演のみ
※詳細は公式WEB参照
チケット問合:dmmstage-info@dmm.com
公演問合:TEL:03-6280-4670(平日11時~18時)
主催:舞台『パリピ孔明』製作委員会(エイベックス・ピクチャーズ/DMM/HIKE)
公式サイト: https://paripikoumei-stage.com
ⓒ四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会