アニー役は丸山果里菜さん&小野希子さんに決定!ミュージカル『アニー』40周年!

来年は初演から40年、ミュージカル『アニー』の孤児役合格者発表が都内で行われた。
1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている名作。日本公演は、1986年、日本テレビが主催で上演をスタートして以来、全国で約196万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けている国民的ミュージカル。また、 「SHOGUN将軍」でエミー賞主演女優賞を受賞したことが話題のアンナ・サワイは、2004年にアニー役を熱演、アニー出身者が各界で活躍している。

丸山果里菜さん&小野希子さん、アニーポーズもキマってる!

毎年、この時期にオーデション合格発表が行われるが、最終選考に残った子供達は緊張でドキドキ状態。”お祈りポーズ”をする子、緊張をほぐすために隣の子と談笑する子も。子供達の後ろには付き添いのお母さん、お父さんたち。この保護者の方々の中にも”お祈りポーズ”をする方が。ミュージカル『アニー』、多くのミュージカル俳優を輩出してきた、いわば”登竜門”的な作品でもある。
そして、合格者の名前が次々と呼ばれる。皆、大きな声で「はい!!!」と元気よく、その後に顔を手で覆って感動のあまり、号泣。毎年の光景だが、このオーデションのためにたくさんの稽古を積み重ねてきたわけである。

丸美屋食品取締役の杉山典由は「(落ちた子も含めて)これからも応援したい」と子供達にエールを。演出の山田和也は「毎年のことですが、合格できなかった子がまた(オーデションに)きてくれる。他の作品もあるので!(合格の基準は)本当に僅差、並んだ時のバランスで優劣ではない。ただ、みんなのお芝居がお行儀がいい(笑)。アニーはそういうキャラは出てこない、バイタリティー、生命力のある子なので」とコメント。
最後に全員で「Tomorrow」の合唱。その歌声は何度聴いても熱いものが込み上げる。
それから合格した興奮のまま、フォトセッション、おそらく人生で初めて?各メディアの取材陣、多くのシャッター音。最初は緊張の面持ちで撮影に応じていたが、次第に慣れてきて(笑)。皆、とびきりの笑顔で!


そしてアニー役の2名、丸山果里菜さんと小野希子さん、演出の山田和也が取材に応じた。
まず、合格した瞬間の気持ちを聞かれ、丸山果里菜さんは「受かると思ってなくてもう本当に嬉しくて飛び跳ねちゃいました」と語り、小野希子さんも「嬉し涙が止まらないです」とコメント。そしてお二人の夢は「両親とたくさんの旅に出たいです」と丸山さん。小野さんは「ミュージカルにいっぱい出ること」とのこと。そして演出の山田和也は「大変なのは当たり前なんですけど…」と言いつつ、「ドキドキしながら、ちょっと冷や冷やしながらやってました。2025年、今年は日本初演から40年、今まで作品を手がけてきた皆さん、出てくださった皆さん、そしてご来場くださった皆さんの積み重ねで40年。僕はたかだか、僕2017年からですから…けれども責任重大、40年をしっかり、今まで以上のアニーにして皆さんにお届けできるようにしたい。40周年身が引き締まる思いですけれども、楽しいものにできればなと思ってます」と語る。

またこのアニーのオーデションを目指したきっかけを聞かれて「2022年のアニーを観た際、レベルの違いに驚き、私もやってみたくて応募しました」と丸山さん、今回3回目の挑戦でアニー役に。小野さんは「2023年に観たアニーの元気な姿に憧れ、とにかくこの舞台に出たいと思い応募しました」と2回目の挑戦でアニー役を射止めた。
またどんなアニーを演じたいかの質問に「アニーは素直で元気な子。私もいつも元気なので、そのままの姿を出していきたいです」と丸山さん。小野さんは「ずる賢くてかわいいアニーになれるように頑張りたいです」とコメント。また、得意技、好きなことを聞かれ、丸山さんは「アクロバットで転回という技をマットなしで。好きなことは友達と喋ったり、ダンスを踊ること」と答え、山田和也、「!」な表情。小野さんは「ダンス。家族が好き…好きなことは、友達と変顔すること」と子供らしい回答。
公演は来年の4〜5月。これから濃密な稽古が始まる。どんなアニーが飛び出すのか、来年が待ち遠しい。

<2023年合格発表の様子>

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ストーリー
米オリジナル作品 トニー賞7部門受賞“ 世界中の人々の心をとらえる「愛」の物語 ”
舞台は 1933年、世界大恐慌直後の真冬のNY。街は仕事も住む場所もない人であふれ、誰もが希望を失っていました。そんな中、どんな時も夢と希望を忘れないひとりの少女がいました。11 歳の赤毛の女の子、アニーです。11 年前に孤児院の前に捨てられていたアニーは、いつか本当の両親が迎えに来ると信じて暮らしています。
ある日、なかなか迎えに来ない両親を自分から探しに行こうと、院長のミス・ハニガンに見つからないよう、こっそり孤児院を脱け出しますが、すぐに警官に捕まって連れ戻されてしまいます。ふとしたきっかけで、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースと出会ったアニーは、ウォーバックスの自宅で休暇を過ごすことになります。
前向きなアニーに魅かれたウォーバックスは、養女にしたいと考えますが、彼女は本当の両親のことが忘れられません。けなげなアニーの気持ちに心打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけてアニーの両親を探そうとするのですが、お金を目当てに大勢の人々が自分こそアニーの親だと名乗りをあげ、なかにはルースターとリリーという悪巧みをしている人物もいて・・・。 はたして、アニーは本当の両親を探し出すことができるのでしょうか?

概要
丸美屋食品ミュージカル『アニー』
日程・会場:2025年4月〜5月 新国立劇場・中劇場
脚本:トーマス・ミーハン
作詞:チャールズ・ストラウス
作曲:マーティン・チャーニン
演出:山田和也
音楽監督:小澤時史
振付・ステージング:広崎うらん

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/annie/

Annie2025©NTV