
今回の公演は、これまでの舞台を超える壮大なアクションや話題性のある要素を盛り込み、いよいよ、U-20戦。
U-20日本代表 VS. 青い監獄選抜「特別壮行試合(スペシャル・ビッグマッチ)」、ブルーロックの存続がかかった超大事な戦いを描く。そして対戦相手のU-20日本代表、その名の通り、20歳以下のサッカーワールドカップU-20の日本代表チーム。。主将オリヴァ・愛空(桜庭⼤翔)を始め大変有望な選手を多く抱えている。
開演15分前と5分前に諸注意のアナウンスが流れるが普通のアナウンスではなく、キャラクターの声、そして諸注意を”観戦ルール”つまり、観劇ではなく、観戦!
通路から絵⼼甚⼋(横井翔⼆郎)登場、クールな佇まい。主人公である潔 世⼀(⽵中凌平)が言う、「絶対勝ってその先へ!」勝たなければ、先に進めない。相手チームの⽷師 冴(猪野広樹)「世界一しか興味がない」早々にオープニング。それから物語が始まる。
劇場も広くなったので、通路を使う演出が増えている、客席もまた、この物語世界の一部、よって観客は”観戦”と言うことになる。早々に”試合”開始、潔 世⼀は相手チームの強さを思い知る、そう簡単には勝てない、相手も必死、先制はU-20。
サッカーの試合を舞台上で、照明、音、マイム、パネルなどあらゆるものを駆使して表現、そして心の声、相手の思惑、これらがセリフとなってキャラクターから発せられるので、サッカーの試合の奥深さも同時に体感できる。オリヴァ・愛空(桜庭⼤翔)、主将だけあって相手の動きを先読み、パスカット、攻撃も阻止、鉄壁。
この手に汗握る試合だけが見どころではない。敵味方に別れてしまった兄弟、弟の⽷師 凛(草地稜之)と兄の⽷師 冴の幼い頃も描かれている。めっぽう強い兄に憧れる弟、兄の背中を見続けてきた、兄は先にスペインへ、そして「世界は広い」と言う兄。
弟は尊敬する兄のためならと思うが、その兄から「兄ちゃんのため??消えろ!」と言う。弟の複雑な感情、その怒りをサッカーにぶつける。この兄弟の葛藤、敵味方になる皮肉、ここはヒューマンドラマとしてしっかりと見届けたい。
いわゆる1幕の2幕の間の休憩時間、舞台上のスクリーン『ハーフタイムスコア』と誰がゴールしたかが映し出されるので、休憩時間も作品世界をKEEP。2幕の冒頭、U-20の様子、想像以上に相手チームが手強いことを感じるシーン。また、ちょっとした観客参加の場面もあるので、ここはクラップで大いに盛り上がりたい。そして試合シーンとなっていく。
原作を知っていれば、展開も結果もわかっているのだが、それでも引き込まれる。「どうすれば勝てる?」と潔 世⼀は呟くが、これは勝負の世界全てに通じること。勝負の世界にいる世界中の人が思う『命題』だ。
絵⼼甚⼋は「お前らが日本のサッカーを変えていく」と言う。これは最大の”褒め言葉”だ。上演時間は15分の休憩をはさんで2時間15分ほど。熱いサッカーの試合、東京は25日まで、それから大阪は30日から6月1日まで。
公開ゲネプロの前に簡単な会見が行われた。登壇したのは潔 世⼀役の⽵中凌平、⽷師 凛役の草地稜之、蜂楽 廻役の佐藤信⻑、そして⽷師 冴役の猪野広樹。
今の心境。
⽵中凌平「稽古日数が若干少なめだったので、大丈夫かなという不安もありましたが、できる範囲のことはやったので、あとはそれをお客様に届けるのが嬉しいです」
猪野広樹「個人的にサッカーがすごい好きでしたが。部活としてはやってはこなかったのですが、いつか来世はサッカー選手になりたいなっていうのが、ここで叶ったので!ありがとうございます」
草地稜之「サードステージから参加させていただきまして。前回いろいろ学んだこととかを次のステージに立った活かせたらいいなって思ってました。い今回いろいろ挑戦できたらいいなって…挑戦の気持ちと楽しみな気持ちがあります」
佐藤信⻑「第4弾、『ブルーロック』としても、大きなステップアップ、舞台としてやるのがすごく楽しみですし、稽古も新しいセットだったり新しいキャストの方も増えて大変だったと思いますが、今日この日を迎えられて!」
またシリーズ、今回で四回目と言うことで
佐藤信⻑「広くなったので、またいろんな表現、新しい表現が…今回試合量が半端ない、ずっと試合。今までは試合しお芝居があって、みたいな…。今回は本当に1試合のみです。体バキバキです(笑)」
猪野広樹「日本代表としているんですけど、ブルーロックのメンバーは2年間やってきたものがしっかりと刻まれている。こうやって日本代表として今回僕たちは、その2年間を全部ケチらしてやろうみたいななんか勢いで!日本代表のメンバーもみんなすごくいい、もちろんブルーロックの人たちもすごいいい、こっちが『やってやるぞ』っていう…またそれに乗っかって『やってやるぞ』って…相乗効果が生まれたと、皆変わってきたなっていう実感はあるので、初日開けて千秋楽までどこまで熱量が上がっていくのかってのはすごい楽しいですね」
また、兄弟役については
草地稜之「『兄弟落差』というか、それどうを演じるかっていう話を結構めちゃくちゃ話しましたね」と言い、兄役の猪野広樹は「初日から200倍真面目って最初思ったんですけど。”こうしてこう”っていうのを伝えたらもう次から変わってるしかすごい考えてきてて。この糸師凛っていう役をすごく大事にしてるんだろうなっていうのがすごく伝わってきた。それはやっぱりそれに僕が答えなきゃいけないなって」とコメント。
また、佐藤信長は「僕たちの動きも段取りがかなり多かったり…稽古の中で染みついてきたなと。ここまでくると意識しなくてもできるようになってきたなって。そこまで来ると、そこからもっと楽しめる、楽しむためにはその土台が必要」とコメント。話は尽きない様子だが、最後に公演PR。
佐藤信長「今まで作品やってきて、今作4作品目、本当にたくさんの方に今まで愛されてここまで頑張って…楽しみにしていただいてるなっていう、いろんな声が届いてまして、その期待に応えられるように楽しんで帰ってもらえるように精一杯、僕たちも楽しんでいきたいと思います」
草地稜之「期待に応えられるように、稽古、精一杯練習を積み重ねてきたので今日から、約1ヶ月ぐらい、本番期間を楽しみにしていただけたら嬉しいと思います」
猪野広樹「ここまで紡がれてきた物語。次の物語を繋げられるよう、今作を務めたいと思い愛したいと思います。サッカーを愛して、演劇を愛してる僕からこそ、もう一度頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
⽵中凌平「U-20は原作を読んでてもすごく面白くて大好きなところなので、そこをお届けできるのはすごく嬉しく思います。舞台を観劇+観戦するような…そんなお芝居になればなと思います」
イントロダクション
“青い監獄ブルーロック”の過酷なセレクションを生き抜いた潔 世一たちが
プロジェクトの存続を懸け、U-20日本代表との運命の大一番ビッグマッチに挑む!
彼らの前に立ちはだかるのは、
“ダイヤモンド世代”と称されるU-20日本代表と世界が認める天才プレイヤー糸師 冴。
“青い監獄ブルーロック”の攻撃は、鉄壁の守備を誇るU-20日本代表に通用するのか――。
勝てばU-20をジャック!負ければ〝青い監獄ブルーロック〟解体!
運命を切り開く、史上最も熱い戦い試合が今、始まる!!
概要
舞台『ブルーロック』4th STAGE(読み ブタイ『ブルーロック』フォースステージ)
日程・会場
東京
2025年5⽉15⽇(⽊)〜25⽇(⽇)THEATRE MILANO-Za
大阪
2025年5⽉30⽇(⾦)〜6⽉1⽇(⽇)東⼤阪市⽂化創造館 Dream House ⼤ホール
原作
原作︓⾦城宗幸 漫画︓ノ村優介『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本・演出:伊勢直弘
出演
潔 世⼀︓⽵中凌平
⽷師 凛︓草地稜之 蜂楽 廻︓佐藤信⻑
凪 誠⼠郎︓佐藤たかみち ⼠道⿓聖︓松⽥ 岳
烏 旅⼈︓宇野結也 雪宮剣優︓遊⾺晃祐
千切豹⾺︓佐伯 亮 ⼆⼦⼀揮︓前嶋 曜
御影玲王︓菊池修司 氷織 ⽺︓三浦海⾥
⾺狼照英︓伊万⾥ 有 ⼄夜影汰︓健⼈
蟻⽣⼗兵衛︓磯野 ⼤ 我⽛丸 吟︓村松洸希
絵⼼甚⼋︓横井翔⼆郎
オリヴァ・愛空︓桜庭⼤翔 閃堂秋⼈︓松本 岳
蛇来弥勒︓ジョエル・ショウヘイ 仁王和真︓影⼭達也 ⾳留徹平︓中⼟井俊允
超 健⼈︓古⽥ 蓮 颯 波留︓荒牧⼤⽮ 不⾓ 源︓⼟居健蔵
⽷師 冴︓猪野広樹
制作:Office ENDLESS
主催:舞台『ブルーロック』4th STAGE 製作委員会
問合せ:Office ENDLESS
公演事務局︓ info@officeendless.com(平⽇ 10:00〜17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
※お問い合わせの際は必ず公演名をお伝えください。
公式HP:https://officeendless.com/sp/bluelock_stage
公式 X(旧 Twitter): @BLUELOCK_STAGE
ハッシュタグ「#ブルステ」「#ブルーロック」「#BLUELOCK」「#エゴい」
©⾦城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会