藤原紀香,葛山信吾,高橋惠子,松平健,酒井敏也etc.出演 舞台「サザエさん」開幕@明治座

アニメ「サザエさん」は放送スタート以降、24年には放送55周年を迎えた。19 年には、アニメから10年後の磯野家を舞台に一家の日常を描き明治座と博多座での舞台化がされ、22年に舞台版第2弾の上演、この25年6月に明治座、7 月に新歌舞伎座にて19年の初演で大好評の作品を再演。
脚本・演出は田村孝裕。メインキャストは、19年、22年公演同様、サザエに藤原紀香、マスオに葛山信吾、フネに高橋惠子、波平に松平健と、豪華ベテランキャストが集結。子供たちキャストは一新。ONE N’ ONLYの草川直弥・佐藤友祐のWキャスト、ワカメに日向坂46 の平尾帆夏、タラオには wink first/TRAINEE の藤代翔真・松﨑光の Wキャスト、タマには19年、22年に続き酒井敏也。山口森広、惣田紗莉渚、立花紫音らも出演。

<公開ゲネプロの様子>
ストーリー展開はこちらを参照。
https://theatertainment.jp/japanese-play/38113/

フネさんにしか見えない!手にしてる団扇が昭和!七輪!
波平さん!
マスオさんポーズ。
タマ!!見てるうちにリアルなタマに見えてくる。
ワカメちゃん!着てるワンピースが可愛い。
三河屋さん!
穴子さん!!!
「中島〜」「磯野」今も親友。カツオのバイト先はレストラン。
カツオとワカメ、部屋は相変わらず、共有。本棚には漫画ばかり。
「マスオさんが…」「サザエ?!」どうした、どうした!

オフィシャル写真到着。

(左から)草川直弥、平尾帆夏、松﨑光、藤原紀香、葛山信吾、松平健、高橋惠子、酒井敏也

公開ゲネプロに先駆けて簡単な会見が行われた。登壇したのは、藤原紀香、葛山信吾、高橋惠子、ONE N’ ONLYの草川直弥・佐藤友祐、日向坂46の平尾帆夏、wink first/TRAINEE の藤代翔真・松﨑光。完璧な『サザエさんファミリー』という感じでフォトセッションの後、挨拶。

藤原紀香「フグ田サザエ役の藤原紀香でございま〜す。お忙しい中、取材にお越しいただきありがとうございま〜す」
アニメで聞き慣れたイントネーションで挨拶
「今年で3回目、(初演時と)同じ脚本ですが、改めて読みますと感じ方が違います。またフレッシュなメンバーを迎えて新風が吹き込んできたなっていうわくわく感もありました。前回(2022年)でコロナ禍も経験し、人と人との距離感というものが変わって、温かい心と心のつながりの大切さをもう一度脚本から再認識しました。演出家の田村先生のもとでみんなで一緒にやってきました。原作の『サザエさん』、アニメも55年を超えて、人々から愛されているのは、みんなが誰かのために…自分のためではなく、誰かのためにエネルギー使う…小さなことも大きな幸せがある、サザエさん一家て本当にすごいなと。そんな中、ようやく初日、大切なことを思い出す、大切な人を思い出す、家族のことを思い出す、大事なことを思い出す、そして何よりも優しく生きられるな、そんなふうに思いながら劇場を出てもらえれば嬉しいなと思っております」

葛山信吾「新しいメンバーも入り、皆、本当に個性的な方々でいつもパワーをいただきまして。一緒に芝居して大変面白い、どの組み合わせも見ていただけるとありがたいです」

草川直弥(ONE N’ ONLY)「毎日の稽古が僕にとってもう楽しみで…まるで本当の家族のように和気藹々。明日から(公演が)始まりますけど、家族の大切さを改めて感じていただけたら何よりも嬉しいです」

佐藤友祐(lol)「カツオ役のお話を聞いた時『カツオ、やるんだ!』という驚き…最近は『カツオ』と呼ばれることが(笑)。本当に勉強になりますし元気をもらい、その中でも素敵なキャストの皆さん、いつも本当に恐れ多くて…衣装とかメイクとかをすると、より一層サザエさんファミリーに僕も入ったんだという気持ちがどんどん増していきます。今回は草川くんとWキャスト、10年後のカツオ、素敵なカツオを届けられたら」

カツオ役はWキャスト。

平尾帆夏(日向坂 46)「とても光栄で、緊張しています。温かい…『ファミリーだから』と言われまして。舞台上で精一杯!」

藤代翔真(wink first/TRAINEE)「初舞台で緊張しています。皆様が励ましてくれたり…自分なりの演技、日々考えていますので、今回はしっかり僕の演技を見て、一緒に楽しんでいただきたい…今回はすごく緊張してます、よろしくお願いします」

松﨑光(wink first/TRAINEE)「初舞台で緊張しています。すごくサポートしてもらってここまで来ました。やっぱり何かに挑戦したり勉強なりました。明日から始まります、温かい目で見ていただけたら」

タラちゃん!Wキャスト。成長してる!

酒井敏也「みっちり稽古しました。田村さん、すごいなと、本当に面白い芝居ができました、明日が楽しみです」

高橋惠子「割烹着を着て主婦の役目をしてますが、(実生活では)最近はほとんどありません。いつもよく子供たちの心配をしたり、そんな毎日、波平さんのパートナーといいますか、フネとして楽しむこと、とても嬉しいです。日本の人たちはサザエさんを知らない人はいらっしゃらない、田村さんが演出、そして脚本を書いていらっしゃるので(原作、アニメの)プラスアルファがこの舞台と思っております。素晴らしいキャスト、スタッフ、今『サザエさん』ができること、令和という時代にこういう家族の話ができるのが嬉しいです」

松平健「テレビでおなじみのサザエさん。これの10年後、波平も10年後にはこんなに大きくなっております。定年退職して希望のない、そんなところからスタートしていますが、子供達も成長して、その子供達との別れ、笑ったり悲しんだり、人間の、家族のそういった絆、今まで観たことのないお客様、また以前観てくださった皆さんにも楽しんでいただける作品だと思います。ぜひよろしくお願いいたします」

それから質疑応答、若手キャストが一新したことについて藤原紀香は「カツオたちがWキャストで、それぞれの個性、違うお芝居、本当に面白いです。独特の間もありまして。みんな可愛く、かっこいい、ちょっとずつ違ったりしての工夫、面白いです」

また藤原紀香は「(若手キャストの皆さん)健さんに恐れ多くて多くて話せないのかなと思って。松平健さんのボールペンをプレゼントして、コミュニケーションのひとつになるかな?と健さんの知らないところで」それを受けて平尾帆夏は「松平さんのボールペン、紀香さんにいただいて、オーラがすごくて話しかけづらかった松平さんともお話できて、ポールペンに救われました」と語り、松平健ご本人は「「いや全然知らない…」とコメント、笑いが起こった。
藤原紀香は「波平さんを初演から健さんがやっていらっしゃる、みんなを包み込んでくれる、うっとりさせられる、声も綺麗。もう将軍様から西遊記の牛魔王、大好きな大尊敬する俳優さんです…みんな素晴らしいキャストです、みんなで一丸となって」とコメント。

また、最近幸せだなと思ったことという質問、

葛山信吾は「毎日朝起きて普通に幸せ」といい、藤原紀香は「みんなのエネルギー、みんなを幸せにしようとしているお芝居なので」、草川直弥は「普段は歌って踊ってるので、明治座に立つことは普通にしてたらできない。おばあちゃんが喜んでくれたのが幸せ、おばあちゃん、90歳です(一同、驚きつつ笑顔)」佐藤友祐は「差し入れが豪華で!美味しいものが…幸せです、美味しいプリンとか、あとワカメ(平尾帆夏)が駄菓子をお店みたいに大量に…太りました(笑)」、藤代翔真は「日々学校に行きながら稽古ですけど、タラオ役になったので友達から『観にくるよ』とか言ってくれる友達もいて」と言い、松﨑光は「ここにいることもすごく嬉しい、毎朝起きてご飯食べて稽古場に行って…1日頑張れる、楽しいことができる幸せ」とコメント。平尾帆夏は「メンバーの仕事と並行して稽古、パワーをくださって幸せ」と語る。酒井敏也は「ご飯食べてる時が幸せ」とシンプル。また、高橋惠子が「紀香さんがみんなを集めて食事会をしてくださって、家族の団欒、一緒にご飯食べて美味しいねって、本当にこのメンバーで集まって幸せです」松平健は「朝、目が覚めたとき」とシンプル。ここで時間となり、会見は終了した。
公演は17日まで明治座、その後は大阪、7月5日〜8日まで新歌舞伎座にて。

<製作発表会レポ>

藤原紀香 葛山信吾 高橋惠子 松平健 舞台「サザエさん」製作発表会レポ

<2019年公演レポ>

明治座9月 舞台『サザエさん』「みんな、家族だから支え合って生きていこうよ」「私っておっちょこちょいであわてんぼう」(サザエさん)

<2022年公演レポ>

藤原紀香主演!明治座 舞台『サザエさん』あの10年後からちょい先の磯野家の物語、相変わらずの楽しい、ほのぼの一家!!

概要
舞台「サザエさん」
原作:長谷川町子
脚本 ・演出:田村孝裕
出演
藤原紀香 葛山信吾
草川直弥(ONE N’ ONLY)(W キャスト) 佐藤友祐(lol)(W キャスト) 平尾帆夏(日向坂 46)
藤代翔真(wink first/TRAINEE)(W キャスト) 松﨑光(wink first/TRAINEE)(W キャスト) 酒井敏也
高橋惠子 松平健 ほか
会期会場:
東京:2025年6月5日(木)~17日(火) 明治座
大阪:2025年7月5日(土)~8日(火) 新歌舞伎座

オフィシャル HP:https://www.sazaesan-stage.jp

©長谷川町子美術館