ミュージカル『アニー』 主演は下山夏永&牧田花 ゴールデンウィーク上演  

丸美屋食品ミュージカル『アニー』、来年2026年のアニー・孤児役 合格者発表が行われた。
1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。アメリカ演劇界最高の賞といわれるトニー賞では作品賞をはじめとする7部門を受賞し、ミュージカル史に燦然と輝く名作。
いまでも世界各地で上演されつづけ、2025年には、日本テレビが日本で上演をはじめてから40年目を迎えた。
公演は2026年4月25日~5月11日、新国立劇場・中劇場にて。

都内で発表会が行われた。
主役のアニー役2名、孤児役12名の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たち、おしゃべりする子もいれば、早くもお祈りポーズをしてる子も。あと数分で結果が発表。それから、”大人たち”、主催者、スタッフが次々と部屋に。いよいよ発表。その前に主催側からの挨拶。
日本テレビのコンテンツ戦略本部・事業局長の関川悦代より挨拶。
「ここまでの頑張りに本当に皆さんに拍手をお送りしたいと思っております」と子供達の労を労った。そして「1986年に初演を迎えて、来年なんと累計入所者数200万人を超える見込みとなっております。我々スタッフも来年こういう形で迎えられるということを、大変意義深く思っております」今年は40年目、もはや国民的ミュージカル。そして「来年に向かってやっていきますが、この作品をさらに大きくできるようにやってまいります」と挨拶。それから、長年協賛し続けてきた丸美屋食品工業の取締役マーケティング本部本部長の杉山典由が挨拶。

緊張しつつ話に耳を傾ける。

「ここにいらっしゃるファイナリストの皆さん、2日間のオーディション大変ご苦労様でした。お疲れ様でした」と子供達に向かって挨拶、子供達からは元気よく「ありがとうございます!」そして続けて「ここに最後残った皆さんは本当に多分実力をお持ちの方ばかりだと思います。努力が実って、名前が呼ばれる方もいらっしゃるしし、残念ながらもう一歩手に届かない方もいらっしゃると思いますけども、まず皆さんこれからまだまだ長い人生の中でたくさんの目標やチャレンジがあると思うんですけども、ここまできたことを一つ自信に。これからもですねいろんなことにチャレンジしていただけたらなと思います」と呼びかけた(子供達から元気よく「はい!!」)。それから「私もこの仕事をさせていただいて10年ぐらい経ちますが、たくさん、毎年感動をもらっているので、合格された方はこれから厳しい稽古ですとか…もっともっと成長して、来年4月25日、東京公演初日に元気に舞台に登場していただいて、全国のアニーファンに感動を与えるようこれからも努力してもらいたいと思います。最後になりますが、後ろにいらっしゃる保護者の皆様今日は一つの区切りになると思いますが、子供たちは非常に頑張ったと思います。結果はどうあれ、笑顔で皆さんご自宅に帰っていただければと思います。丸美屋としてもこれからもアニーを応援していきたいと思っております」
それから演出を担う山田和也より挨拶、まずは子供達に向けて「お疲れ様でした。皆さんありがとうございます。楽しかったですか(「はい!!」の元気の良い声)。良かったな」と語り、「僕たちは楽しかったかっていうと本当は大変だった…何が大変だったかっていうと、選ぶっていうことが大変なんですよ。1人1人にはそれほど差はなくて、1人1人が頑張ってきたこととか1人1人にいいところってちゃんと見えてくるんですよね。その中から選ばなくてはならない、毎年言ってますけど、本当はみんなとやりたい」と言い「今回名前を呼ばれる人も、名前呼ばれなかった人も、もし次に何かのオーディションに挑戦するとしたら、きっと、まだもっともっと頑張れるんです。もっともっと作品が良くなって、もっともっとみんなが切磋琢磨する、もっともっと1人1人がもっともっと成長できて、そうすると、見に来るお客様ももっともっと素敵なものを見られるようになっていく、そういう日本のミュージカル、いいかなって思ったので、ちょっと付け加えておきます。でもみんな本当によくやりました」

そしていよいよ合格発表、番号と名前を呼ばれて、思わず顔を覆う子、満面の笑みの子、まさに悲喜交々。そして全ての発表が終わり、ここでピアノに合わせて「トゥモロー」を合唱。そして残念ながら落ちてしまった子は保護者と一緒に退出するが、その前に抱き合う子も。ほんの数十分の出来事だが、濃密は数十分であった。

合格したら、早速フォトセッション、多分……人生初?
<チームバケツ>

<チームモップ>

<みんなで>

<アニー役の下山夏永、牧田花、丸美屋食品の杉山典由>

<アニー役の下山夏永、牧田花、山田和也>

<アニー役の下山夏永、牧田花>

それからアニー役の下山夏永、牧田花、演出の山田和也の会見が行われた。アニー役の二人にとっては大勢の記者の前で何か喋るのも、多分人生初、「初尽くし」。

まずはアニー役に選ばれた気持ちを。
下山夏永「もう何も喋れないほど嬉しいです」
牧田花「もうドキドキしすぎて、今小指が揺れてます。(本当に小指が震えているのを取材陣に見せる)」

また、山田和也は来年に来場者が200万人を突破することについて「言葉にならないぐらい。ありがたいことだと思いますし、僕の前にもたくさんのスタッフさんや演出家さんがいて、きっと僕の後にも新しい演出家さんやスタッフさんがくるので、その歴史の中にある作品をお預かりしているっていう緊張感と喜びと両方あって、200万という数字も区切りの一つでしかないのかもしれないですけども、でもその人数に達する作品がたくさんあるわけでもないので、そこの一角に居させていただけることは本当に光栄だなと思ってますし、身が引き締まります」と語る。
また、合格したことを誰に一番に伝えたいかという質問には
下山夏永「パパです」
牧田花「おばあちゃんです」
また、どんなアニーを演じたいかという質問に
下山夏永「今までのアニーで一番すごかったって思ってもらえて、みんなが見た後、笑顔になれるアニーになりたいです」
牧田花「見てるだけで、この子面白いって思ってもらえるようなアニーになりたいです」
また、今回のアニー役の二人の魅力について山田和也は
「下山さんはそんな大きな舞台に出た経験がまだない。そこが多分魅力だったんですね。レッスンを重ねてる子とか、経験の豊富な子はそれなりのその表現力があったり、安定感があったりするんですけど、瑞々しいっていうんですか、どの瞬間も自然で、そこがちょっと魅力的だったのが決め手だったかなと。牧田さんは『アナと雪の女王』でヤングアナをやってるんですけど、そういう安定感、訓練を積んでいるその表現の豊かさみたいなものがある。全く違う2人でやるとすごく良いアニーになるのではないか、というところが決め手でした」とコメント。

これから長い稽古が始まる。そして来年の4月25日より公演、41年目の『アニー』が始まる。

 

<2025年公演レポ>

ミュージカル『アニー』明日は幸せと 40年目の開幕!

<2025年アニー役色紙コメント>

ミュージカル『アニー』丸山果里菜&小野希子 色紙コメント到着

概要
日程・会場:2026年4月25日~5月11日、新国立劇場・中劇場
脚本:トーマス・ミーハン
作曲:チャールズ・ストラウス
作詞:マーティン・チャーニン
演出:山田和也
音楽監督:小澤時史
振付・ステージング:広崎うらん 

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/annie/

Annie2026©NTV