丸美屋食品ミュージカル「アニー」制作発表会 オリンピックに負けないパワーで!50年先も!100年先も!

晴天だが寒い寒い、12月9日、丸美屋食品ミュージカル「アニー」制作発表会が行われた。時間になり、始まった。最初に挨拶したのは秘本テレビ放送(株)取締役・廣瀬健一より挨拶があった。日本での上演の歴史は古く、「初演をみた方は今はほとんどいないのでは」とコメント、なんといっても35回目である。「初めてみたときは画期的なものだなと・・・・・2017年より山田和也さんの演出になり、かなりパワーアップしました。常に時代に合わせて進化しています。35年に渡ってご支持を得ておりますが、慢心することなく、一つ一つのステージが新たな出会いと思っています」と挨拶。


続いて丸美屋食品の代表取締役社長の阿部豊太郎より挨拶、「協賛、いつも嬉しく思います。2020年はオリンピックイヤーです。オリンピックに負けないように!また藤本さんは、オリンピックに2度も出場しています、オリンピックイヤーにふさわしいキャスティング、裏方としてサポートしていきます、差し入れもさせていただいてます、オリンピック以上の感動を!」と意気込んだ。

それから順番に挨拶。
「毎年やってて、すごく新鮮で、子供達、お客様の反応がいつも違う。同じ作品にはなりえません。山田さんの演出も少しずつ変わってます」(ウォーバックス役:藤本隆宏)
「2017年のことは・・・・思い出せません(笑)、つまり新たな気持ちで!17年の時は100ボルトでしたが、ハイテンションで1000ボルトに上げていきます!子供達が主役、子供達のエネルギー、パワースポットです!」(ハニガン役:マルシア)

「昨年出演したときは子供達のパワーに圧倒されました。毎日変わっていくのが新鮮です。新しいキャストの方もいらっしゃるので頑張ります」(グレース役:蒼乃夕妃)
「初参加、光栄です!オリンピックに負けないように!」(ルースター役:栗山航)
「『アニー』って楽しそうだなって思ってました。関われることに、まだ実感がないですが、大人の役、悪役に初挑戦です。新しい一面に出会えるかな?と」(リリー役:河西智美)

それからアニー役の德山しずく(とくやま しずく)、荒井美虹(あらい みく)が登場、大きな拍手。
二人声を揃えて「よろしくお願いいたします!!!!」
アニー役を演じるに当たっては、
「いつ、どこでみられているかもしれないので挨拶や言葉遣いには気をつけたいです!心に残るアニーを」(荒井美虹)
「ダンスが得意なので、オーデションでは踊り切れたので、自信がわきました。演技でアニーの気持ちを伝えられたら」(德山しずく)
・・・・・大人顔負けなしっかり発言!

「1年目は、最初は大変で無我夢中でした。振り返って2年目で直して、3年目も・・・・今回は経験者が3人いるのですが、子供達は入れ替わっているので変わらざるをえないです。子供達の発想やエネルギー、大人を大人でいさせてくれない!新鮮な『アニー』を!」(演出:山田和也)
ここで資料映像が流れ、66名のアニー役の名前が流れた。この歴史、まれに見る長い長い歴史のある作品だ。藤本隆宏が「50年、100年と!」といい皆、大きく頷いた。

ここでスペシャルゲストの登場、なんと初演演出の篠﨑正光が登壇、当時の映像(稽古場)が流れた。
「当時の社長がやりたいと・・・・・でも簡単には作れない、当時30代でした。全てが一丸となって作るしかないと、きっちり作ろうと。合宿もやりました。僕は怒ってはいなくて、叱っているのです(映像がちょうど叱っている場面だったことに触れて)。子供達を成長させるんです、感情はぶつけません」とコメント。それを受けて山田和也は「これからは叱り飛ばそうかと(笑)、パワハラと思われないように(笑)」とコメント。篠﨑正光は続けて「ウォーバックスは何かがかけている人物で、これを造りたかった。当時はモーレツ社員時代で夜中まで仕事をしていた時代だったが、果たしてそれが幸せなのかと・・・・・」と蘊蓄のあるコメント。実はウォーバックスの”気づき”の物語でもあることを示唆した。そして「50年、100年続けて欲しい、当時は7ヶ月半稽古しまして、みんなフーフー言ってました。”心を作る”ことが大切」と語ってくれた。


それから質疑応答、「笑顔になる秘訣は?」と質問に
「のりたまと麻婆豆腐があれば!!!!」と栗山航が”丸美屋愛”に溢れた回答、思わず皆大笑い。それに対してマルシアも「私も丸美屋さんの商品で(笑)」と返し、続けて「感謝すること」とコメント。藤本隆宏は「人の笑顔を見ること」といい蒼乃夕妃は「自分の笑顔、相手の笑顔」とコメント。河西智美は「笑顔を忘れないこと」と語る。アニー役の2人は「観てくださった方が笑顔になるように」(荒井美虹)、「いつも笑顔で」(德山しずく)とコメント。会見時も皆、いい笑顔!

そして囲みではアニー役の2人揃って「緊張した〜」と声を揃えて。最後に声を揃えようと「ぜひ」と言ったところでちょっと・・・・(笑)、気をとり直して「ぜひ、劇場に観に来てください!」と元気よく締めて会見は終了した。

 

<チケット発売日>
2019年12月14日 10時〜 発売開始予定
<キャスト>
アニー役: 德山しずく(とくやま しずく)、荒井美虹(あらい みく)、
ウォーバックス役:藤本隆宏、ハニガン役:マルシア、グレース役:蒼乃夕妃、ルースター役:栗山航、リリー役:河西智美
【公演概要】
日程・場所:2020年4月25日〜5月11日 新国立劇場 中ホール
8月からは、大阪、群馬、名古屋、富山で上演。
脚本:トーマス・ミーハン
作曲:チャールズ・ストラウス
作詞:マーティン・チャーニン
演出:山田和也
音楽監督:佐橋俊彦
振付・ステージング:広崎うらん 他
主催・製作:日本テレビ放送網株式会社
協賛:丸美屋食品工業株式会社
公式HP:http://www.ntv.co.jp/annie/
取材・文:Hiromi Koh