声優事務所の81プロデュースが毎年8月1日に催す一般向けの声優オーディション「81オーディション」。今までに、江口拓也・原紗友里・斉藤壮馬・大久保瑠美・西山宏太朗・上田麗奈・駒田航・高橋李依・土田玲央・稗田寧々・南早紀などがこのオーディションから発掘されている。
今回で16回を数え、今回の応募人数は2,250名、最終選考参加人数 18名(内3名、当日体調不良・濃厚接触等で欠席)で都内会場で行われた。コロナ禍の影響もある中、3年ぶりに面接による2次審査(約200名)が東京・大阪にて実施され、当日の最終選考の審査も感染対策し審査が実施された。
司会は、恒松あゆみと酒巻光宏が、アシスタントを久遠エリサ(第10回特別賞)と折原秋良(第11回優秀賞)が担った。
審査は、課題のセリフ・ナレーション、自己PRや質疑応答を通して行われた。また、その模様は、バンダイチャンネル、LINE LIVEで無料生配信された。
当日夕に会場にて受賞発表がされ、優秀賞(グランプリ)には江口雄大さん(19歳)、特別賞には、德永朱音さん(19歳)、堀中雄太さん(21歳)が受賞した。
優秀賞(グランプリ):江口雄大
「これから声優人生、長い道のりが続くと思います。この受賞に慢心せず、エンタメ業界で最前線を張れるように頑張りたい」
特別賞:德永朱音
「私はアニメや声優さんに、たくさんの勇気をもらって生きて来ました。私も皆さんに生きる希望や勇気を与えられるように頑張ります」
特別賞:堀中雄太
「アニメや吹替、様々なジャンルで活躍できる声優になりたいと思います。受賞に調子に乗らず、地道に努力していきたい」
また、授賞式終了にあたり挨拶に立った同社社長の南沢道義より、司会の恒松あゆみと酒巻光宏に課題台本による掛け合いセリフの要望がなされ(と言っても、この数年恒例となった無茶振り)披露された。これは集まったファイナリストへの同氏からの模範演技のプレゼントだともいえ、受賞者にも今回は惜しくも逃した若者にもエールとなるものだろう。受賞した3名の今後の成長と活躍を祈念する。