展覧会 「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」が4月9日〜8月23日に国立映画アーカイブ(東京・京橋)にて開催。
日本の映画産業が隆盛を極めた1950年代から1960年代。映画界はさまざまな芸術分野のエキスパートたちに協力を仰ぎ、作品を続々と送り出し、その最たるものの一つが音楽だ。作曲家たちの多くが映画界と手を結び、その繁栄を力強く支えた。作曲家たちには、映画音楽の仕事は創作意欲を実践に移す貴重な機会だった。映画が量産されていた当時、活躍していた「3人の会」の黛敏郎、芥川也寸志、團伊玖磨(`24年4月7日で生誕100年)などの作曲家たちを取り上げ、200点を超える貴重な自筆譜や製作資料などを通じて彼らの功績を顕彰する企画だ。
`50年以前からの伊福部昭や早坂文雄、斎藤一郎など。`70年代以降に活躍する、武満徹、佐藤勝、山本直純などの多くの作曲家にも企画の視線が注がれていると共に、沖縄出身の作曲家 金井喜久子や、音楽の収録の現場を支えた指揮者吉澤博などにも目を向けていることも特筆的な内容と言える。
また、関連の映画上映及び、演奏会が開催される。映画上映は5月25日~7月28日。演奏会は、オーケストラ・トリプティークなどの出演により5月25日に開催。会場は共に同施設内の長瀬記念ホールOZUにて。詳細は後日、公式WEBなどで発表される。
中央エフエム RADIO CITYの番組 Hello! RADIO CITY 「今月の国立映画アーカイブ」より
概要
企画名:日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち
会期会場:2024年4月9日[火]- 8月23日[金] 国立映画アーカイブ 展示室 (goole Map)
入場料:一般250円/大学生130円/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名迄)無料
主催:国立映画アーカイブ
協力:株式会社スリーシェルズ
国立映画アーカイブ 情報WEB:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music2024/