TRUMPシリーズTVアニメ『デリコズ・ナーサリー』
ダリ・デリコ役 森田成一インタビュー

009年より劇作家・末満健一によって上演されている、累計動員数14万人超・オリジナル演劇作品『TRUMPシリーズ』。同シリーズ初のアニメ作品【TRUMPシリーズTVアニメ『デリコズ・ナーサリー』】が8月7日24:30より各局にて放送中。
この作品のメインキャラクターであるダリ・デリコ役の森田成一さんのインタビューが実現、オーディションのこと、役作り、作品についてたっぷり語っていただいた。

ーーこちらのお仕事をいただいた感想をお願いいたします。

森田:最初のオーディションはボイステープを録ってという形でした。しかし、この時点では、この作品の専門用語以外の情報はほとんどありませんでした。与えられた台本の中から類推して感じたダリ・デリコという人物は、面白そうな役だなと感じました。とても楽しくオーディションを受けたという記憶があります。

ーー結果を聞いた感想も合わせてお願いします。

森田:実はテープ収録の段階で、結構冒険的なこともやったんです…冒険的というか自分のこだわりですけど。「自分だったらこうやりたい」というものがあって、少しコメディっぽい感じの部分を、すごく強調して演じたんです。「これ、もしかすると嫌われるかもしれないな」と思ったんですけど、「僕だったらこうやる」っていうようなこだわりを入れられたので悔いはないし、落とされるんだったらそこかなとは思ったんです。もともと、ダリ・デリコっていうキャラクターが、まず“吸血種”であって、さらに貴族であるという大前提があるんですが、コミカルっていうのって、真逆で全く違う路線になってくる。どうしようかなと考えたんですけど、「いやここは大真面目にコミカルをやった方が絶対に面白いだろう」と思いました。それで落ちたならそこだろう、落ちなくてもそこだろうっていうような賭けでしたね。そういうところで採用していただけたのかな?と、とても嬉しく思いました。作品中も、そういったコミカルな部分は残して、収録をしているんです。

ーーコミカルな面を強調したというお話ですが、そこはやはり子育て要素があるからでしょうか?

森田:そうですね。その部分もありますし、一緒にこの物語を牽引していく他の3人の貴族(ゲルハルト・エンリケ・ディーノ)に対しても、コミカルな部分っていうのは出していますね。

ーーちなみに、これまでいろんな方がダリ・デリコという役を俳優さんが演じてきました。でも、何かそこから抽出した部分、意識した部分みたいなのはありますか?

森田:実は先日『グランギニョル』と『COCOON』星ひとつ編で、ダリ・デリコを演じていらっしゃる染谷俊之さんに初めてお会いして、対談もしました。元となる漫画やアニメがあったり、ゲームがあったりという、原作があって舞台化という形が今の2.5次元の文化として根付いていますよね。だけど今回の話は舞台シリーズが原作で、それをアニメ化する。そこで「さあどうしようか」と悩みました。けれど、最初に『グランギニョル』であり、『COCOON』星ひとつ編であり、このデリコにかかわる『TRUMPシリーズ』を見てしまうと「そこに引っ張られてしまうかもしれない」という恐怖がありました。ですので、役が安定するまでは「見るのをやめよう」と。ある程度、自分の中でキャラクター像ができてから、舞台を拝見しました。そこからまた少しずつ“増やす”ということをやってきました。

ーーご自身が作ったダリ・デリコ像と『グランギニョル』のダリ・デリコで差があった?

森田:これが不思議なことに、そんなに差異が見られなかったんです。そこは良かったかなと。僕もちょっとドキドキはしたんですけどね。というのも、元々この『TRUMPシリーズ』って長年上演されている作品ですから膨大な情報がある。そこにものすごく熱狂的なファンの方たちがたくさんいるわけです。その方たちの持っているイメージというものは、既に大きなものとなって、頭にも心にも残っている。そこに全然違う人間が新しくダリ・デリコとしてやってきましたって、まるで転校生みたいなのがやってくるわけですよ。そこの恐怖感というのは大きくありました。逆に言うと、僕が演じてきた漫画やアニメの登場人物を、舞台で役者さんが演じるときの恐怖っていうのもそういうことなんでしょうね。みなさん同じようにおっしゃっていましたので。それを今回初めて僕は感じました。「そうか、役者さんたちすごく大変だったんだな」と。この感覚を勉強できたのは良かったと思います。そういった中で、僕が考えていたダリ・デリコと、染谷さんが演じたダリ・デリコの間には違和感なく、僕は『グランギニョル』をワクワクしながら観ることができました。はじめはドキドキしながら観ていたんですよ。「これ全然違っていたらどうしよう」と。だってもう!やたらイケメンじゃないですか。他のメンバーもごっついイケメン揃いで、どうしたんだ、ここは!と(笑)。もはや全部CGなのかというぐらいのイケメンがウワーッって揃っている中、そんな世界観に僕が飛び込んだとしたらやっぱり不安ですよ。でも、僕だったらダリ・デリコをこう演じるというものは、自信を持ってやりたかったんです。そして、実際にそのこだわりを持って僕がダリ演じてみたときに、共通項が非常にたくさんあったので、そこはほっとしたのもあるし嬉しかったです。しかも、染谷さんとお話ししていたら、いろんなところで共通する部分がありました。ダリ・デリコを通じ、ダリを演じる人間は似通った思考、ロジックを持つんだろうなというところを感じました。とりあえず、ファンの人たちから怒られなくてすむ気はしています。

ーー最初の印象としては「面白そうな役だな」とおっしゃられていましたけれど、改めて作品を知って、舞台も見られてという段階で、今のダリ・デリコの魅力はどう考えていらっしゃるでしょうか。

森田:面白さっていろいろあると思うんですけども、お腹抱えて笑う面白さもあるし、非常に興味深いというような面白さもある。今回のダリ・デリコに関して言うと役者として演じる上で面白いと思っています。単にコミカルな役として面白いということではなくて、役者として「これは演じがいがあって面白い」というところが、僕にとって興味深いところです。まずは吸血種という設定。元々ゴシックホラーが大好きなんですけど、その中でやっぱヴァンパイアっていうテーマは魅力的に感じています。今までいろんな作品でヴァンパイアが様々な形で表現されていますよね。そんな表現が尽きることがない存在を、この『TRUMPシリーズ』では新しいヴァンパイアの形を、「吸血種」っていうものとして作っていると。そこにも興味が非常に湧きましたし、「やっと俺、ヴァンパイア(吸血種)役ができるんだ」という嬉しさがありました。それに、こういう世界にいながらも、何気にあまり来ないんですよ貴族役(笑)。どうも森田成一と言うと、大きな剣を振ってバッサバッサと斬る戦士みたいなイメージがあるようで(笑)。いや、森田成一はそれだけじゃねーぞっていう(笑)。そんなこんなで、なかなか貴族は演じさせていただける機会がないので、そこもやっぱり面白い。さらに今回一番大事なこのナーサリーという部分。子育て。お父さんとして子育てをするというところも今までにない。アニメとしても、あんまり子育てはトピックとしては取り上げられることがあまりないところなので、それを入れ込んできたところは興味深いところですね。さらに言えば、『TRUMPシリーズ』といえば、膨大で壮大なるクロニクルが魅力的ですよね。その1万年以上に及ぶクロニクルの中で、吸血種、人間種、そしてダンピールの悲喜こもごもがある。そしてミステリー要素もあれば、ホラー要素などいろんな要素がある。そんなにたくさんの要素があるのに、さらに“子育て”という全然異なる色合いが入ってくるところが僕には魅力的ですね。『TRUMPシリーズ』を知らない方からすると『デリコズ・ナーサリー』は、「あ、吸血種のお父さんたちが子育てするんだ」みたいな感じでわくわくしている方と、「子育て萌え」という新たな魅力を発見しようとする方たちもたくさんいると思うんです。ただ本作はそれだけではないと。その部分も当然あるんですけれども、物語の背景にはとても深いお話が隠されています。のっけは、子育て奮闘記という印象でいいんですけど、見ているうちにそうではないということがおわかりいただけたらいいし、そういうふうに作っていますので楽しみにしていただきたいです。合わせて舞台の『TRUMPシリーズ』も見ていただけると、語られているけれどはっきりわからなかったことや、わかっていたと思ったけど、そういう意味なのかという新たな発見があるはずです。アニメから『TRUMPシリーズ』に触れる皆さんも“繭期”になると思っております。

ーーダリの息子のラファエロと、ウルの印象と、その関係性を表現する上で何か意識したことはありますか

森田:僕は実際にお父さんではないので、子供、つまり実子との関わりというものはないんですが、実の姉の娘と息子、すなわち姪っ子、甥っ子がいますのでそれに近しいものなのかなって。実際に姪っ子と甥っ子がすごく小さいときの話ですが、子供が風邪ひくとお母さんも一緒にひいちゃうじゃないですか。姉の体調不良と同時に、甥っ子姪っ子も寝込んでいる。深夜、姉が起き上がれないのにギャン泣きが始まっちゃう。もう、2人抱きつつ徹夜ですよ。1人が泣くと、もう一人も泣き始めて。そういうところは、誰が泣くウルをあやすか右往左往するシーンで「ああそうそう、こういうこと」「ちょっと時間を置くと泣いちゃう」みたいに自然とわかって、この経験が活きたのかなと思います。ラファエロとウルに関しては、姪っ子甥っ子との経験が生きています。ですが、今回の話に関しては「子育てに不慣れ」というのが重要なキーワードになっているんです。貴族でなくとも、子育てが苦手なお父さんはいっぱいいると思います。普通の家庭でも大変な子育てを、一切そういうものは乳母に任せていたという貴族がやるとなってくると、さらに大変な話になってくるのが予想できますよね。そのダリ達が戸惑っている面白さというはしっかり見ていただきたいです。そこは僕だけではなくて、小西くんや他のパパ役のキャスト陣も同様に苦労していました。子供との距離感だけでなく、貴族としてのお父さん像っていうところが難しかったですね。それゆえに、ラファエロとウルと相対するときに、どこまでフィルターをかけていこうかと。単なるお父さんだけのフィルターだと「あーよしよしよし」となっちゃって、目に見えて優しくなるんですけど、演出側から「そこまで寄らないでほしい」「そこまで優しくならないでほしい」「慣れないで」っていう、「あくまでも苦手なんだ」というところのさじ加減。ならばと思って苦手を全面に演じてみると、「そこまで苦手じゃ困る」というような…。ポジションが本当に難しかったですね。中間ではないんですよ。子育て大好きお父さんと、子育て全然無理だ、もう大嫌いというお父さんの中間でいいのかっていうとそうではないという。その微妙なさじ加減を出すのが難しかったです。さらにラファエロとウル2人の背景にあるものとのせめぎ合いが難しかったです。ネタバレになってしまうので深くは言えないのですが、ラファエロとウル、二人が持っているものを知ったうえでダリ・デリコは「育てる」ことを選んだ。そこには大きな深いものがあるわけですから、演じていくのはとても骨が折れました。

ーー原作の末満さん、監督とのコミュニケーションなど現場でのディレクションで何か印象に残っていることは?

森田:基本的には、やっぱり距離感です。子供たちとの距離感が非常に難しくて。むしろ貴族の部分であったりとか、そういったところに関してはほとんどサジェスチョンがなかったんです。一番演出側とやり取りをしたのが子育ての部分。特に対子供のところです。それがラファエロとウルだけだったらいいんですけど、ナーサリーを自分でやりますって言っているので、当然他にもいるわけです。その子たちとの距離感が難しい。他の子供たちには当然他のお父さんたちがいるわけで。そのお父さんたちとその子たちとの距離感、それを踏まえた上での、僕と他の子供たちとの距離感。そこを抽出するまでには相当かかりましたね。

ーー2話目でも、ダリはあんまり嘘をつかずに子供にわかりやすい言葉で喋っているなど、距離感がすごく見えるなと思いました。

森田:あのシーンは「何してるの?」とエレーナたちに問われて、「これは仕事だ」とダリは答えるんですが、それがコミカルですよね。普通は「今、大事なことをやっているんだよ」っていうくらいが普通だと思います。でも、ダリはそうじゃなくて「仕事だ」と言う。それだけで子供たちに通じると思っているんです。「仕事」なんて言われてもわかりはしないのに。その何もわからない子供に対して、言葉少なに済まそうとすること自体、子育てに慣れてない。しかしダリは子供に寄り添っているつもりなわけなんです。でも、はたから見ると、おかしなことを言っていますよね。もし近くに子育て経験のあるお母さんがいたら、”あんた馬鹿じゃないの”っていうふうに言われるのがオチなわけですよ。そこをいまいちわかっていないというところが面白さであり、人間のおかしみの一つなのかなと。あ、人間じゃないんですけど(笑)。そういう表現が『デリコズ・ナーサリー』に関しては随所に出てくるので、そこも見ていただけたら面白いと思います。仕事っていうワード一つでも、ダリが話すとこうなっちゃうし、子供たちが騒いでいるところで他のお父さんたちも仕事をしようと書類を読みながらイライラしてるわけじゃないですか。あれも面白いなと思います。お菓子食べられちゃったって言われたのを「取り返したまえ」とか言っちゃったりね(笑)。そういう距離感が苦労したところだと思います。さらに、それと同時進行で事件が起こっていて、それも解決しなきゃいけない。そこはやっぱり重厚さというのが必要だし、その中には政治的なものであったり、種族としての葛藤であったりいろんなものがある。ただ単に“子育て奮闘記”にしてしまうとやっぱりまずい。ここがすごく難しい。±0000『TRUMP』から年表は始まるわけですけど、この『デリコズ・ナーサリー』に関しては13年前、マイナス13年なんです。『グランギニョル』がさらに1年前なんでマイナス14年になる。『TRUMPシリーズ』としては、初期段階のお話。小説で言うと序章みたいなところなんですよね。でもこの序章が今まで語られていなくて、そのウルだったりラファエロだったり、あの子たちがこの±0000から後ろ、どういうふうになっていくのかっていうのがさらにアニメで作れたら面白いかもとも思いますね。

ーー実際アフレコ現場の雰囲気とか他のキャストさんと掛け合いをされたときのご感想を。

森田:実は、全員が揃ってということができなかったんですよ。でもざっくりとした枠組みがあって、お父さんチームと子供チームっていう。今回の話、親子で一緒にいるシーンが結構あるんですけど、これを一緒にやっちゃうともう録り切れないんですよ。同室内で子供たちは遊んでいて、一方、お父さん達は仕事をしているカオスな状況なので(笑)。そんな中、ラファエロ役の小原さんと話す機会があったので聞いたのですが、子供たちは子供たちで相当大変だったみたいです。元々は舞台が原作なので、アニメーションも「舞台のように作りたい」っていうのがコンセプトの一つにあるんです。舞台だと、主要人物が話している時に、裏でも芝居をやっていますよね。あれをやりたい。通常アニメーションでは、そのシーンで重要な人物の話だけが聞こえるようになっているんです。けれども今回は全部が聞こえるっていうような形にしているのが面白いです。他にも物語中盤ぐらいに、非常に舞台的な演出がされているんです。

ーー大概のアニメは、例えば漫画原作があって、それをアニメ化、それから場合によっては舞台化されるってパターンですけど、今回は舞台のしかもシリーズがいっぱいある作品で、それをアニメ化している。2.5次元……というより2.3次元くらいなのではないかと思うんです。

森田:確かに今回、本当に業界でも珍しい案件だったと思うんですよね。舞台が先で、後からアニメっていう。今、実際テレビで流されるドラマであったりとか、映画であったりっていうものも、漫画原作、アニメ原作っていうのが多いですよね。昔のようなTVオリジナル、映画オリジナルというものは少なくなってしまっている。そんな中で、舞台が元で、そこからアニメ化される形が今後もっと増えていってほしいなと僕は思います。全てが漫画アニメ原作ではなくて。最初に実写や舞台があって、それをアニメ化したという動きがあってもいいのかなと。アニメや漫画だと何でもできるんです。奇想天外なことでも、ありえないことでも表現できてしまう。だけど舞台だとそうはいかないんです。それでも「こんなのありえない」「どうやってるの」っていうものを作るのが舞台でもある。そこにもお客さんは感動するわけですよね。「まさか現実にこんなことが起こるなんて信じられない」ことを見るから感動するんです。それをさらにアニメの方にフィードバックしていくと…。制約がある中で制約のないものを作っていく楽しさが今後生まれてきたら、とてもいいんじゃないかなって。その皮切りに『デリコズ・ナーサリー』があると僕はいいのかなと思います。

ーーそしたらまた業界全体が活性化されそうですよね。新しくこういうのもあるんだねみたいな発見というか。

森田:相互にお客さんも入ってきてくれるので良いと思いますね。

ーー新しいお客さんも増えそうですよね。舞台を観ていた方がアニメ見て。反対にアニメだけをずっと見てきた人が”へえー”って思いながら見る場合もあります。

森田:ですよね。今回アニメを見る方で、舞台の『TRUMPシリーズ』を観てない方がたくさんいると思うんですよ。でもこれをきっかけに舞台の『TRUMPシリーズ』を観て、そして“繭期”、すなわちファンになってくれれば僕はとてもいいと思います。従来のアニメファンの人たちが入りやすい世界観だと思いますし。

ーー確かに、すんなり入ってくる世界観もまた魅力的ですよね。それでは、最後にメッセージを。

森田:吸血種だけに、血ぃ~吸うたろか……と(笑)。それはさておき、9月に舞台『マリオネットホテル』が上演予定で、我らが染谷さんがダリ・デリコを演じます。同じ時期に僕が演じるダリ・デリコと、染谷さんが演じるダリ・デリコの二つを楽しむことができますから、ぜひ、劇場にも足を運んでいただきたいなと思います。

ーーありがとうございました。アニメも公演も楽しみです!

TRUMPシリーズTVアニメ『デリコズ・ナーサリー』作品情報


【イントロダクション】
渦巻く陰謀と育児──
高貴なる貴族の吸血種たちが我が子の《育児》に奮闘する裏で、伝説の吸血種《TRUMP》に纏わる怪しい陰謀が渦巻く。
名門中の名門とされる特級貴族家系であるデリコ家。その当主であるダリ・デリコを取り巻く因縁の物語──。

【STORY】
名門デリコ家の貴族であり、将来を嘱望されている《血盟議会》のエリート議員 、ダリ・デリコ。
吸血種たちの最高統治機関である《血盟議会》からある任務を命じられるものの、ダリはにべもなく断ってしまう。
業を煮やした同期議員であるゲルハルト、ディーノ、エンリケが説得に向かうと、そこには自ら幼子をあやすダリの姿が。
一方巷では、吸血種を狙った謎の連続殺人事件が発生。その黒幕と思われる反社会組織《ペンデュラム》と、ダリの間には、なにやら過去の因縁があるようで……。
『血と誇りにかけて、任務と育児の両立──成し遂げてみせようではないか!』
吸血種の貴族たちによるノブレス・オブリージュ育児奮闘記。
壮麗なゴシックワールドで巻き起こる、絶対的任務と誇りにかけたドタバタ育児は、果たして両立することができるのか!?

【放送時期】2024年8月7日より 毎週水曜24:30~:TOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビ/2024年8月10日より 毎週土曜26:38~:MBS/2024年8月7日より 毎週水曜25:00~:DMM TVにて。
ほか各配信プラットフォームにて順次配信。
※放送日時は編成の都合等により変更場合あり。

【キャスト】
ダリ・デリコ:森田成一/ゲルハルト・フラ:小西克幸/エンリケ・ロルカ:下野紘/ディーノ・クラシコ:佐藤拓也/ウル・デリコ:日高里菜/ラファエロ・デリコ:小原好美/アンジェリコ・フラ:伊藤彩沙/ルチア・ロルカ:和久井 優/エレーナ・ロルカ:福 沙奈恵/テオドール・クラシコ:安済知佳
【スタッフ】
原作・シリーズ構成・脚本:末満健一/監督:錦織博/キャラクター原案:荒野/キャラクターデザイン・総作画監督:伊東葉子/美術監督:泉健太郎/色彩設計:木村美保/撮影監督:高橋昭裕/編集:西山茂(REAL-T)/音響監督:濱野高年/音楽:和田俊輔/アニメーション制作:J.C.STAFF

公式HP:https://delicosnursery.com/

公演概要

舞台『マリオネットホテル』
作・演出:末満健一
音楽:和田俊輔
出演:染谷俊之、愛加あゆ、梅津瑞樹、神農直隆、川崎愛香里、トヨザワトモコ、末満健一、瀬戸かずや、池之上頼嗣、井上望、貴田由佳子、小松育海、中道杏菜、真弓
スウィング:笠原希々花、中⼭脩悟
日程・会場:
2024年9月14日(土)~29日(日) 東京・サンシャイン劇場
2024年10月3日(木)~10月6日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
主催・企画・製作:ワタナベエンターテインメント

舞台『マリオネットホテル』公式HP:https://marionette-hotel.westage.jp

舞台『TRUMPシリーズ』公式HP:https://trump10th.jp/

©末満健一/デリコズ・ナーサリー製作委員会

取材:高浩美

構成協力:佐藤たかし