横浜赤レンガ倉庫1号館が新たに振付家制度をスタート !12/1~12/21まで振付家公募

横浜赤レンガ倉庫1号館では、 世界的な振付コンクールの日本プラットフォームとして1996年にはじまった「横浜ダンスコレクション」など多様なダンス事業を展開し、 2002年の開館以来、 ダンスアーティストの活動環境の向上と舞踊をはじめ、舞台芸術の振興に取り組んでいる。 振付は身体と社会とのつながりを探求して人間を見つめ直す実践と言うことができますが、 日々変容する同時代にあるつくり手の連帯や、 地域や国内外との結びつきは益々重要に。 舞踊をはじめ舞台芸術の価値を社会へ継続的に提案していくことを目的に、 横浜を拠点として豊かな創造・普及活動を共に展開するユニークな視点を携えた振付家を公募する。

この制度の柱となる活動内容については、 次の4つをイメージしていますが、 選考された振付家の視点に基づき、 当館の専門人材や関係者との対話により2年間の活動を構成します。
(1)創造活動・・・当館施設や横浜市内の連携施設を活用してリサーチや創作を行う。
(2)上演活動・・・過去上演作の再創作や新作の上演。
(3)教育普及・社会包摂活動・・・市民、 学生、 子ども、 高齢者、 若手振付家等対象の活動。
(4)アーカイブ・・・上記の活動を中心とした記録・公開。

創造、 上演、 教育普及・社会包摂、 アーカイブが一体となった循環を目指して、 横浜赤レンガ倉庫1号館の専門性とネットワークを最大限活かして協働を行います。 創造・上演活動にあたっては、 リサーチ過程やテクニカル面の他、 広報宣伝やコミュニケーションをサポートすると同時に、 国内外のダンス拠点へ発信する等振付家のネットワークづくりを支援します。

また、 1996年から毎年開催する国際的なダンスフェスティバル「横浜ダンスコレクション」や「HOTPOT東アジア・ダンスプラットフォーム※」等の主要プログラムについて、 クリエイティブな視点から助言をいただく等様々な対話機会に参加いただき協働体制をつくりながら、 ダンスの未来を見据えたプログラムの構築を目指しています。
※東アジアの3つのダンスフェスティバル、 City Contemporary Dance Festival(中国・香港)、 SIDance(韓国・ソウル)、 横浜ダンスコレクションが専門性と国際ネットワークを共有し2017年から開催しているダンスプラットフォーム

●募集要項(抜粋)
【対象者】
(1)舞踊分野で創造的かつ継続的な活動を展開し国内外で活躍している振付家。
(2)独自な発想に基づいた活動に対する評価を得ており社会的な影響力が期待される振付家。
(3)日本に拠点を置いて活動し下記の一つ以上の要件を満たす振付家。
・舞踊分野においての受賞歴がある。
・国内外の著名なフェスティバルや劇場からの招へい歴がある。
・横浜ダンスコレクションのファイナリストとしての選出歴がある。

【活動期間】
2022年4月1日から2024年3月31日までの2年間

【選考について】
■選考方法
専門家からなる審査会にて書類・映像選考(一次選考) および 面談(二次選考)を行います。
■審査員
石井達朗(舞踊評論家、 慶応大学名誉教授)、 堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場事業部長)、 蔵屋美香(横浜美術館館長)、 新井鷗子(横浜みなとみらいホール館長)、 布目英一(横浜にぎわい座館長)、 小野晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長)
■選考のポイント
創造性:テーマやコンセプト、 振付・構成等において独自性が認められ今後の発展が期待される
実現性:ビジョンが明確であり、 活動規模や計画進行が妥当で持続性のある活動が期待される
影響力:舞踊分野において、 また分野を越えて価値や活力をもたらす創造活動が期待される
社会性:社会課題を意識して取組み、 芸術文化と社会を繋ぐ活動が期待される
地域性:横浜の地域や環境に根ざした、 またはそれらに喚起された活動が期待される
国際性:国境を越えて共有できる問題意識や視点を有した活動が期待される

横浜赤レンガ層個1号館3Fホール

【申請について】
■エントリー期間
2020年12月1日(火)~12月14日(月)
事前にメールにてエントリーが必要です。
エントリー方法
メールの件名:「横浜赤レンガ倉庫1号館振付家エントリー」
以下の必要事項をメール本文に明記の上、 yrbw_1@yaf.or.jp に送信してください。
・振付家名
・連絡先 住所・電話番号
・URL ※ご自身のHPがある場合
エントリー完了後、 当館より申請書類を送信いたします。
■申請書提出期間
2020年12月8日(火)~12月21日(月)必着
■申請方法
所定の1.申請書に必要事項を記入し、 下記の2.~4.を添えてデータにてご提出ください。
1. 申請書・2年間の活動計画書・今後のビジョン
2. 公演評(自作について新聞、 雑誌、 ウェブサイトなどで第三者から批評されたもの)
3. 簡単なポートフォリオ(代表的な作品の映像は必須/パソコンで再生可能なもの)
4. 舞台写真1点、 申請者の顔写真1点、 各写真クレジット(和/英併記)

【申請後~選考決定~活動開始までの予定】
2021年1月下旬:一次選考結果通知
2021年2月下旬:二次選考(面談)
2021年3月中旬:二次選考結果通知
2021年4月中旬:公表
2021年5月~8月:2年間の活動内容について当館の専門人材や関係者と協議
2021年9月:2022-23年度の活動計画作成・提出/以降準備期間
2022年4月:活動開始

募集要項の詳細は : https://akarenga.yafjp.org/event/yrbw_choreographer/