俳優・反橋宗一郎自らがデザイン・監修を務めた南三陸復興支援のチャリティーマスク(架け橋マスク)を作成することが発表され、 多方面から多くの反響があったこの企画。
2022年3月9日、無事に募金を南三陸の町⻑に直接届けることができた。
東日本大震災のあと、ボランティアやPR動画などの制作を通じ、南三陸への支援活動をおこなってきた反橋。
本企画は、反橋と、南三陸でバッグを製造しているアストロテックがタッグを組んで実施された企画であり、 売上のうち、マスクの原価がアストロテックへの支援金に当てられ、残り全額が南三陸に寄付されるというもの。
募金を届けるための南三陸への旅は、同じく俳優である鷲尾修斗が同行した。 舞台での共演も多く、プライベートでも交友関係が深い鷲尾は、反橋の考えに賛同し、今回同行することに。 鷲尾だけでなく、反橋の舞台仲間が積極的に宣伝・拡散協力をおこない、 この「架け橋マスク」の売上枚数は、1000枚を超えた。
反橋宗一郎より
震災から11年が経ちました。 町は毎年新しい施設が建って行きますが、復興はまだまだ終わってませんし、 現在も2523名の方が行方不明のままだそうです。
ボランティアがきっかけで、現地を訪れてそこから僕にできる復興支援はなんだろうと考え、 様々な方法で復興支援に参加しています。
そんな中はじまってしまったコロナ禍。 南三陸町でバッグなどを制作しているアストロテックの佐藤さんから、 「人が南三陸町へ訪れる事が1番の復興支援なんだ」と教えていただき、 また、南三陸町もコロナの影響を受けているとのお話を聞きました。 そこで生まれたのが、僕がプロデュースしてアストロテックさんで制作してもらい、 売上げはアストロテックさんと南三陸町の復興支援に募金ができるという 復興支援マスクの架け橋マスクでした。
皆様のご協力もあり、約1600枚ものご購入があったそうです。
募金金額を選べるシステムを組んでいたのですが、
募金金額が1番高い商品が1番購入されていたのも驚きでした。 そして、その架け橋マスクの募金金額をまとめて昨日3/9に南三陸町の町⻑さんに、皆様の想い代表して渡させていただきました。
とても優しい町⻑さんで、少しの間お話しもできたので、僕が復興支援に参加している経緯、 そして、これからなにがしたいのかを話しました。 僕はエンタメの力で復興できるのではと信じています。 人が訪れる事が復興支援になるのだから、むしろこれが1番なのではないかと信じています。
だから僕はこの土地で舞台やLIVEをしたいです。 その施設を作りたいし、線路だって通したい。それが僕にできる復興支援かなと。
何を言ってるんだと、何ができるんだと思われるかもしれませんが、元を辿れば僕なんか震災前の南三陸町へ行った事もないし、 なんにも関係がなかった人で、たまたまボランティアで訪れた事がきっかけで、復興支援へ立ち上がった人です。 きっかけ一つなんです。僕の強みは、伝える事です。 今これを読んでる人が、この記事がきっかけで立ち上がってくれるかもしれない。 僕なんて人間は1人じゃなんもできませんが、皆さんがいればなんでもできると思ってるんです。
自然災害はこの先もなくならないです。
新たな被災地だって増えてくると思います。 だから復興を終わらせなきゃいけないんです。行方不明の方々だって、見つけたいです。
みなさんができる復興支援はなんでしょうか? 復興を終わらせられるのは、被災された方々ではなく被災してない僕達なのではないでしょうか。 一緒に終わらせましょう。復興を。