第33回日本映画プロフェッショナル大賞(日プロ大賞)が発表された。
この賞は1992年に設立され、今回で33回を数える。既成の映画賞とは一線を画しつつ、高い評価を得た作品や個人を中心に、選考委員の投票と実行委員会の独自の判断で決定される。
選考は、プロデューサー、映画監督、脚本家、新聞記者、映画評論家、映画ジャーナリスト、ミニシアター支配人、映画宣伝担当者ら“映画のプロ” 31人の選考委員の投票と、実行委員会の独自の判断で決定されている。
授賞式は、7月6日に東京・テアトル新宿で開催。
2023年 作品賞&個人賞
◯ 作品賞:「花腐し」
◯ 主演女優賞:菊地凛子
(「 658km、陽子の旅」)
◯ 主演男優賞:光石研
(「逃げきれた夢」)
◯ 主演男優賞:松山ケンイチ
(「ロストケア」)
◯ 監督賞:荒井晴彦 (「花腐し」)
◯ 新人監督賞:金子由里奈 (「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」)
◯ 新進女優賞:さとうほなみ (「花腐し」)
◯ 特別賞:「福田村事件」製作チーム
◯ 特別功労賞:藤竜也(「高野豆腐店の春」及び、長年の功労に対して )
2023年ベストテン
①花腐し
②福田村事件
③ほかげ
④愛にイナズマ
⑤アンダーカレント
⑥渇水
⑦市子
⑧PERFECT DAYS
⑨正欲
⑩リバー、流れないでよ
第33回選考委員 ※敬称略/50音順
足立喜之(映画業界従事者)/阿部嘉昭(評論家)/石飛徳樹(新聞記者)/磯島治之(編集者)/
伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論)/大高宏雄(日プロ大賞実行委員長・映画ジャーナリスト)/大塚史貴(映画.com副編集長)/荻野洋一(番組等映像演出・映画評論)/加藤敦(北海道新聞記者)/上島春彦(映画批評)/河本清順(シネマ尾道支配人)/古賀重樹(新聞記者)/佐藤佐吉(映画監督・脚本家・俳優)/島村卓弥(文化通信社 映画部記者)/徐昊辰(映画ジャーナリスト)/進藤良彦(映画・ドラマ批評)/鈴木淳(映像企画・プロデューサー)/関口裕子(映画ジャーナリスト)/高崎俊夫(編集者・映画批評家)/谷岡雅樹(ノンフィクション作家)/寺脇研(映画運動家)/中村勝則(映画ライター)/長野辰次(フリーライター)/西田宣善(オムロ代表)/樋口尚文(映画評論家・映画監督)/藤永一彦(「シネマリス」チーム)/細谷隆広 (トラヴィス)/堀口慎(日本映画製作者連盟)/松崎まこと(放送作家・映画活動家)/三留まゆみ(イラストライター)/森直人(映画評論家)
公式WEB: https://nichipro-award.com
©2023「花腐し」製作委員会
©2022「658km、陽子の旅」製作委員会
©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ
©2023「ロストケア」製作委員会