1994年10月、実話をベースに「昭和」を描いたミュージカル「ホーム」が誕生。
世相の推移と家族のあり方を通して、昭和という時代を日本人がどう生きてきたのかを見つめたこの作品は、来たるべき21世紀の生き方を暗示している、とも言われた秀作。
「ホーム」を構成するのは、あるひとつの家族と60年安保で学生運動に身を投じていた恋人たちのふたつのストーリー。
はじめは関わりがないかのように見えるストーリーはやがて、周囲の人も巻き込んで大きなひとつの物語として展開していきます。
初演からちょうど30年となる2024年秋、この作品がダンスミュージカルとして、新作に近い形で生まれ変わる。
大きくうねる時代の流れや空気感、そして「今」この瞬間を、ダイナミックなダンスにのせて描く新しい「ホーム」、11月29日より上演。
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https://ongakuza-musical.com/works/home
STORY
昭和34年秋。デパートの屋上でアドバルーンの見張りをしていた哲郎の前に、ひとりの女が現れる。夕焼け空を見ながら、空を飛べそうな気がするとつぶやき、風のように立ち去った女。哲郎とめぐみの出会いだった。同じ頃、ビルの谷間でいずみと宏が寄り添っていた。世界を変えようと学生運動にかける宏。そんな彼のために、いずみは進んで手伝いを申し出るがー。やがて哲郎とめぐみは結婚。新居への引越しの日、哲郎の家にはじめてテレビがやってくる。めぐみの妊娠もわかり、やがて赤ん坊も生まれるが、幸せな日々はめぐみの突然の失踪によって崩れ去ってしまう…
概要
音楽座ミュージカル「ホーム」
第二回読売演劇大賞 優秀男優賞・優秀スタッフ賞 受賞作
日程・会場
東京:2024年11月29日(金)〜12月8日(日) 草月ホール
大阪:2024年11月22日(金)17:00(吹奏楽コンサート)高槻城公園芸術文化劇場 南館 トリシマホール
脚本・演出:
相川タロー・ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介
振付:ワームホールプロジェクト
美術:久保田悠人
衣裳:原 まさみ
ヘアメイク:川村和枝
照明:渡邉雄太
音楽監督:高田 浩
音響:小幡 亨
メインビジュアル:M!DOR!
ロゴデザイン:高橋信雅
文化芸術パートナー: 町田市
協力:一般財団法人草月会・草月文化事業株式会社(東京公演)
製作著作・主催:ヒューマンデザイン
オリジナルプロダクション
総指揮:相川レイ子
脚本・演出:ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介