日台野球交流100周年記念 坊っちゃん劇場ミュージカル「KANO~1931 甲子園まで2000キロ~」 台湾・嘉義市で公演

愛媛県東温市のミュージカルの常設劇場「坊っちゃん劇場」で、2023年4月からロングラン上演中の日台野球交流100周年記念ミュージカル「KANO ~1931 甲子園まで2000キロ~」。
2024年10月19日、20日に、本作の舞台になっている台湾・嘉義市での公演が決定。嘉義市政府文化局音樂廳(台湾・嘉義市)で記者会見を行いました。

本作は、愛媛県出身の近藤兵太郎が、1931年に台湾の嘉義農林学校を、日台混成チームで、日本の甲子園に初出場で決勝戦まで導いた実話を基にしたミュージカル作品。脚本は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」や映画「フラガール」等を手掛けている羽原大介さん。出演者は、日本人キャストに加え、台湾人キャストの、陳希瑀、鍾政均、江明娟 が出演し、台湾人キャストと日本人キャストが共演。

記者会見では、嘉義市の黃敏惠市長、台湾人キャスト3名、坊っちゃん劇場代表の越智陽一が挨拶。
黃敏惠 嘉義市長は、「坊っちゃん劇場と協力してミュージカル『KANO』を公演できることを大変嬉しく思います。」と話し、坊っちゃん劇場 代表の越智は、「多くの方にご尽力いただき、嘉義市の子供たちに、KANOの歴史を繋いでいく機会が得られたことを幸せに思います。」と語った。
台湾人キャスト3名は、「昨年の夏に、坊っちゃん劇場に期間限定で出演した際に、台湾でもぜひ公演をしたいと願っていたことが実現して本当に嬉しいです。ぜひ多くの台湾、嘉義市の皆様に見ていただきたいです。」とコメント。
一般公演は、2024年10月19日(土)14:00公演、19:30公演、20日(日)15:00公演の3公演。18日には、嘉義市の子供たちを招待する公演を予定している。

左から 鍾政均、江明娟、黃敏惠 嘉義市長、越智、陳希瑀。

ミュージカル「KANO~1931甲子園まで2000キロ~」とは
「KANO~1931 甲子園まで2000キロ~」は、今から、90年程前、日本の松山商業高校で、6度の甲子園出場に導いた 近藤兵太郎が、日本の統治下にあった台湾南部の町・嘉義にて、弱小だった嘉義農林学校野球部(略してKANO)の選手たちを指導し、漢人、原住民族、日本人の三民族混成チームで、日本の甲子園大会に出場して決勝戦まで導いた実話を基にしたミュージカル作品です。日台野球交流100周年を記念して、日台友好の一翼になることを願い坊っちゃん劇場が制作しました。
近藤兵太郎さんは、2024年1月に、王貞治さんに次ぐ日本出身者2人目の台湾野球殿堂入りをしました。

坊っちゃん劇場とは
愛媛県東温市見奈良に位置する「Great Sign坊っちゃん劇場」は、令和7年4月22日で、20年目を迎える日本でも珍しい地域拠点型の劇場です。
“日本で唯一自主制作の舞台作品を一年間上演する”劇場で、四国・瀬戸内の歴史や伝統文化、偉人を題材にしたミュージカルを通じて、地域の皆さんや次代を担う子どもたちに繋いでいくことを目的としています。年間で6万人~7万人を動員し、内、約2万人の子供たちが観劇しています。

概要
坊っちゃん劇場 日台野球交流100周年記念ミュージカル
「KANO~1931 甲子園まで2000キロ~」台湾・嘉義公演
日程・会場:2024年 10月19日(土) 14:00公演/19:30公演 10月20日(日)15:00公演 嘉義市政府文化局音樂廳(台湾 嘉義市)
チケット:年代售票系統
https://ticket.com.tw/application/UTK02/UTK0201_.aspx?PRODUCT_ID=P0LG3168#

坊ちゃん劇場公式サイト:https://www.botchan.co.jp/index.php