秋田の女子高生が主人公の新作ミュ-ジカル「秋田は何もない」の製作発表会がわらび座により開催された。登壇は脚本の内館牧子、演出のマキノノゾミら。公演は5月6日から11月240日に秋田県仙北市のわらび劇場にて。
わらび座はホームタウンである秋田の民話や伝説を題材にしたオリジナルのミュ-ジカルなど多彩な作品を創り続け、2025年に30年の節目を迎える。
記念年の新作は、わらび劇場最大のヒットミュ-ジカル「小野小町」の脚本の内館牧子(秋田出身)と、脚本・演出マキノノゾミさんが初タッグを組む。
コメント
脚本:内館牧子
「秋田は何もない」というタイトル、よくも通ったな思います、それが、秋田の外の人が言うんではなく、秋田県人が「秋田だば何もねぇ」って言うのはやっぱり違うって思うのですね。それをテーマに書いてみたいとお思いました。「秋田は何もない」と言うけど、秋田は何だってあるんです。だけど、何もないと言うのと違う要素がいっぱいあるという話なんです。でも、かなり厳しい状態が秋田にあることは事実。そこも隠さず書いて、秋田の魅力をしっかり伝えらい。」
演出:マキノノゾミ
「わらび座の『北斎マンガ』や『ゴホン!といえば』に携わり、自分にとってわらび座がホームのような場所となっています。内館先生の秋田愛が詰まった『秋田は何もない』の稽古を楽しみにしています」
一般社団法人わらび座代表理事 今村晋介
「内館先生からmこの題名を頂いた時はかなりの衝撃でした。私どもの内でも賛否の声がありました。私ども秋田の県民が地方でアイデンティティの確認し愛郷心を自虐的にでも掴み直すには、とてもふさわしい題名ではないかと最終的にたどり着きました。本作品が秋田県とは何かについて少しでも多くの人々人たちに考えたりするきっかけになって、多くの人が秋田に訪れてくれたらと願っています。」
概要
わらび劇場オリジナルミュージカル常設公演開始30年記念 ミュージカル「秋田は何もない」
会期会場:2025年5月6日~11月24日 あきた芸術村 わらび劇場
脚本:内館牧子
演出:マキノノゾミ
作詞:鈴木哲也
作曲:八幡茂
関連公演
わらび座「秋田は何もない」先行リーディング&わらび劇場開場50周年記念 ミュージカル名場面集「LOVE SONGS」
会期会場:2025年1月25日~3月30日 あきた芸術村 小劇場
スタッフ
第1部 ミュージカル「秋田は何もない」先行リーディング
脚本:内館牧子
構成:栗城宏
演出:渡辺哲