1月18日の「港の女」(1934年)上映の後には、ラテンアメリカ映画研究者の新谷和輝さんの講演がある。新谷さんは、同作の監督アルカディ・ボイトレールが、ロシア出身でありながら、メキシコ映画産業発展に尽力した経緯を紹介。またメキシコ映画のトーキー時代における最初の「国民的映画」といわれる同作についても語る。
概要
メキシコ映画の大回顧
2025年1月7日[火]〜2月9日[日] 会期中の休館日:月曜日
上映作品
灰色の自動車(1919、エンリケ・ロサス、フアン・カナルス・デ・オメス、ホアキン・コス)、港の女(1934、
アルカディ・ボイトレール、ラファエル・セビーリャ)、パンチョ・ビリャと進め(1936、フェルナンド・
デ・フエンテス)、ランチョ・グランデへ急げ(1936、フェルナンド・デ・フエンテス)、誰の女でもない
(1937、アデラ・セケリョ)、次の夜明けに(1943、フリオ・ブラチョ)、マリア・カンデラリア(1944、
エミリオ・フェルナンデス)、エナモラーダ(1946、エミリオ・フェルナンデス)、女隊長アングスティア
ス(1950、マティルデ・ランデタ)、忘れられた人々(1950、ルイス・ブニュエル)、愛しき人よ!(1951、
ヒルベルト・マルティネス・ソラレス)、制服の処女(1951、アルフレド・クレベンナ)、街娼(1951、
マティルデ・ランデタ)、犯罪者の手(1951、ロベルト・ガバルドン)、官能(1951、アルベルト・ゴウ
ト)、あぶない二人(1953、イスマエル・ロドリゲス)、不法移民(1955、アレハンドロ・ガリンド)、マ
カリオ(1959、ロベルト・ガバルドン)、死後の世界の謎(1959、フェルナンド・メンデス)、魔女の鏡
(1960、チャノ・ウルエタ)、エル・サント対吸血鬼女(1962、アルフォンソ・コロナ・ブレイク)、[ル
ベン・ガメス作品集:マゲイ(1962)、秘められた公式(1965)、メキシコ盆地(1976)、囁き(1976)]、
ロス・カイファネス(1966、フアン・イバニェス)、ジョン・リード 反乱するメキシコ(1972、ポール・
レドゥク)、[女性映画コレクティブ〈Colectivo Cine Mujer〉作品集:女のこと(1975、ロサ・マルタ・
フェルナンデス)、台所の悪(1978、ベアトリス・ミラ)、沈黙を破る(1979、ロサ・マルタ・フェルナ
ンデス)、快楽のためではない(1981、マリア・デル・カルメン・デ・ララ、マリア・ユウヘニア・タメ
ス)]、カノア 恥ずべき事件の記憶(1976、フェリペ・カサルス)、アルカルダ 鮮血の女修道院(1977、
フアン・ロペス・モクテスマ)、夜の心臓(1984、 ハイメ・ウンベルト・エルモシーリョ)、黄金の鶏(1986、
アルトゥーロ・リプステイン)
主催:国立映画アーカイブ、メキシコ国立自治大学(UNAM)フィルモテカ、メキシコ・シネテカ・ナ
シオナル、メキシコ映画機構(IMCINE)
協力:在日メキシコ大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京
料金:1300 円、65 歳以上 1100 円、高校・大学生 700 円、小・中学生・障害者手帳をお持ちの方(付添
者は原則 1 名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ 500 円