ドイツ,オランダ等での公演を経て、愛知にてチェルフィッチュ×藤倉大 with アンサンブル・ノマド 『リビングルームのメタモルフォーシス』上演

チェルフィッチュ×藤倉大 with アンサンブル・ノマドによる『リビングルームのメタモルフォーシス』を 2025 年 3 月 1 日(土)にアマノ芸術創造センター名古屋(名古屋市芸術創造センター)で開催。
本作品は、毎年5~6月にかけてウィーン(オーストリア)で開催される世界の演劇・ダンス・オペラなどの芸術作品が集まるヨーロッパ最大級の芸術祭「ウィーン芸術週間」から委嘱された音楽劇。


2023 年はチェルフィッチュが選定され、21 年のクリエーションワークショップやワークインプログレス公演を通して、愛知県芸術劇場も共同製作に携わりながら、創作を行い、その後、23 年 5 月に世界初演を迎えた後、ヘレンハウゼン芸術祭(ドイツ) 、オランダ・フェスティバル(オランダ) 、東京芸術劇場(東京) 、神戸文化ホール(兵庫)と、国内外5か所で上演された。

ウィーン芸術週間初演より (C) Nurith Wagner-Strauss
東京公演より (C)前澤秀登
東京公演より (C)前澤秀登
東京公演より (C)前澤秀登
東京公演より (C)前澤秀登

本公演の作・演出は、演劇界の芥川賞と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」や、新潮文芸振興会が主催する文学賞「三島由紀夫賞」の受賞経歴を持ち、近年は「ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト」で、日本語を母語としない俳優を対象としたワークショップなどにも取り組む演劇カンパニー・チェルフィッチュを主宰する演劇作家・小説家の岡田利規。


当劇場と製作した『瀕死の白鳥 その死の真相』は 24年5 月にニューヨーク公演、 『ジゼルのあらすじ』は同年12月に神奈川公演と、国内外で上演され、再演のオファーが続いている人気作品。
音楽は、作曲家をはじめ、オペラの国際評価も高く、映画『蜜蜂と遠雷』の劇中オリジナル楽曲や NHK E テレ「にっぽんの芸能」のテーマ曲でも知られる藤倉大。この地域では2014 年度から 3 年間にわたり名古屋フィルハーモニー交響楽団の初代コンポーザー・イン・レジデンスを務めた。


この二人に加え、チェルフィッチュの作品にこれまで参加してきた青柳いづみをはじめとする俳優 6 名と、「第 3 回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を受賞し、時代やジャンルを超えた幅広いレパートリーで独自の世界を表現するアンサンブル「アンサンブル・ノマド」7名が演劇×音楽の物語を描いていく。

(C)Maki Takagi

ストーリー
賃貸契約を一方的に破棄されたある家族の物語。住む家を追い出されそうになったところで、人の手には負えない強大な力により問題は消えてしまう。その後、人の世界を圧倒する存在が登場し、まったく新しい世界が現れ始める-…。

“見どころ解説”レクチャー
『リビングルームのメタモルフォーシス』をみるまえに知っておくといいかもしれない
いくつかのこと(東京芸術祭ウェブサイトより)
https://tokyo-festival.jp/2024/special/chelfitsch-dai-fujikura-lecture/

概要
日程・会場:2025 年 3 月 1 日(土)14:00 開演 アマノ芸術創造センター名古屋 (名古屋市芸術創造センター)
※ 開場は開演 30 分前 ※ 公演時間:約 80 分(休憩なし)
作・演出:岡田利規
作曲:藤倉大
出演:青柳いづみ、朝倉千恵子、石倉来輝、川﨑麻里子、矢澤誠
渡邊まな実
製作:Wiener Festwochen、一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:KunstFestSpiele Herrenhausen、Holland Festival、愛知県
芸術劇場、独立行政法人国際交流基金
企画制作:株式会社 precog
[愛知県芸術劇場]
芸術監督:唐津絵理、舞台:峯健、築山竜次、制作:仲村悠希、大島直子、高木悠子

愛知芸術劇場公式サイト:https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/001190.html