オフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』上演

浅草九劇にて、オフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』が、3月15日~30日まで上演。
本作は、ジョニー・デップ主演映画「スリーピー・ホロウ」やディズニーアニメーション「イカボードとトード氏」などでも題材にされた「スリーピー・ホロウの伝説」をもとに、アダム・ワクターが脚本・音楽・歌詞を手がけ、2017 年にアメリカ・カリフォルニアで初演されたミュージカル作品。


2023年秋に⽇本初演を果たした本作品を観た⽅々から⾼評価を得て、昨年実行員会を立ち上げ、今年3⽉、⼭梨・東京にてロングラン公演を⾏う。
初演と同じく中原和樹が翻訳・訳詞・演出を手掛け、トリプルキャストでの上演。

『上演だけでなく、ミュージカル文化を盛り上げたい。』中原の強い思いで、TARRYTOWN実行委員会は、作品を深掘りし語り合うディープな時間を創造するワンコインアフタートークを実施、また、たいようホーム株式会社協賛のもと、「たいようホームシート」の設置が決定。未来を担う若者のためのユース席として、500円にて作品を鑑賞することができる。

コメント
– イカボッド –
落ち葉:樋口祥久

一つの役を通して20曲を歌いながら物語を生きる。自分にとっては大きなチャレンジです。リハーサルを重ねてイカボットとTarrytownを少し理解できた気がするけど、まだ出来る。幕が開くまで探し続けます。

かぼちゃ:高島健一郎

再びタリータウンという作品に身を置けることをとても嬉しく思っています。
自分の居場所を見つけようとする登場人物3人の姿に必ず共感する瞬間があると思います。
是非劇場でこの作品をご覧ください。

ランタン:村上貴亮

Teamランタンでイカボッドを演じさせていただく村上貴亮です。
いろんな意味で綱渡りのような作品なので、その危うさを僕らと一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
落ちないように頑張ります!

– カトリーナ –
ランタン:水野貴以

やればやるほど、読み込めば読み込むほど、タリータウンの森の中へ迷い込んで行くかのような、脚本、音楽、人間模様。でも決して日常から大きくかけ離れているわけではなく、いつも隣り合わせでもあるような。そんな世界観や心と毎日必死に向き合い続けるカンパニー!皆で突き詰めた先に何があるのが、楽しみでなりません。

落ち葉:武田莉奈

カトリーナ役の武田莉奈です。トリプルチーム上演。どのキャストさんも全く違った『色』を持っていて、毎日新鮮に作品を創ることができる日々がとても楽しいです。
3チーム、何度でも劇場に足を運んでください!

かぼちゃ:田代明

超濃厚なお稽古の日々です!改めて、今作に出演できる事が幸せでなりません。なんだか忘れられない、そんな作品になれたらなぁと思っております。千秋楽まで、音楽と脚本と自分自身に真摯に向き合っていきます!

-ブロム –
落ち葉:tekkan

色んなモノと闘ってます! だけど更に奥深くこの物語の一員としてブロムの人生を生きるべく奮闘いたします。不可解な人生…いやいや幸せな家族の暮らしを目指して!!しかし…人生のあるべき姿、って何だろう…??

かぼちゃ:山田元

線引きできない、グラデーションを細かくみてみた感覚や感情を大切にしたい今作。説明されすぎない心地悪さやカオスの中の美しさを楽しんでほしいです。こだわり尽くした『TARRYTOWN』お待ちしております!

ランタン:山野靖博

演劇の奥深さと、音楽の自由さと、人間の面白さが詰まった、新時代の新感覚のミュージカルです。小説好き、ミステリー好き、考察好きなあなたに心の底からおススメします!!!

あらすじ
霧深い森の中で首無し騎士が犠牲者を待っているという
伝説が色濃く存在する「スリーピーホロウ」。
その隣に位置し、ニューヨークからハドソン川を
一時間ほど上った先にある小さな村「タリータウン」へ、
高校で音楽を教えるために、イカボッドが引っ越してくる。

NYからやってきたイカボッドを、高校の校長秘書である
カトリーナは歓迎し、その日のうちに自宅での夕食へ招待する。
そこでイカボッドは、カトリーナの夫であり
地元大学の歴史学教授である、ブロムと出会う。

狭い村での生活、そしてブロムとの生活に不満を持つカトリーナ、

カトリーナとの結婚がうまくいっていないことに気付いているブロム、

カトリーナとの友情、そしてブロムへの想いの狭間に揺れるイカボッド。

三人の関係は楽しく軽快に、そして少しずつ
霧深い森の中へと迷い込むように変化していく。

ついに、スリーピー・ホロウの伝説が、
三人の未来に暗い影を落とし・・・。

概要
オフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』
日時・会場
山梨公演
2025年3月8日(土)・9日(日)
YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)小ホール ステージinステージ形式
(山梨県甲府市寿町26-1)
東京公演
2025年3月15日(土)〜30日(日)
浅草九劇
(東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部2階)

スタッフ
脚本・⾳楽・歌詞:Adam Wachter
権利:PARADIGM TALENT AGENCY
翻訳・訳詞・演出:中原和樹

キャスト
– イカボッド –
村上貴亮・高島健一郎・樋口祥久

– カトリーナ –
水野貴以・田代明・武田莉奈

– ブロム-
山野靖博・山田元・tekkan

ミュージシャン
ピアノ:中西司・横内日菜子
ヴィオラ:志村瑠南・中村詩子

スタッフ
脚本・⾳楽・歌詞:Adam Wachter
権利:PARADIGM TALENT AGENCY
翻訳・訳詞・演出:中原和樹
音楽監督:横内日菜子
出演・歌唱指導:山野靖博
演出助手:中野真由子
広報:入部亜佳子(AI KAGo Project)
制作:田村恭子

取り組み:ワンコインアフタートーク

批評家や演出家、俳優などのゲストをお呼びし、
作品を深掘りし語り合うディープな時間を創造するワンコインアフタートーク。
お客様とクリエイター・出演者の皆さまで「作品について語ること」を楽しみ、ひいては個々の価値観で作品を批評し、ディスカッションするという活動の種を蒔くことを目指しています。

本編をご観劇いただいた方は、終演後のアフタートークをそのままお楽しみいただけます。
また、お席が空いていたら当日券500円でアフタートークのみご鑑賞も可能となります。
※当日券のご案内は、舞台上演中にSNSにてご案内となります。

アフタートーク開催日

山梨
8日(土) 17:00開演回 日比野啓・山野靖博

東京
18日(火) 14:00開演回  西川大貴
19日(水) 14:00開演回  中井智彦
20日(木) 12:00開演回  かぼちゃ
20日(木) 15:30開演回  落ち葉
20日(木) 19:00開演回  ランタン
22日(土) 13:00開演回  藤倉梓
22日(土) 18:00開演回  カトリーナ
23日(日) 13:00開演回  イカボッド
23日(日) 18:00開演回  ブロム
24日(月) 14:00開演回  渋谷真紀子
24日(月) 19:30開演回  藤田俊太郎
28日(金) 19:30開演回  奈良橋陽子
29日(土) 13:00開演回  ランタン
29日(土) 18:00開演回  かぼちゃ
30日(日) 13:00開演回  落ち葉

全アフタートーク司会進行 中原和樹

※本編チケットご購入の方はそのままアフタートークをお楽しみいただけます。
尚、アフタートークのみご希望される方は、当日券500円でお楽しみいただけます。
※当日券は毎公演、開演30分後に公式SNSにてお知らせいたします。当日券受付開始は、アフタートークの30分前からとなります。
※20日(木)はショートアフタートークとなり、本編をご観劇の方のみ、ご観覧いただけます。
アフタートークのみのご観覧は出来ません。

取り組み:「たいようホームシート」の設置
たいようホーム株式会社様 協賛のもと、「たいようホームシート」が設置されました。
未来を担う若者のためのユース席として、500円にて作品をご覧いただくことが出来ます。
※各公演3席限定

たいようホーム株式会社より
当社は徳島県で「新築住宅」・「リフォーム」・「不動産業」を行っている地域密着の工務店です。
「自分たちが生まれ育った故郷やお世話になった社会に直接的に貢献したい」そんな想いから、2019年にたいようホームを立ち上げました。本業で皆様に喜んでいただく事は勿論ですが、直接的な地域貢献、社会貢献として、開業時から小学生のスポーツ大会の主催や子ども達に絵本をプレゼントするなど次世代を担う若い世代への活動を続けています。
この度、ご縁のあった山野さん、演出の中原さんから、演劇業界の現状、若い世代の厳しい環境をお聞きし、微力ながらお力になれればとサポートさせて頂くことになりました。
本演劇を通じて若者がより希望を持てる、豊かな社会の実現を願っております。

たいようホーム株式会社HP
https://www.taiyo-home.co.jp

TARRYTOWN翻訳・訳詞・演出 中原和樹 より
芸術文化は世界を豊かで健やかにすることができ、活性化する力を持っています。情緒を育み、心を震わせ、新しい体験をもたらし、知らない世界へと誘ってくれるものです。
理想論ですが、芸術文化はどのような人も享受できるべきであり、開けている場であるべきです。選択することができ、自由に論ずることができ、それが日々の刺激と糧になってくれたら、素晴らしいことだと思います。
しかし、昨今の経済状況の中で、舞台芸術のチケット料金は軒並み高騰してしまいました。これは作品創作側の私たちとしても大きな問題として捉えていますが、一方で経済的な難しさはクリエイション側にも重くのしかかっています。なるべく費用を掛けないような多くの創作上の工夫をしたとしても、作品の質の担保、そして関わっている人々の生活の保障のためにもチケット料金を思い切った金額まで下げることができないのが現実です。
観劇への負担が増大するということは、言い換えると、舞台を観ることができる人が限られていくということでもあります。特に、これから未来を創造していく若い方々・ 学生の方々にとっては大きな負担であり、観劇体験の機会の減少へと直接的に繋がってしまいます。これは舞台芸術の業界としても、そして日本・ 世界全体のこととしても、大きな損失だと思います。

そんな中、素敵なご縁により、たいようホーム株式会社様のご協賛のもと、ユース席として「たいようホームシート」を設置することができました。
負担をなるべく減らすことで気軽に観劇ができるだけではなく、この機会を最大限充実した、楽しく有意義な体験としてもらいたいということが、TARRYTOWN実行委員会が持っている想いです。
なかなか日本で上演される機会が少ないオフ・ブロードウェイ作品の鑑賞機会となるだけではなく、芸術文化に直接触れるという体験もしてもらえたらと考え、バックステージツアー、そしてクリエイション側との交流・ディスカッションの機会を設けます。
たいようホームシートで鑑賞される方々が将来的に舞台芸術の業界につくかどうかは、実は大きな観点ではありません。TARRYTOWNという作品がその種となり、刺激となることができたらそれは大変喜ばしいことですが、一番重要なことは、この体験が豊かな未来を創造する力の一端となって欲しいということです。
そのためにも、自身の自由な感性と思考で鑑賞した体験を用いて、言わば自分自身と対話して欲しいという意味で、媒体を限定することなくTARRYTOWN鑑賞後の感想を提出していただくという枠組としています。またこれは、画一的ではない、多様で柔軟な社会を望む態度でもあり、そういった社会への反応でもあります。
そして、企業や企画賛同者の協力のもとにユース席を設置することが舞台芸術業界全体に認知されていくことで、業界全体も、閉じた狭い枠組としてではなく社会を作り上げる一角として、外へと開けること 社会との接点が増えていくことを期待しています。

たいようホームシート応募について

●応募期間
3/1(土)12:00 ~3/9(日)23:59 まで

応募条件
・24歳以下もしくは学生
・提出していただく観劇後の感想を、オンライン上へ公開することへご承諾いただける方
・無断キャンセルをしない方
※体調不良や不慮のアクシデントなど、ご本人の責任によらない場合は、ご遠慮なくご連絡ください。

《ご観劇後》
・ご感想を自由な形にてご提出いただきます。(レポート、絵画、詩、パワポ等、何でも可。分量不問)
・ご感想はHP等に掲載する場合がございます。(ご本人が望む場合を除き、実名記載はいたしません)

応募方法
https://forms.gle/uh7m71V6M5Eqi8w8A
上記応募フォームに必要事項、応募理由を明記の上、送信してください。※応募多数の場合は抽選

たいようホームシートをご購入されたお客様は、自由参加で下記イベントに参加が可能です。

①クリエイター(脚本・訳詞・演出の中原、他)とのディスカッション会
(基本は対面式となりますが、遠方からの方はZOOM等のオンライン参加も応相談)

②バックステージツアー

山梨公演
主催:アドブレーン・共立・NTTファシリティーズ共同事業体(YCC県民文化ホール指定管理者)
製作:TARRYTOWN実行委員会

東京公演
主催:TARRYTOWN実行委員会

公式 HP:https://tarrytown.jp/musical2025/

公式X:https://x.com/TARRYTOWN202311

公式Instagram:https://www.instagram.com/tarrytownjapan/

浅草九劇
公式HP:https://asakusa-kokono.com/
公式Twitter:https://twitter.com/lespros_9geki