
映画「白爪草」が2026年1月にミュージカル化される。心理劇×スリラー×音楽が融合する、新感覚の、屋比久知奈、唯月ふうかによる2人ミュージカル。音楽はシンガーソングライターのヒグチアイ、脚本を福田響志、演出に元吉庸泰を迎える。
コメント
蒼役:屋比久知奈
ミュージカル『白爪草』に双子の妹、蒼役で出演させて頂きます。
初めて原作である映画を拝見した時に、この作品の持つ、ミステリアスで軽やかさと狂気が混在する独特の空気感に引き込まれたのを覚えています。
そこに作曲のヒグチアイさんの唯一無二の世界観が合わさる事でどんな新しい世界が生まれるのか、今からわくわくしています。
日本オリジナルのミュージカルの初演に携われるのは光栄ですし、双子の姉・紅役の唯月ふうかさんと姉妹役で共演出来ることもとても嬉しいです!
作品を作り上げていく過程を楽しみながら、チャレンジしながら、精一杯で挑みたいと思います。
■紅役:唯月ふうか
長年の夢だった「2人ミュージカル」への出演が決まり、本当に光栄です。
また、私が女優としても人間としても尊敬しており、全信頼をおいている屋比久知奈ちゃんと共に、この作品を作れる事が何よりも嬉しいです。
台本を読んで、あまりの不気味さと怖さに震えました。
これはぜひお客様にのめり込んで頂きたい、沼って頂きたい。と強く思いました。
私史上間違いなく1番難関な役なので、とにかく何度も役を組み立てて壊してその過程で新たな自分に出逢えたらと思ってます。
2人のみという未知の世界で、どんなエネルギーが生まれるのか。
私たち双子の生き様を、ぜひ観に来てください。
全身全霊をささげて頑張ります。
■音楽・歌詞:ヒグチアイ
初めての経験での不安はありながら、もともと観劇するのが大好きなミュージカルの曲を書くワクワクの方が勝り、右も左もわからない状態から曲を書き始めました。ただ脚本やお話が面白く、すらすらと、不思議なぐらい楽しく制作することができました。綺麗で儚く、怒りも美しく。きっと誰もが抱えている相反する気持ちの居場所を教えてくれるような、そんな作品です。かなりゾッとはすると思いますけどね…。そしてこの曲たちを屋比久知奈さん、唯月ふうかさんが歌ってくださるのが本当に楽しみです!
■脚本・歌詞原案:福田響志
お話をいただいてから映画を拝見しましたが、いいミュージカルになる匂いがぷんぷんしました。我人さんの巧妙な脚本を読み解きながら、何をどう歌うか、何をどう演劇的に表現するかを考える、スリリングな創作時間。歌詞の原案は、世界観に合わせて「植物」をモチーフにしてみたり、楽しく書かせてもらいました。演出の元吉さんとご一緒するのは4作品目、マジで念願のオリジナル作品。音楽のヒグチさんとは初めましてですが、そうとは思えないくらいラフな方で、めちゃくちゃ話しやすい。いいチームと、いいクリエーションができています。この間、ほぼ全曲のデモを聴きましたが、ヒグチさんの歌声も相まって大感動。こりゃ凄い作品になるぞ。
演出:元吉庸泰
演出を担当いたします元吉です。この物語の原作を初めて観た時の、なんというか、見事なまでに心を掻き乱された感じ。そして爪痕を残されたような、じわっとした感覚を今でも覚えています。世界に取り残されたような、たった二人のミュージカル。とても野心的なプロジェクトだと感じます。
空間、息遣い、現実、バーチャル、空想、肉肉しい感情を神経に触れ続けているような魅力的な音楽に乗せて、この不可思議な物語を物語って参りたいと思います。素晴らしいお二人の女優、クリエイティヴ陣が揃いました。2026年の幕開けに心揺さぶるショウをお届けできたらと思います。是非是非、楽しみにしてくださいませ!
ストーリー
「その人生、私にちょうだい」
花屋で働く静かな日常の中、蒼(屋比久知奈)は“ある人物”を迎える準備をしていた。
6年前、母を殺した姉・紅(唯月ふうか)。
――決して避けては通れない過去。
長い沈黙の果てに訪れた再会の夜、姉が語り出す真実と一つの“提案”。
「人生を、入れ替えよう」
揺れる記憶、歪む愛情、絡まる罪と赦し。
双子の姉妹が、一夜で“すべて”を交わす――
二人が紡ぐ濃密なワンシチュエーションでの密室ミュージカルが、あなたの心を撃ち抜く。
概要
ミュージカル『白爪草』
会期会場:2026年1月 SUPERNOVA KAWASAKI
主催・企画制作:ホリプロ
キャスト:屋比久知奈、唯月ふうか ※五十音順
スタッフ:
原案:映画「白爪草」
音楽・歌詞:ヒグチアイ
脚本・歌詞原案:福田響志
演出:元吉庸泰
主催・企画制作:ホリプロ