浦井健治,小池徹平 etc.出演 新作ミュージカル『ある男』開幕直前 舞台挨拶

ひとつの“死”をきっかけに、ある男の真実を追う物語が、緻密な脚本と旋律豊かな音楽によって舞台上で立ち上がる。ミュージカル『ある男』初日前日、上演される東京建物 Brillia HALLのエントランスに広がる、中池袋公園に設けられた特設ステージにて舞台挨拶が行われた。
登壇したのは、浦井健治、小池徹平、濱田めぐみ、ソニン、上原理生、上川一哉、知念里奈、鹿賀丈史。

コメント

小池徹平
まず、「暑い中、皆さん本当にありがとうございます」と集まった観衆を労い「『ある男』ミュージカル作品です。しっかりと頑張っていきたいと思います。今日この後、ゲネがありまして明日開幕ということで皆さんよろしくお願いします」作品の役柄にちなんだ質問でなりたいものは何?と聞かれ「浦井健治になりたいです!」と切り返しばを盛り上げた。 

浦井健治
見どころを聞かれて「いや、いっぱいありますが、ジェイソン(ハウランド)さんの楽曲はもちろんなんですが、小池徹平くんのボクシングがプロ並みです(笑)。プロ級になっております。ぜひ、楽しんでいただけたらと思います」

濱田めぐみ
自身が歌う楽曲の魅力を尋ねられ「歌わせていただいている楽曲が全てテンションやバリエーションが、私だけでなく皆さんも違っているので、その部分も楽しんでいただければと思います」
ソニン
世界初演のミュージカルですので、ゼロから作られたと思いますが、苦労されてことは?「この作品は、平野(啓一郎)さんの原作の世界観を崩さないようにしつつ、ミュージカルとして形づくることを、先ほどまで、みんなで意見を出し合い細かいところまで修正しつつ作り上げてきました。初日の舞台を皆様にお届けできることにドキドキわくわくしてます。そこが苦労した点でもあり、私たちがこだわったところです」
上原理生
このミュージカルの楽曲の全体の魅力で感じることはと聞かれ「音楽は目に見えないもので、耳からだけの情報なので、原作や映画と違い、舞台でのシーンの緊張感をジェイソン(ハウランド)の音楽が的確に表していますので、そこも楽しみにしてご覧いただけましたら、とても嬉しく思います」
上川一哉
このミュージカルの自身の役で大事にしていることを尋ねられ「一所懸命やることだけですけど、ミステリーだからおこるヒリヒリジリジリする感情がたくさん出していくのですが、一つ一つリアルにお客様にお届けできるように、頑張りたいと思います」
知念里奈
この作品のテーマを、どう感じられていますかと聞かれ「この数ヶ月の間、皆さんと一緒に良い作品を目指し頑張ってきました。テーマはとても深くて難しいと感じています。人間の本質とは何か。愛するときに過去も愛せるのか。その愛した人の選択を受け入れることができるのがというのを稽古をしながら思いましたが、まだ、答え出てないんですけど、きっと見終わった時に、静かに心にしみるような舞台になっていると思います」
鹿賀丈史
「僕は、戸籍の交換のする犯罪者と、ボクシングジムの会長の役の二役を演じます。2ヶ月の間、稽古をしてまいりました。明日が初日を迎えますので、楽しみにしてください」

挨拶の締めにあたり小池徹平からは「この夏、良い作品を届けられるよう、気持ちを引き締めて最後まで走り続けます。皆さん、観にきてください」と伝え、浦井健治は「平野(啓一郎)さんの『ある男』を、皆で丁寧にミュージカルにと作ってきました。応援のほど、よろしくお願いします」と述べた。

締めの挨拶を行う、浦井健治 小池徹平

あらすじ
「私はいったい誰を愛したんでしょう…」
「仮に、彼を“X”と呼ぶことにします」
一見幸せな人生を送る弁護士の城戸章良(浦井健治)は、
とある奇妙な調査依頼をきっかけに深いうねりへとのめり込んでいく。
調査の依頼人は谷口里枝(ソニン)。
里枝は愛する夫の大祐を不慮の事故で突然失い、悲しみに打ちひしがれる中、
長年疎遠だった大祐の兄、谷口恭一(上原理生)から
衝撃の事実を突きつけられる。
“愛した人は、名前も過去もすべてが偽りだった”
温泉旅館の次男である谷口大祐(上川一哉)
と名乗っていた男、“X”(小池徹平)とは、いったい誰なのか。
城戸は、大祐の元恋人である後藤美涼(濱田めぐみ)と共に調査にのめり込んでいく一方、
家庭では妻の城戸香織(知念里奈)との溝が深まっていく。
ある過去の事件を知る収監中の戸籍ブローカー小見浦憲男(鹿賀丈史)に翻弄されながら、
Xの人生を通して、
“人間の存在の根源とは何か”
問いに導かれ、城戸は闇へと踏み込んでいく。
“普通”の幸せを求め続けた男
“普通”の幸せを生きているフリをしている男
二人の人生が交錯した先に待つ、この世界の真実とは―

背景には、東京建物 Brillia HALL

公演概要
日程・会場
東京:2025年8月4日(月)~8月17日(日) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
広島:2025年8月23日(土)~24日(日) 広島文化学園HBGホール
愛知:2025年8月30日(土)~31日(日) 東海市芸術劇場 大ホール
福岡:2025年9月6日(土)~7日(日) 福岡市民ホール 大ホール
大阪:2025年9月12日(金)~15日(月祝) SkyシアターMBS
キャスト
浦井健治 小池徹平 / 濱田めぐみ ソニン
上原理生 上川一哉 ・ 知念里奈 / 鹿賀丈史
碓井菜央 宮河愛一郎 ・ 青山瑠里 上條駿 工藤広夢 小島亜莉沙 咲良 俵和也 増山航平 安福毅 ・ 植山愛結* 大村真佑* *スウィング
スタッフ
原作:平野啓一郎「ある男」(文春文庫/コルク)
音楽:ジェイソン・ハウランド
脚本・演出:瀬戸山美咲
歌詞:高橋知伽江
主催・企画制作:ホリプロ

WEB:https://horipro-stage.jp/stage/aman2025/