オペラ団体の東京二期会は、19世紀に誕生したオペラ２タイトル、『こうもり』(作曲:ヨハン・シュトラウスⅡ世)と、『ファウストの劫罰』(作曲:エクトル・ベルリオーズ)をセミステージ形式上演、日本語によるセリフで、字幕付きドイツ語歌唱日本語字幕付きで11月と12月に上演。
その世界は現代にも通じる、恋愛・欲望・自己決断といった、“人生の選択”を描いた物語。クラシック音楽ファンだけでなく、キャリアや恋愛、ライフスタイルに関心のある幅広い現代を生きる人々に届く舞台となる。
2025年は、“ワルツ王”ヨハン・シュトラウスⅡ世 生誕200年のアニバーサリーイヤー。彼の名作オペラ『こうもり』は、ウィーン社交界を舞台に繰り広げられる、恋と嘘、仮面と復讐が交錯する、華やかで痛快な恋愛喜劇。今回の公演は、ベルリンの名門・コーミッシェ・オーパーとの提携により実現。欧州最前線の演出を体感できるま機会。2017年・21年に東京二期会が上演し大きな反響を呼んだ世界各地の名門劇場で活躍するアンドレアス・ホモキによる演出で話題のプロダクション(公演)が、今回をもって全世界での“見納め”となる。ドイツと日本のハーフで世界的な注目を集める指揮者エリアス・グランディがタクトを取る。
指揮は、欧州の名門を渡り歩くドイツ×日本のハーフの若き才能、エリアス・グランディ。2025年に札幌交響楽団の首席に就任し、いよいよ日本でも本格始動。今いちばん旬なクラシック界のニューフェイスが、この作品で東京オペラデビューを果たす。
出演は、いま注目の若手バリトン黒田祐貴、菅原洋平らが登場。
クラシック音楽の厳しい訓練で磨かれた確かな「声楽」に加え、ステージ映えする端正なルックスと格調ある佇まいで、すでに多くのファンをすでに獲得している。
伝統を大切にしながらも、現代的な感性で新しいオペラの扉を開こうとする彼らの存在は、まさに“いま観ておくべきカルチャー”の最前線。
ベルリオーズ作曲による『ファウストの劫罰』は、“理想の人生”を求めて悪魔に魂を売る男の物語。誰もが一度は想像する「もしも人生をやり直せるなら？」という誘惑を描く、クラシックでありながら、現代人の心にも刺さる、キャリア・愛・自己肯定感といったテーマ。
今度の公演では、映像作家 上田大樹による大胆なプロジェクションマッピングが。ベルリオーズの壮大な音楽と融合する。今年9月にリニューアルオープンしたばかりの、音響に定評ある東京芸術劇場コンサートホールで、映像・照明・音楽が一体となった、没入感あふれる新しいオペラ体験が実現する。
東京二期会オペラ劇場『こうもり』
会期会場：2025年11月27日（木）～30日（日） 日生劇場
WEB：https://nikikai.jp/lineup/fledermaus2025/
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『ファウストの劫罰』
会期会場：2025年12月13日（土）・14日（日） 東京芸術劇場コンサートホール
WEB：https://nikikai.jp/lineup/faust2025/
