
マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』、レオンカヴァッロ作曲『道化師』の二本立て公演26年2月12日~15日、東京文化会館にて開催。この公演は、英国ロイヤル・オペラ・ハウスと東京二期会、初の提携による新制作。
ワールドプレミエより、「物語が率直に提示され、悲劇が完璧に描かれている」(The Guardian)、 「観客をまるで悲劇の“壁の内側”に閉じ込めるよう」(Bachtrack)などドラマチックな演出が高く評価され、英国舞台芸術界最高の栄誉「ローレンス・オリヴィエ賞(Best New Opera Production)」を受賞。欧州でも大人気のダミアーノ・ミキエレット演出によるプロダクションが日本で上演。
ローレンス・オリヴィエ賞は、ロンドンの劇場業界団体が主催する英国で最も権威ある舞台芸術賞。“英国のトニー賞”とも称されるこの賞を受けた作品が日本の舞台に登場するのは、極めて稀な機会。
舞台は南イタリアの小村。パン屋や集会所など日常の風景が、二作の物語をシームレスにつなぎ、登場人物たちは作品をまたいで交錯。
19世紀末のヴェリズオペラを、20世紀中期のイタリア・ネオレアリスム映画の質感で描き出すこの演出は、まるで映画のスクリーンの中に閉じ込めるような臨場感を。


演出のダミアーノ・ミキエレットは、ザルツブルク音楽祭、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座などでも高く評価される世界屈指のオペラ演出家。東京二期会とのコラボレーションは2018年プッチーニ『三部作』以来、実に8年ぶり。

演出:ダミアーノ・ミキエレット
指揮はアンドレア・バッティストーニ、24歳でスカラ座最年少デビューを果たし、ベルリン・ドイツ・オペラ、マリインスキー、アレーナ・ディ・ヴェローナなど世界の檜舞台で活躍。2025年にはトリノ王立歌劇場音楽監督、来年1月にはオペラ・オーストラリアの音楽監督への就任が決定するなど、いま最も注目を集めるイタリアの指揮者。

指揮:アンドレア・バッティストーニ
2012年の東京二期会『ナブッコ』で日本デビュー以来、東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者としても深い信頼関係を築いてきたバッティストーニ。愛と嫉妬が渦巻くヴェリズモの世界を、圧倒的な情熱と構築力で描き出していく。
配役
『カヴァレリア・ルスティカーナ 』
2/12(木)、14(土) 2/13(金)、15(日)
サントゥッツァ 岡田昌子 土屋優子
ローラ 小泉詠子 郷家暁子
トゥリッドゥ 前川健生 村上公太
アルフィオ 今井俊輔 大川 博
ルチア 与田朝子 小林紗季子
『道化師』
ネッダ 竹多倫子 中川郁文
カニオ 樋口達哉 下村将太
トニオ 今井俊輔 大川 博
ペッペ 高田正人 吉田 連
シルヴィオ 与那城 敬 又吉秀樹
概要
ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演
東京二期会オペラ劇場 『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』
日程・会場:
2026年2月12日(木) /13日(金)・14日(土)・15日(日). 東京文化会館 大ホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ダミアーノ・ミキエレット
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
児童合唱:NHK東京児童合唱団
演出補:パオロ・ファンティン 衣裳:カルラ・テーティ 照明:アレッサンドロ・カルレッティ 合唱指揮:佐藤 宏
演出助手:彌六 舞台監督:村田健輔 技術監督:大平久美、村田健輔 公演監督:大野徹也 公演監督補:永井和子
公式サイト:https://nikikai.jp/lineup/cava_pagli2026/
2025/2026シーズン特別協賛企業:
興和株式会社、ソニーフィナンシャルグループ株式会社、ダイドー株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社龍角散
協賛:上野トランステック株式会社、株式会社コーセー、セイコーグループ株式会社、みずほ証券株式会社
支援:大村未来基金、服部未来基金、宗次未来基金 後援:イタリア文化会館、ブリティッシュ・カウンシル
協力:東海旅客鉄道株式会社(JR東海) 都民音楽フェスティバル主催:東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団
主催:公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟