平成元年(1989年)から続く「池袋演劇祭」が、2025年も9月の約一か月間開催。
第37回目となる本年は、豊島区内13会場40団体の参加を受け、一般公募で選出された100名の審査員の採点により大賞をはじめとする各賞を決定。
10月28日(火)19時よりあうるすぽっとにて行われた表彰式で、全受賞団体が発表になった。
昨年に比べ、参加劇場は2会場、参加団体は7団体増加しました。総動員数は7,228人増加し、20,704名。



第37回池袋演劇祭大賞は ラビット番長「成り果て」。
ラビット番長は豊島区を拠点とする団体で、旅公演や学校主催の舞台芸術鑑賞会等も積極的に行っている団体。
池袋演劇祭は今回が17回目の連続参加で、これまでに、舞台芸術振興会賞を1回、豊島区長賞を2回、優秀賞を6回、大賞を3回、第34回では豊島区制施行90周年記念特別賞を受賞。今回は8年ぶりの大賞受賞。


優秀賞はどちらも初参加の THEATER MOMENTSとチーム・クレセント。THEATRE MOMENTSは「日本発のワールドスタンダード演劇の発信」を目的に2004年に結成、現在までに海外公演は延べ10回を超え、今作「遺すモノ~楢山節考より~」も国内外で多数上演され、今回は記念すべき上演10周年公演。チーム・クレセントは2010年に創立された団体で、その活動を大都市に限らず、舞台演劇に直接触れることの少ない地方都市にも広げ、地域社会の文化活動の活性化、推進に寄与することを目的とし、今回受賞された演目「わたしのこえがきこえますか」は「ろう者」をテーマにした作品で、鑑賞サポートとして舞台手話通訳を導入した。
区長より

豊島区は文化芸術が日常の生活の一部となる街を目指しています。池袋のあちこちで素敵な作品がたくさん上演される池袋演劇祭は、豊島区にとって誇りであり、特に大切にしたいイベントです。今年も多くのお客様に幸せな時間を過ごしていただくことができました。区民や参加団体、来場者の力によって地域の文化が育まれ、池袋が「演劇の街」として発展する意義を改めて感じています。池袋演劇祭には、今後もさらに演劇界を盛り上げていっていただきたいと思います。
池袋演劇祭実行委員会 名誉委員長 豊島区長 高際みゆき
第37回池袋演劇祭
開催期間:令和7年9月2日(火)~10月2日(木)
公演会場:豊島区内13会場
参加団体:全40団体
主催:池袋演劇祭実行委員会
後援:一般社団法人豊島区観光協会、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
協賛:サンシャインシティ、NPO法人いけぶくろ大明、豊島区町会連合会、株式会社豊島新聞社、豊島ケーブルネットワーク株式会社、文芸坐プロモーション、舞台芸術学院
協力:東京商工会議所豊島支部、豊島区商店街連合会、池袋西口商店街連合会、池袋東口美観商店会、WACCA池袋、サンシャイン劇場、Mixalive TOKYO
助成:令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業、東京舞台芸術祭2025 地域演劇祭連携事業
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