岡宮来夢 小林一茶ゆかりの地・長野へ ミュージカル『ISSA in Paris』 アピール

ミュージカル『ISSA in Paris』が26年1月10日より上演。
11月25日(火)、本作で小林一茶を演じる岡宮来夢が、小林一茶のゆかりの地で、地元でもある長野県を訪れ、長野県副知事表敬訪問・信濃町町長表敬訪問・一茶記念館見学。
来年 2026年、長野県は【県政150周年】、そして信濃町は【小林一茶 200回忌】【町制施行70周年】の節目を迎えるが、今回の表敬訪問では、長野県副知事・関昇一郎氏、信濃町町長・鈴木文雄氏から温かい激励の言葉、さらには一茶記念館にて学芸員・渡辺洋氏から小林一茶の歩みについて貴重な話を。

長野県副知事表敬訪問コメント(抜粋)
関昇一郎・長野県副知事
「小林一茶は長野県にとって偉大な芸術家で我々も子どもの頃から親しんだ方です。その小林一茶役を長野県出身の岡宮さんが演じられるということで、心から楽しみにしております。一茶の生涯で、これまであまり意識してこなかった空白の10年間に焦点を当て、ミュージカルとして表現するという発想はとても面白いと感じました。多くの県民の皆さまにも『ISSA in Paris』をご覧になっていただきたいと思います。また、この機会を通じて小林一茶への関心が一層深まることを期待しております。公演の成功を心より祈念いたします。

岡宮来夢・小林一茶役
「『ISSA in Paris』は原案・作詞・作曲のモーリー・イェストンさんが「露の世は露の世ながらさりながら」の俳句に感銘を受けて創作されたミュージカルです。20数年間の念願が叶った作品だそうで、その分の気持ちのこもった歌がたくさんあり、また和と洋の間のような面白い楽曲で聞き応えがあるんじゃないかなと思っています。そして、現代の日本と江戸の日本。現代のパリと過去のパリが出てきて、ビジュアル的にもすごく楽しく華やかだと思います。

信濃町長表敬訪問・一茶記念館見学コメント(抜粋)
鈴木文雄・信濃町町長
「ようこそ信濃町へいらっしゃいました。来年は小林一茶 200 回忌という節目の年にもあたりますので、ミュージカルでさらに盛り上げ花を添えていただく、そのような機会になるかと、とても嬉しく思っております。さらには、岡宮さんは長野市のご出身で、一茶かるたを持っていらっしゃるとのことで、大変縁を感じております」

岡宮来夢・小林一茶役
「一茶記念館で色々なものを直接目にすることで、親近感がわき、想像が膨らみました。一茶は、つらい状況もユーモアに変えて前を向き乗り越えていったんだなと。そして好きなことに対して一心不乱で、色んな角度から物事を見ていたんだと感じました。信濃町への道中で山々が見え、一茶も
そういう景色を見ながら過ごしていたんだと、同じものを共有できた気持ちになりました。日本発のオリジナルミュージカルに参加することは、僕の大きな目標の一つで、それを子供の頃から馴染みのあった小林一茶役で叶えられることに、光栄に思っています。ミュージカル『ISSA in Paris』は、日本の歴史ある俳句という文化を世界に届けるきっかけになると思います。共演者の皆さまが素晴らしい方ばかりで、モーリー・イェストンさんの楽曲をもとに演出の藤田俊太郎さん、振付のジュリア・チェンさんと今立ち稽古が進み、すごくワクワクする世界観で作れていますので、皆様に劇場でお会いするのが本当に楽しみです」

<製作発表会レポ>

海宝直人,岡宮来夢etc.出演 ミュージカル『ISSA in Paris』製作発表会レポ

一茶記念館について
長野県北部、信濃町柏原に生まれた俳人小林一茶は、晩年ふるさとで暮らしました。
一茶終焉の土蔵が国史跡に指定されたのを記念して、1960(昭和35)年、一茶の墓のある小丸山に開館。
2003(平成 15)年 4 月新館となり、一茶の生涯と文学・一茶のふるさと・一茶顕彰などを展示し、あわせて、一茶忌全国俳句大会や一茶講座などの、一茶や俳句に関する様々な学習活動を行っています。
所在地:長野県上水内郡信濃町柏原 2437-2

キャラクター紹介
<海人/ISSA:海宝直人>
正体を隠し、「ISSA」としてYouTubeで活動しているシンガーソングライター。
デビュー曲がバズり一世を風靡するも、スランプに陥り、曲が書けなくなって10年。
誰にも会わず、部屋に閉じこもる日々を送っていた。
そんな彼のもとに届いた母の訃報。そして思い出す、母が好きだった一つの俳句。
「露の世は露の世ながらさりながら」それは、止まっていた海人の時間を再び動かすきっかけとなった。
母が生前追い続けていたのは、俳人・小林一茶がかつてパリに渡っていたという仮説である。
その夢のような物語を信じ、海人は引きこもり生活から一歩踏み出し遠く離れたパリに向かう。
大切な人を失った悲しみ、自分を見失ったままの孤独、そして止まったままの音楽。
その答えは、時空を超えた旅の先に──。

<小林一茶/弥太郎:岡宮来夢>
江戸後期の俳人、小林一茶。本名弥太郎。
名句を残す彼にも、歴史が語らない「空白の10年間」がある。この期間、実は鎖国ニッポンを飛び出し、
ヨーロッパに渡っていたという、海人の母が追い続けた仮説が実際にあったかもしれない。
異国への憧れを抱いた弥太郎は、出島からオランダ船に乗り、波乱の時代の真っただ中、パリにたどり着く。
そこで運命の女性テレーズと出会う。しかし時はフランス革命の足音が近づく1788年。
民衆は、世の無常を嘆き、自由と平等を求め、身分制度の打破を目指し、戦いの準備を進めていた。
その中にテレーズもいた。
一茶には帰国の日が近づいていたが、一緒に革命に参加しテレーズと運命を共にする決意を固める。
その時、時空を超えた奇跡が起きる。

<ルイーズ:潤花>
海人がパリで出会う、フランス人の父と日本人の母をもつ現地ガイドの女性。
彼女の本業は振付家で、日本の俳句や民謡をラップと融合させ、独自のスタイルで踊る革新的なパフォーマンスを展開
している。母の遺した研究を手がかりに小林一茶の謎を追う海人に関心を抱き、彼の探究に協力する。

<テレーズ:豊原江理佳>
弥太郎がパリで出会う女性。
表の顔は舞台女優だが、その裏では、密かに革命運動にも身を投じている。
ある日、占い師に告げられた不思議な予言から、弥太郎との出会いに強い運命を感じる。
動乱と変革が訪れるフランス革命の時代、異国の地で戸惑う弥太郎を支え、心の拠り所となっていく。

概要
原案・作詞・作曲:モーリー・イェストン
脚本・訳詞:高橋知伽江
演出:藤田俊太郎
出演:海宝直人 岡宮来夢 潤花 豊原江理佳
中河内雅貴 染谷洸太(Wキャスト)
彩吹真央 藤咲みどり(Wキャスト)
内田未来 阿部裕 他
日程・会場
東京
2026年1月10日(土)~30日(金) 日生劇場
大阪
2月7日(土)~15日(日) 梅田芸術劇場メインホール
愛知
2月21日(土)~25日(水) 御園座

公演HP:https://www.umegei.com/issa2026/

企画・制作:梅田芸術劇場