水俣病を扱った作品、serial number13『海の凹凸(おうとつ)』、2月27日より下北沢ザ・スズナリで上演される。
作・演出の詩森ろばよりコメント到着、キービジュアルも合わせて公開。

詩森ろばより

わたしにとって水俣はとくべつな場所です。初めて遠くまで取材に行き、あてどもなく歩き、心の中に地図がありつづける場所。何度でも行きたい場所。会いたい人たち。俳優座に書下ろし、丁寧に作っていただきましたが、自分の戯曲の未熟さが気にかかり続けていました。今回大幅な書き直しと、そして、自分の手で演出もできることになりました。とくべつな場所だから、とくべつな作品が作れるほどに甘くないのが演劇ですが、できればとくべつな作品にしたい。立ち会っていただけたら幸いです。

物語
1980 年代、東京。東亜大学で公害に関わる市民講座が開催されていた。大学近くで印刷屋を営む安元は、その講座の記録をまとめてほしいと依頼を受けたことを機として水俣に深く関わるようになる。
それから 10 年あまり、水俣病はじめとする公害問題の解決を見ないまま、講座は少しづつ衰退し、最後の時間を迎えようとしていた。
そこに横浜で水俣病の勉強会をしたいという希望を持った加山が訪ねてくる。

概要
serial number13『海の凹凸おうとつ』
日程・会場:2026年2月27日(金)〜3月8日(日) 下北沢ザ・スズナリ
作・演出:詩森ろば
出演:
川田希
西原誠吾
荻野友里
杉木隆幸
かんのひとみ
山下直哉
串田十二夜
花岡すみれ
竹下景子
スタッフ
美術 松岡泉
照明 榊󠄀美香
音響 青木タクヘイ
舞台監督 田中翼
演出助手 杜菜摘
制作 serial number
票券管理・デスク イビケイコ
宣伝 吉田プロモーション
企画製作 一般社団法人風琴工房
公式HP:
https://serialnumber.jp/next.html

