矢田悠祐,山本一慶,皆本麻帆,朝月希和,駒田一,霧矢大夢etc.出演 楽劇「フィガロ」上演中 恋とお金、すったもんだのハッピーエンド。

楽劇(がくげき)「フィガロ」が1月8日、東京芸術劇場 シアターウエストにて開幕。1月18日まで上演。
オペラの原作となったボーマルシェの戯曲「フィガロの結婚」をもとに、日本の演劇界には欠かせない荻田浩一による上演台本・演出、モーツァルトそしてロッシーニによるオペラの名曲を織り交ぜ、現代風なアレンジを施している。

得意満面なフィガロ。ちょっとお調子者。
キュートなスザンナ。

場所はスペイン・セビリア近郊のアルマヴィーヴァ伯爵邸、衣装が現代的でPOPな印象。ストーリーはモーツァルトの「フィガロの結婚」やロッシーニの「セビリアの理髪師」を見たことがあれば、展開もオチも始まる前から想像はつく。

ロジーナ、歌唱得意な朝月希和。
困ったちゃんなアルマヴィーヴァ伯爵。
ドン・バルトロ、まさにTHE オヤジ。
マルチェリーナ。お金大好き。
ケルビーノ、恋、恋、恋、胸キュン。
ドン・バジリオ、テンション高め。

モーツァルトのオペラは序曲と全4幕からなるオペラ・ブッファ形式、上演時間はおおよそ3時間25分、ロッシーニのオペラは2幕、上演時間はおよそ2時間40分、今回の作品は休憩なしの110分なので、展開もスピード感満載。フィガロ(矢田悠祐)とスザンナ(皆本麻帆)の恋が主軸、しかもオペラのタイトルが「フィガロの結婚」なので、オチはお約束。

得意そうな夫に不満げな妻。
フィガロとスザンナ。
伯爵のポーズに注目。

そこに至るまでの”すったもんだ”が『見どころ』。フィガロの主人のアルマヴィーヴァ伯爵(山本一慶)は妻・ロジーナ(朝月希和)に対して興味がなくなり、なんと若いスザンナに!おいおい!というツッコミもしたくなる。そんな夫に悩む妻。また、医師ドン・バルトロ(駒田一)もなかなかにキャラ立ち、そもそもお金目当てにロジーナの後見人になっていたという経緯、衣装もどこか成金趣味的な(笑)。

賑やかな二人。
ここのやり取りは必見。
楽しそう。

そんなこんなな人間関係、女執事のマルチェリーナ(霧矢大夢)、フィガロにお金を貸していた、その借金が返せなければ、フィガロに結婚を!という無茶振りな!そして、このドン・バルトロとマルチェリーナ、『お金』で共闘。彼らだけでも十分、面白い展開が期待できるのだが、そこに小姓ケルビーノ(谷山知宏)、思春期の少年、城内の女性に恋心を持つ、特に伯爵夫人に(年上好み?)。また、ドン・バジリオ、お金に弱い(笑)。そしてテンション高めのとにかく恋愛にお金、現代も恋愛、お金は2大関心事!

この二人、実は…。
結局…よき方向へ。
この3人、実は…そうだったのか!な関係。

楽曲はモーツァルトとロッシーニの良いとこどりで選曲。また、荻田浩一らしい、一捻りした演出、最初は序曲で始まると思いきや、一発目の楽曲は「フィガロの結婚」より「楽しい思い出はどこに」、この楽曲は「フィガロの結婚」の3幕で歌われる。つまり、どの曲をどこで入れるかを元のオペラにとらわれないでの選曲、ここはお楽しみ。

落ち着くところに落ち着いて。

また、同じ原作オペラだが、モーツァルトとロッシーニ、タイプの異なる二人の作曲家の音楽を同時に楽しめるというのもなかなかの注目ポイント。もちろん、有名な「町のなんでも屋」などの超有名アリアは外せない。ここはフィガロが得意満面で歌う。自分は人気者で、いかに機転が利くかを威勢よく歌う、彼の性格がよく現れている1曲。
この物語、たった1日の出来事、もちろんコメディなので、ハッピーな結末。芸達者な面々が揃い、気軽に楽しく観劇できる。また、矢田悠祐と山本一慶は12年ぶりの共演、ミュージカルファンにはお馴染みの駒田一と霧矢大夢は2015年のミュージカル『ラ・マンチャの男』以来の共演だそう。
細かい笑いも随所に散りばめられ、新春に相応しい作品。公演は18日まで。

<開幕前会見レポ>

矢田悠祐,山本一慶,皆本麻帆,朝月希和,駒田一,霧矢大夢etc.出演 楽劇「フィガロ」8日開幕 会見レポ

物語
アルマヴィーヴァ伯爵【山本一慶】の使用人フィガロ【矢田悠祐】と、伯爵夫人ロジーナ【朝月希和】の小間使いスザンナ【皆本麻帆】は結婚を予定している。
そもそも伯爵とフィガロは旧知の仲であり、伯爵が一目惚れしたセビリアの令嬢・ロジーナとの恋の成就にはフィガロも一役買っていた。
無事に伯爵夫妻が結ばれたのを機にフィガロは伯爵家の使用人となり、スザンナと出会ったのである。
しかし、今やロジーナに興味を失った伯爵はスザンナに食指を伸ばそうとしている。
また、かつてロジーナの後見人であり、遺産目当てにロジーナとの結婚を画策していた医師ドン・バルトロ【駒田一】も、フィガロへの恨みを抱えて来訪する。
なぜならフィガロは、かつてセビリアで理髪師として働いており、ドン・バルトロの手伝いもしていたので、ドン・バルトロにとっては裏切り者なのである。
更には、借金をたてにフィガロに結婚を迫る女執事のマルチェリーナ【霧矢大夢】が立ちはだかる。
彼女は、ドン・バルトロと少なからず因縁があり、共闘を誓う。
一方でロジーナは、伯爵との夫婦関係が冷めきっていることを悩み苦しみ、憤っていた。
ロジーナはスザンナやフィガロと共に伯爵を懲らしめようと策を練る。そこに、恋多き小姓ケルビーノ【谷山知宏】と、セビリア以来のロジーナの音楽教師ドン・バジリオ【柴原直樹】も加わり、次々と予想外のことが起こってしまい…。
果たしてフィガロとスザンナは無事に結婚できるのか!? そして、伯爵夫妻の関係は!?
オペラ「フィガロの結婚」初演から240年、モーツァルト生誕270年となる2026年の幕開けに相応しい楽劇『フィガロ』を。

概要
タイトル:楽劇『フィガロ』 ~「フィガロの結婚」より~
日程・会場:2026年1月8日(木)~18日(日)東京芸術劇場 シアターウエスト
上演台本・演出:荻田浩一
音楽監督・編曲・歌唱指導:福井小百合
企画・製作:アーティストジャパン
出演:
フィガロ:矢田悠祐
アルマヴィーヴァ伯爵:山本一慶
スザンナ:皆本麻帆
ロジーナ:朝月希和
ケルビーノ:谷山知宏
ドン・バジリオ:柴原直樹
ドン・バルトロ:駒田一
マルチェリーナ:霧矢大夢

問合せ:アーティストジャパン 03-6820-3500

公式サイト:https://artistjapan.co.jp/figaro2026/