『粛々と運針』、3月27日より大阪で開幕、その後、4月9日より三鷹市芸術文化センターにて上演、25日に新潟にて上演。
2017年に新宿眼科画廊で誕生した本作は、翌年2018年には再演、全国ツアーを実施、2022年にはパルコ・プロデュースとしてウォーリー木下の演出で上演。横山拓也としてもiakuとしても、まさに転換点となった作品『粛々と運針』を上田一軒の演出、新たなキャストで。

横山拓也より

「作風」というものは、長く作品づくりをしていく中で徐々に形づくられていくもので、『粛々と運針』を書くまでの僕および iaku の作風は、いわゆる一幕物でした。一つの場所に集まった人たちが、実時間の中で、ある問題に突き当たって右往左往する。そういう作風でやっていました。『粛々と運
針』は、執筆当時、自らに作風を打ち破ることを課して挑み、実験の意味合いが強い初演になりました。しかし、これが書けたことで、演劇の自由度や懐の深さを改めて享受できたような気がしていて、大きな転換点となった作品とも言えます。小説の原作にしたり、PARCO PRODUCEとして上演してもらっ
たり、小劇場の枠を越えていった作品でもあります。この特別な思いがこもった作品を、僕の作品づくりの腹心、上田一軒氏が演出し、キャストも一新してお届けします。戯曲のブラッシュアップも済んでいます。どうぞご期待ください。
あらすじ(イントロダクション)
子どもをもたないことを約束して一緒になった夫婦に妊娠の気配。二人で住むのにちょうどいい一軒家を建てたばかり。どこからともなく猫の鳴き声がするけど、夫は交通事故で頚椎を痛めており、探せないと言う。一方、入院中の母親の見舞いを終えた兄弟。まだ治療の余地があるにも関わらず、尊厳死を
選ぶと言い出した母親に頭を抱える。病室にいた「金沢」と名乗る高齢の男性にそそのかされたのかもしれない。一体あの人は誰なんだ?二つの平凡な家庭に突如噴出した命にまつわる葛藤を、周到な会話の応酬で描き出す。

概要
日程・会場
大阪 2026年3月27日(金)~30日(月) インディペンデントシアター2nd
東京 2026年4月9日(木)~19日(日) 三鷹市芸術文化センター 星のホール
新潟 2026年4月25日(土) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
作:横山拓也
演出:上田一軒
出演:佐々木ヤス子 中山義紘 花戸祐介 鈴鹿通儀 鄭󠄀梨花 林英世
公式HP:https://www.iaku.jp/


