串田和美とノゾエ征爾が共作で挑戦。
異なるカンパニーを担い、 演劇界を走り続ける二人が、 ひとつの舞台を“共同”で立ち上げる。
さらにそこへ、 JAZZ ピアニスト・小林創による 作曲・編曲が加わり、豪華客船タイクツニック号が動く。ごちゃまぜの物語のオムニバス。 演じることも、歌うことも、音を鳴らすことも― すべてを俳優たち自身が引き受ける。
演劇に様々な要素を取り入れた、バーレスク音楽劇。

出演者には串田と継続的に創作を重ねてきた大空ゆうひ、串田十二夜をはじめ、演劇と音楽を主軸に活動してきた元オンシアター自由劇場のメンバーである大森博史、真那胡敬二、内田紳一郎、さらに、オールドジャズを軽やかに奏でる小林創(P)と木村おおじ(Dr)が集う。
ノゾエ征爾とは『そよ風と魔女たちとマクベスと』に続く二度目のタッグとなり、本作では初の共作を試みる。
また、新たな参加者として、高い身体性を備えた宮下今日子とまりあ、石川湖太朗(サルメカンパニー)、新垣亘平、織詠といった顔ぶれが揃った。

作品について
フライングシアター自由劇場の第七作目となる本公演は、主宰・串田和美による、久しぶりのバーレスク音楽劇。
キャバレー、バリエテ、寄せ芸――それらとほとんど同義語として使われながら、19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパに広がった大衆芸能“バーレスク”。
それは単なる娯楽にとどまらず、既成の権威的芸術を壊そうと、多くの芸術家たちが参加した創造の運動でもあった。
この“バーレスク”は串田和美が長年にわたり追い続けてきた演劇表現のひとつでもある。俳優自身による生演奏や歌、身体表現。
いくつかのオリジナルの物語を内包し、雑多で、奔放で、実験的な企みを詰め込んだ本企画は、串田が 1990年代、シアターコクーンで毎年末に上演していた『ティンゲルタンゲル』のスタイルを踏襲しつつ、21世紀的新たな思考を込めた“バーレスク” 的演劇を目指します。
コメント
串田和美より
俳優たちが様々な楽器を手にし、幾つも物語を交錯させながら、意味と無意味を混ぜ合わせながら演じるこの公演は
“音楽劇” であるとも言えるし、また“バーレスク”あるいは “キャバレースタイル” と呼んでも良い気がする。
けれども例えば “ミュージカル”というと、“コミカル” が “滑稽っぽい”のように本来は “音楽的” ぐらいの意味だった
のに、今や殆どがある調子の“歌”で表現される舞台表現だと社会的に認知されてしまったように、“音楽劇” も “バー
レスク” も “キャバレー” も、なにか別のイメージがこびりついてしまったようだ。
ま、そんなことはどうでも良い。ボクらはボクらで、自分たちのイメージする楽しく、ちょっとバカバカしく、意味や価値
は観客のみなさん一人ひとりが勝手に評価してくださる楽しい “フライングシアター自由劇場的” 突拍子もなく滑稽で
楽しい舞台をお届けしようと、目論んでいるのであります。ジャンジャン‼︎
ノゾエ征爾より
昨年、初めて串田さんの作品に参加させていただいて、稽古もしばらく進んだある日のこと、串田さんがニコニコしな
がら近寄ってきて「ここちょっと書いてみてくれませんか?」とおっしゃる。
幕間の、串田さんと僕のちょっとしたシーンを改めて書いてみてほしいと。
「せっかくご一緒しているんだから、自由に一緒に作りましょうよ!」と少年のような笑顔がはじける。
その日までも、楽しんではいたものの、どこかかしこまったようなものが崩せないでいた僕に、
もっと楽に演劇を謳歌しようぜ!と言ってくれたような気がしたし、実際書いて演ってみたら、
その二人芝居が超絶楽しかった。もっともっとこの時間が続いて欲しいと思った。
その時から、今回の創作がすでに始まっていたのかもしれない。少年に似合うのはたくらみです。
年齢を超えた少年少女たちがニヤリとたくらんで、ジャンジャン!!ご期待ください。
大空ゆうひより
バーレスク。音楽劇。豪華客船タイクツニック号(タイクツニック⁈)。沈没。ヒントはこれだけです、どんな作品になるかはまだまったく予想がつきません。が、串田さんの発想はいつも私を驚かせたり子供のように夢中にさせたり、五感を刺激してくれます。創作は大変だけど最高の時間なのは間違いありません。今回はノゾエ征爾さんの脚本も加わってどんな世界が広がるのでしょう。素敵なキャスト、スタッフのみなさまとともに頑張りたいと思います。

概要
フライングシアター自由劇場 第7回公演
『豪華客船タイクツニック号沈没』
日程・会場:
東京
2026年6月14日(日)~6月21日(日) 吉祥寺シアター
松本
2026年7月10日(金)~12日(日) 信毎メディアガーデン
作・演出:串田和美 ノゾエ征爾
構成・美術:串田和美
音楽:小林創(作曲・編曲)
出演:
大空ゆうひ 宮下今日子 串田十二夜 織詠 まりあ 石川湖太朗 新垣亘平
内田紳一郎 真那胡敬二 大森博史 木村おおじ 小林創 ノゾエ征爾 串田和美
スタッフ
照明:齋藤茂男 /音響:市來邦比古
演出助手:片岡正二郎 大森博史 /音楽助手:内田紳一郎
衣裳:生田志織 /衣裳協力:中野かおる 森映 /舞台監督:山添賀容子
宣伝イラスト:串田和美/ 宣伝美術:八十島博明
制作・票券:三國谷花 /制作部:臼田菜南 梅田亜希子/ カンパニープロデューサー:串田明緒
企画製作:フライングシアター自由劇場
協力:公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
主催:有限会社自由劇場
助成:アーツカウンシル東京 [東京ライブ・ステージ応援助成]
公式サイト:https://www.k-jiyugekijo.com/


