2026年劇団公演 た組「景色のよい観光地」で東京・大阪・札幌の3都市ツアーを控える加藤拓也。
本作は、加藤が台湾を訪れ、台湾を代表する演出家・許哲彬、日本と台湾の俳優たちとともにワークショップと滞在制作を重ねて生まれた国際共同制作。日本と台湾、それぞれの演劇シーンで活躍する俳優陣が集結し、繊細な心理の揺らぎや、現実と記憶、想像が交錯する瞬間を、国や言語を越えた身体表現で立ち上げる。

日本からは、映像・舞台を横断し幅広い役柄を演じてきた夏帆、確かな演技力で数々の舞台作品を支えてきた金子岳憲、若手ながら舞台・映像で存在感を示す秋元龍太朗が出演。台湾からは、四把椅子劇團をはじめ台湾現代演劇の第一線で活躍する竺定誼、林家麒、何冠儀が参加する。異なる背景と感性を持つ俳優たちが、国際共同制作ならではの緊張感と奥行きを、舞台上に描き出す。
物語
ある日茉莉は、夫でVRゲームのプログラマーである裕也の仕事の為に、台湾で暮らしていた小学生時代の持ち物や写真、資料になるものを探していた。その中に茉莉に見覚えのない、腐った果実の入ったおかしな瓶を見つける。すると台湾の小学生時代からの知り合いでもあり、裕也と同じ会社で働いている呉が血相を変えて家を訪ねて来る。どうやら実際には人を殺してはいないものの、殺したと思い込んでいて、強い思い込みに苦しんでいるらしい。
茉莉と裕也は一晩だけ、呉を家に泊めてあげることにする。が、様子のおかしい呉が家にいることで二人は寝むれず、呉に気を付けて過ごすことに。すると呉は突然起きてきて、二人にむかって、茉莉が持っていたおかしな瓶について思い出したことがあると話し始める。その瓶は茉莉と呉が知り合った台湾時代のサマーキャンプで、友人達が拾ってきた瓶であり、そして「占い」に使われていた瓶だそうだ。
サマーキャンプで仲良くなったのは他に、日本人の井川、台湾人の楊と陳が居た。サマーキャンプ中、茉莉と呉と合わせて五人で「行ってはいけない」とされている校舎から帰って来た時に楊が気付かない内に持っていた。それから楊は占いと称して、次から次へと起きることを当てていたそうだが、その様子はどちらかというと占いではなく、おまじないと呼べる様子だった。つまり願って、その未来を引き起こしたような様子だったのだ。そして占いはいつの間にかおまじないと呼ばれるようになっていたのだ。
呉はそんな昔話をする内に、自分の強い思い込みも瓶のおまじないのせいだったと言い出し、VRゲームの中で、AIで小学生当時の井川や楊、陳を再現して、サマーキャンプをゲームとしてプレイし、自分のおまじないを解くアイデアを提案する。
茉莉と裕也は渋々、呉の提案に乗って、小学生時代を再現していくが、茉莉と呉は小学生時代のVRゲームから段々と抜けられなくなってしまう。
概要
た組×四把椅⼦劇團『どうも不安な様⼦』
作・演出:加藤拓也
監修:許哲彬
出演:夏帆 ⾦⼦岳憲 秋元⿓太朗 /竺定誼 林家麒 何冠儀
日程・会場:
台湾
2026年4⽉18⽇(土)ー4⽉26⽇(⽇)台北パフォーミングアーツセンター
日本
2026年5月7日〜5月10日 KAAT神奈川芸術劇場 ⼤スタジオ
公演詳細:https://takumitheater.jp/news/id_997/
台北公演
主催︓台北舞台芸術センター
共同製作︓台北舞台芸術センター、独⽴⾏政法⼈国際交流基⾦
制作︓ Four Chairs Theatre Company 、合同会社わをん企画
協賛︓アーツカウンシル東京
協⼒︓有限会社quinada、合同会社妥当解釈
神奈川公演
主催︓合同会社わをん企画
制作︓ Four Chairs Theatre Company
初演共同製作︓独⽴⾏政法⼈国際交流基⾦
提携︓KAAT神奈川芸術劇場
協⼒︓有限会社quinada、合同会社妥当解釈
本作品は台北パフォーミングアーツセンターによる委嘱作品です。
本作品は National Culture and Arts Foundation の助成を受けています

