林翔太,北川拓実 (主演Wcast),宮澤佐江, 珠城りょう, 石井一彰, 別所哲也出演ミュージカル『ラパチーニの園』取材会レポ

ミュージカル『ラパチーニの園』が新国立劇場小劇場にて開幕。
この舞台は19世紀アメリカの作家ナサニエル・ホーソーンの短編小説「ラパチーニの娘」を原作とした、韓国発のオリジナルミュージカル。韓国・忠武(チュンム)アートセンターの新作ストーリー作家育成支援プロジェクト「ミュージカルハウスブラック&ブルー2020」に選出され、翌年2021年に忠武アートセンター小劇場ブルーで初演、“アーツカウンシル・コリア2024年新作賞”を受賞。25年に公式公演として韓国で上演された。現代社会で話題となる、愛の名の下に起こる「抑圧」と「暴力」、そして社会的偏見が残した「傷」を真正面から探求した作品で、それぞれの「愛のかたち」に向き合う登場人物の心の動きが、美しい音楽と共に、観客の心へ深く響き、愛の本質を問う作品として注目。
今回、日本での上演にあたって、クリエイティブの中枢となる上演台本・訳詞・演出には、『ヒトラーを画家にする話』、『他者の国』、『帰還の虹』(共に脚本・演出)などの作品で緻密な物語性と生々しく叙情的な言語感覚の作風が支持されるタカハ劇団主宰・劇作家・演出家の高羽彩。音楽監督に、舞台『キングダム』(音楽監督・編曲・オーケストレーション)や舞台『千と千尋の神隠し』(音楽監督・指揮)、ミュージカル『十二国記 ‐月の影 影の海‐』(音楽)などの作品で、世界に通じる総合的な目線で作品づくりに携わる深澤恵梨香が担う。


出演は、真の美しさを求める芸術家を志す青年ジョヴァンニ役を、数々の舞台・ミュージカル作品で主演を務めた林翔太、そして、25年の主演ミュージカル作品で高い評価を得た北川拓実が、W主演・Wキャストで務める。ラパチーニの娘で外の世界との接触を避けて生きる美しい女性ベアトリーチェ役に宮澤佐江。ラパチーニに献身的に仕える乳母兼家政婦のリザベタ役に珠城りょう。ラパチーニの研究に疑念を抱く正義感の強い医師バリオーニ役に石井一彰。娘のベアトリーチェを外界から守るため植物の毒の研究をする科学者ラパチーニ役に別所哲也。
公演に先駆けて取材会が行われた。登壇したのは、林 翔太、北川拓実、宮澤佐江、珠城りょう、石井一彰、別所哲也。

意気込みなど。

石井一彰「このカンパニー5人しかいないので、お互い支え合い助け合い、一丸となって本番挑みたいと思います」

珠城りょう「このお稽古期間、本当にキャストだけではなくてスタッフさんも演出家の高羽さん含めスタッフさんと一丸となってみんなで作ってきた感覚がすごくある、大きな作品だなと思っています。 お客様が実際に入られて、どんな雰囲気になるのかというのも楽しみですが、引き続き皆さんと心を一つにして頑張っていきたいなと思いますし、私個人としては、ミュージカルに出演するのが2024年ぶりなので楽しみながらあの舞台に立てたらいいなと思っております」

宮澤佐江「今日の初日に向けて、カンパニー一同みんなで走り続けて走り抜いてきたなという実感がしております。私自身はちょっとふわふわした気持ちではありますが、この作品に必要な緊張感だったり、緊迫感がちょっとふわっとしたその不安な自分の本当の気持ちが…感情がうまく相まって、このステージ上にいつも立てているなって実感してます。キャストの皆様とこのステージでお芝居する中でも、セリフも一言一句がいつも自然体に聞こえていて、それがすごく私の中でもいい時間だなと、日々この練習を重ねて思っていましたので、今日の初日に向けて完成されたこの作品、千秋楽に向けて、もっともっと完熟させたい、成熟させていけたらいいなって思っております」

別所哲也「いやもう初日迎えるのはもう楽しいでしょうがないです、わくわくしております。お客様がどんなふうに受け止めてくれるのかなってもう皆さんおっしゃってるように、本当に小さな編成なんですけど、この中で生まれるこの新しいミュージカルの物語を皆さんに楽しんでいただけるように今日から届けてまいりたいと思いますし、韓国にもこの評判が届くように私達も毎日毎日、公演を重ねていきたいなと思ってます。私1人毒々しく演じたいなと思っております」

北川拓実「稽古はあっという間でしたし、すごい形の中でやるっていうのも、しかもダブルキャスト、林翔太くんっていう大先輩、僕の中ですごいプレッシャー、立ち稽古始まって1ヶ月後の自分ってどうなってんだろうなってすごく不安に思ったりもしました。今日ここまでこれたので安心していますし、早く皆さんに届けたいなという気持ちでいっぱいです。僕個人としてはグループ活動が終了してから初めてのお客さんの前に立つステージ、僕にとってこの作品はすごく大きな挑戦にもなっています。ジョヴァンニとしてこの作品として生きて届けられるように駆け抜けたいと思います」  

林 翔太「僕は稽古期間がだいぶ短かったので、すごい、すごい不安だったんですよ。いつも確認の動画を見て1人で頑張るんですけど、もう最初に見たときからもう拓実は『もうできてんじゃん』みたいな…もう明日初日でよくね?ぐらいの完成度。後からの合流、皆さんの空気ももう出来上がってる中に入ったんですけど、みんなが温かく迎え入れてくれたので、僕も安心して皆さんの胸を借りながら稽古できまして、ようやく今日初日を迎えて皆さんにこの作品を届けられることでほっとすると同時に、ここから千秋楽まで走り抜けていかなきゃなっていうのがあるので…このすごい実力を持った共演者の方々と一緒にステージに立てるのが嬉しいので、その時間をかみしめながら最後まで頑張りたいと思います」

稽古中のエピソードなど、さまざまな話が。「別所さんがチャーミング」という声が。当の本人は「素晴らしい仲間で、学ばせていただいてますけども、まずは主役の2人が本当に爽やかで明るくて、お父さん嬉しいなって…私は決してチャーミングな存在ではないんですけど」と謙遜。また、最年少の北川拓実は「翔太くんが本当に素晴らしくて、(僕は)無理だみたいな感じになるぐらいうますぎて、その日泣きそうになっちゃって、着替え室のところで1人で『わー!』ってなって…こんな素晴らしい方々たちの中でやるっていうはプレッシャー」とコメント、当日は石井一彰に慰めてもらったそう。また、宮澤佐江が北川拓実のある忘れ物の話を。「初めてか、もしくは2回目に拓実くんにお会いして一緒に稽古したんですけど、先に終わった拓実くんが帰られたんです。そしたら拓実くんのバッグだけが歌稽古の現場に置いてあって…」と。ん?笑いながら宮澤佐江は続けて「サブバッグだけ持って…」それを受けて北川拓実は「台本だけ持って帰ってきてました」とコメント。台本はしっかり!!

最後に公演PR。

林翔太「作品は僕らダブルキャストでやらせてもらっていますので、前(客席)から見る機会があるのですが、すごくいい作品だなってると心から思います。早く皆さんにお届けしたいですし、もっともっとたくさんの方にも見てもらいたい気持ちもあるので、ここにいるみんなとスタッフもたくさんいますけど、みんなで成功させて、またその先に進めるような、そんな良い公演にできたらいいなって思います」

あらすじ
18世紀のイタリア・パドゥア。科学者ラパチーニは、愛する娘ベアトリーチェを外界の悪から守るため、彼女の体を「毒に耐性を持つ存在」へと変えてしまう。毒草が生い茂る庭園で育てられたベアトリーチェは、誰とも触れ合うことなく、孤独に生きてきた。
ある日、芸術家を志してパドゥアにやって来た青年ジョヴァンニが、その庭に佇む彼女の姿に心を奪われる。二人は惹かれ合うが、ベアトリーチェの体に流れる“毒”は、愛を交わすことを許さない——。
父・ラパチーニの愛、ベアトリーチェの愛、ジョヴァンニの愛、リザベタの愛、バリオーニの愛——。
それぞれが信じる「愛のかたち」が交錯し、誰も知らない結末へとたどり着く。

概要
公演タイトル: ミュージカル『ラパチーニの園』
東京公演: 2026年2月20日(金)~3月1日(日) 新国立劇場小劇場
原作: ナサニエル・ホーソーン作 小説「ラパチーニの娘」
翻訳: 吉田衣里
上演台本・訳詞・演出: 高羽 彩(タカハ劇団)
音楽監督: 深澤恵梨香
Originally produced in Korea by STUDIOSUNDAY Co., Ltd.
Written and Lyrics by : Soomin Kim
Music by : Dasom Lee
Original Producer : Minsun Park
配役・出演:
ジョヴァンニ 林翔太/北川拓実 (Wキャスト)
ベアトリーチェ 宮澤佐江
リザベタ 珠城りょう
バリオーニ 石井一彰
ラパチーニ 別所哲也
主催: NHKエンタープライズ/エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
公式HP: https://rappaccini.jp/
#ラパチーニの園