ロルカの傑作「イェルマ」を起点に、作 オノマリコ×演出 稲葉賀恵が放つ、生きる価値を見出そうとする女と男たちの物語。出演に咲妃みゆ、渡邊圭祐、小林亮太、渡辺いっけいら。
「生産性のない人たちには存在価値がないのか」変容する社会の中で、家族とは何か、自分とは何かを問いかける。9月に世田谷パブリックシアターの企画制作により、シアタートラムにて『Yerma イェルマ』の上演が決定した。
世田谷パブリックシアターでは、白井晃芸術監督監修のもと、優れた演劇人を招き、新作演劇を創作・上演。
今回登場するのは近年の演劇シーンにおいて、際立った存在感を放つ演出家・稲葉賀恵。30代の若さで読売演劇大賞・最優秀演出家賞を受賞した稲葉は、新劇の土壌で磨いた深い戯曲解釈を軸に、現代的でエッジの効いた空間演出を展開。その手腕はジャンルの垣根を超え、中劇場から大規模なミュージカル作品に至るまで高く評価されている。伝統と革新を併せ持つ、新世代の演出家です。
夫婦や家族の在り方が問い直される今、稲葉は変容する現代の家族像とその深淵を見つめ、社会に問いを投げかける意欲作とするため、この新たな物語の劇作を劇作家・オノマリコに託した。現代においてマイノリティとなる人々の生活を描くなど、社会課題を描き出す作品で注目を集めるオノマの個性的な劇作により現代への問いかけをもたらすはず。
本作は1930年代スペインの閉塞的な寒村を舞台に、抑圧された女性の苦悩と孤独を鮮烈に描き出した詩人・劇作家フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる不朽の傑作「イェルマ」を起点に、現代社会で自らの居場所や価値を見出そうと生きる女と男たちの物語として新たな戯曲を書き下ろし、作品を立ち上げる。
「家族の在り方」や「自己の存在意義」を再定義する本作。稲葉の鋭い演出手腕は、現代が抱える切実な問題を舞台上に鮮やかに映し出し、今を生きるすべての人々に深い問いを投げかける一作。観る者へ「真の自己とは何か」を突きつける。

自らの存在価値に深く悩む女性、イェルマ役を宝塚歌劇団を退団後も舞台や映像で活躍の場を広げ、近年の主な出演作に世田谷パブリックシアター主催公演 音楽劇『空中ブランコのりのキキ』(24年)、舞台『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』(25年)、『クワイエットルームにようこそ The Musical』(26年)、ドラマ「波うららかに、めおと日和」(25年)などがあり、今年5月からは『レッドブック〜私は私を語るひと〜』での主演を控える咲妃みゆが演じます。家庭生活に非協力的なイェルマの夫で、自分もある秘密を抱えるフワン役に、ドラマ「仮面ライダージオウ」(18/19年)での俳優デビュー以降、幅広いジャンルで活躍し、近年では世田谷パブリックシアター主催公演 舞台『無駄な抵抗』(23年)、『アンナ・カレーニナ』(23年)や大河ドラマ「光る君へ」(24年)などに出演し、今年4月には映画『SAKAMOTO DAYS』の公開を控える渡邊圭祐。イェルマにとって男性的な魅力溢れる存在のビクトル役は『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stage (19年〜)爆豪勝己役や、舞台『鬼滅の刃』(20年~22年)での初代主演・竈門炭治郎役のほか、ミュージカル『フランケンシュタイン』(25年) 、『キルバーン』(25年)など多岐に渡るジャンルに出演し、3月には主演ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』の出演を控える小林亮太。そしてイェルマの内的な存在であり、物語の展開に鮮烈なアクセントを刻む老婆役を、多ジャンルにわたりその卓越した表現力でマルチな才能を発揮し、近年の主な出演作に舞台『ロボット』(24年)、映画『盤上の向日葵』(25年)などがあり、現在放送中のドラマ「元科捜研の主婦」にも出演中で5月からはパルコ・プロデュース2026『リチャード三世』の出演を控える渡辺いっけい。
概要
『Yerma イェルマ』
日程・会場
東京公演: 9〜10月 シアタートラム
※兵庫、宮城、愛知公演あり
作:オノマリコ
構成・演出:稲葉賀恵
出演:咲妃みゆ、渡邊圭祐、小林亮太、渡辺いっけい ほか
<東京公演>
主催:公益財団法人せたがや文化財団
企画制作:世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業
(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
問い合わせ:世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00-19:00) setagaya-pt.jp
公式HP:https://setagaya-pt.jp/stage/32248/
『Yerma イェルマ』公式SNS
X:@Yerma_sept
Instagram:@yerma_sept

