CEDAR共同企画プロジェクト第2弾 CEDAR×défi 2022年12月『女中たち』上演が明らかになった。円地晶子,黒河内りく,月船さらら出演、石川大輔が今回初演出を担う。
CEDAR×深作組に続き【CEDAR共同企画プロジェクト第2弾】としてCEDARとdéfiでフランスの作家ジャン・ジュネの「女中たち」を上演。
「女中たち」は、ジュネが演劇というものを通して何を見出せるかを模索している初期戯曲で、象徴的にお芝居の中のお芝居ごっこを描くことで内省し、目に見えないものに接近し、感情をかきたてられることを期待し執筆した作品。奥様との関係の中で鬱屈とした女中たちの逃避、自分自身が何者かとして存在するためのもがき、これらを通してすべてをそぎ落とした先の人間の本質、あるいは存在の実感を探ることのできる作品作りを目指していく。
円地晶子
黒河内りく
月船さらら
演出・石川大輔 コメント
個人の繊細な心の動き、それを通して捉えられる世界。それらを「女中たち」には感じました。 私はまだ社会と上手く向き合えません。自分自身を探るのに必死です。もしかしたら何もないのかもしれません。 自分などわからずとも社会に飛び込める人もいます。まずは社会に求められる人物を演じます。その先に自分を見出せればそれが良い のかもしれません。 個々人のアイデンティティの確立が求められる時代です。私にも、関わってくださる方々にも、観てくださる方々にも、この公演が生 きていく上で少しでも何かの助けになりますと幸いです。
≪あらすじ≫
雇い主である奥様の部屋で、「女中と奥様ごっこ」にふける女中の姉妹、姉ソランジュと妹クレール。 自分たちの謀略によって刑務所送りにしていた旦那様の釈放の知らせを聞くと、もはや逃げ場はないと 悟り奥様の殺害を決意する。奥様が帰宅してから旦那様に会いに行くまでの間に、薬を飲ませて奥様を 殺そうとするも失敗に終わる。奥様が出掛けた後、クレールは奥様を演じながら、奥様に薬を飲ませよ うとするクレールの芝居をソランジュにさせ、自ら薬を飲む。 1947年、ルイ・ジューヴェの演出でアテネ座にて初演。
概要
CEDAR共同企画プロジェクト第2弾
CEDAR×défi 『女中たち』LES BONNES Jean GENET
日程・会場:2022年12月14日~18日 新宿シアターブラッツ
作:ジャン・ジュネ
演出:石川大輔
出演:円地晶子/黒河内りく/月船さらら
著作権代理:(株)フランス著作権事務所
CEDAR公式サイト:https://www.cedar-produce.com/
défi公式サイト:https://defi.themedia.jp/
問い合わせ:defi.engeki@gmail.com
企画・制作:CEDAR×défi
主催:演劇ユニットdéfi