七十七年前、広島に投下された原爆の脅威をドキュメンタリータッチで 井上ひさしが描いた『少年口伝隊一九四五』は、さらに原爆投下から一か月と十日後に広島を襲った超大型台風(枕崎台風)がその惨状に追い打ちをかけ、原爆という人災に天災が重なり人も街も破壊されつくしてゆく様がリアルに描かれている作品だ。
井上のこの作品の朗読劇を10月21日より公演を行うチーム・クレセントは、社会性のある演劇を通して平和な社会の構築を目指し活動を続けている。同団体の片山美穂によれば、いつかこの『少年口伝隊一九 四五』を上演したいと考えており、数年前、被爆者である伊藤勝昭が主催した広島の原爆をモチーフにした小品に出演したことをきっかけに、具体的な構想へと発展した。被曝の実体験を持つ伊藤勝昭氏の演出で、今の時世において、あらためて恒久平和の実現を願う作品にしたいという。
あらすじ
1945年8月6日午前8時15分、 広島がヒロシマになった瞬間だ
英彦、正夫、勝利の3人の少年は、 中国新聞社が急きょ組織した〝口伝隊〟としてニュースを伝えて歩くことになった少年たちは、焦土と化した広島の街を歩きまわりながら、 父や母を捜した
数日後、ラジオから玉音放送が流れたのをさかいに、世の中があからさまに変節していく
憤りながら、なおも懸命に生きようとする少年たちだったが、追い打ちをかけるように超大型台風が広島を襲うーー
概要
集団名:チーム・クレセント
公演名:『少年口伝隊一九四五』
作:井上ひさし
演出:伊藤勝昭
日程 会場:2022年10月21日(金)~24日(月) ザムザ阿佐谷
キャスト:
黒田利夫/宮川知久/矢内佑奈/片山美穂/落合明日香/滝野洋平/木村圭吾/菅野結花 根岸唯/西野歌倫/小田原麗/新里乃愛
二胡:陳ブンジ ピアノ:根本英亮
スタッフ:
照明・プロジェクションマッピング:松田充博 音響:余田崇徳 舞台監督:高橋康孝 美術:杜江良 振付:細川麻実子 宣伝美術:おかめ家ゆうこ 映像制作・配信:齋藤 耕路(ユニコーン) 舞台写真:小杉朋子
制作協力:J-Stage Navi /平田愛奈 制作:片山美穂 企画・製作:チーム・クレセント
協力:アイティ企画/ ALBA /ケィ☆サイド/劇団俳協/ DPIC Entertainment. / P カンパニー
主催:一般社団法人チーム・クレセント
チケット:
発売日:2022年9月11日(日)
料金:全席自由 前売当日共/4,500円 高校生以下/3,500円
取扱:
J-Stage Navi 03-6672-2421(平日12:00~18:00) http://j-stage-i.jp
カンフェティ 0120-240-540(平日10:00~18:00)https://www.confetti-web.com/crescent/
問合:03-6672-2421(平日12:00~18:00) http://j-stage-i.jp