三宅裕司,小倉久寛,野添義弘登壇『堕天使たちの鎮魂歌~夢色ハーモ ニーは永遠に~』取材会レポ

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)第60回記念本公演『堕天使たちの鎮魂歌~夢色ハーモニーは永遠に~』が10月21日より開幕。
今回は、音楽に情熱を注ぐ新旧ディーバたちと彼女たちを取り巻く音楽業界の人々の群像劇を、歌あり、ダンスあり、アクションあり、そしてもちろん笑いありのエンターテインメント、総勢40名のSET劇団員によるミュージカル・アクション・コメディー!!
あれだけの酷暑から涼しくなってきた9月の終わり、SETの稽古場にて取材会が行われた。登壇したのは、三宅裕司、小倉久寛、野添義弘。

三宅裕司から挨拶。

「43年目、60回目の公演、力入れてやろうというのは全くありません。音楽に特化した爆笑ストーリー、歌、ダンス、SETはどのくらいできているのか、爆笑の連続のあとは感動のストーリーは変わりません」と語る。
それから見どころについては続けて
「芸能界の話です。ヒット曲が全くない、3人の女性グループ、しかも歳をとってきている、そろそろ引退してもらおうかという時にプロデューサーが。小倉はグレート・プロデューサーの役です。色々絡めて、爆笑して、最後は歌で感動させられるように。今は立ち稽古に入っています。アドリブはほぼないです、僕と小倉のシーンは少しあるかもしれません、台本通りです」とコメント。

そのグレート・プロデューサーas小倉久寛より「鳴かず飛ばずのソウルシンガー…なんとかなるんですけどね。まあまあの腕利きのプロデューサー」と言ったところで三宅裕司が「すごいプロデューサー、小倉の個性で、腕のあるプロデューサー、小倉の腕の見せ所です」

野添義弘は「3人組のマネージャーです。長年一緒に活動してまして、なんとか売れるように日の目を見ればという思いで頑張るんですが…3人のことがわかっているマネージャー。プロデューサーの話に乗って…。出番の多い役をいただいてたので、頑張りたいなと。三宅から『踊るよ』と言われて本当に踊るシーンがあるとは、64にもなって…その辺も楽しんでいただけたら。劇団に入った時にジャズダンス・バレエ、一応。普段はアクションの振り付けを。今はストレッチやったりしてます」と語るが、野添義弘のダンスは見どころ!「歌の特化してますので、ダンスもどのくらいのレベルでできるのか、お客様も目が肥えてますから…隙あればギャグを入れようと」と語る三宅裕司。

それから野球の話になり、小倉久寛は超ジャイアンツファンだそうで、野球の話に。話が逸れまくったところで野添義弘から「なんの記者会見なの」とツッコミが入り、三宅も「劇団のことでもっと興奮しないと」と話が元に戻り。
三宅裕司の役どころは事務所の社長。チラシビジュアルとはかなり違うが(笑)。「この格好では2時間持ちませんね」と笑わせた。三宅裕司、ついつい小倉久寛をいじる「一人で面白い」と(笑)。また、三宅裕司から「小倉も歌います、歌に特化しているので」とコメント、小倉久寛の歌唱シーンも見どころの一つ。
「(劇団には)20代から70代までいます…笑いの劇団はお客様がドッと笑たりウケると思ったらシーンとなる、経験がないと笑いのセンスができない、若手に味わってほしいストーリーで感動。劇団員全員一人一人に台詞があります、経験ないとできないんだと」と笑いとクオリティに関してはとことん追求。

また、野添義弘について三宅裕司は「あの大河ドラマの現場の雰囲気に耐えてきて一回りも二回りも大きくなってきた。どんなことがあっても全力でお客様を感動」と語り、さらに「今回は爆笑しながらも感動できるステージになっています。その感動部分の役を受け持っているので、3人の若い女の子たちと野添の、3人の女の子たちを育てるという、頼れる、任せる芝居を。そういうところの野添の力を」、また「大河ネタ、前回は太秦だったけど、今回は難しいかな」とコメント。

最後にPR。
野添義弘「記念すべき公演、素晴らしいパフォーマンスをお見せするように稽古しています。何回も観ているお客様も、初めての方でも楽しめる作品になっていると思います。皆様ぜひ、お越しになって楽しんでいただきたい」

小倉久寛「60回目、三宅さんが音楽に思い入れがあって、歌に特化した、全編、歌いっぱい、ダンスもいっぱい、ギャグもあって、心が高揚する、感動するお芝居です。ぜひお越しください」

三宅裕司「43年間、歌って、アクション、感動のストーリー。ミュージカル・アクション・コメディから、今回は歌とダンスに特化してみようと。ダンスレベルが問われる。そして歌…SETはどんな歌を歌うのか、それを世間に問うという企画、より感動的にするために20〜70代の役者がいろんな役をやって感動を。歌に特化して、感動のダンスで。来年はアクションに特化???そういうこともありだなと。ぜひ、観にいらしてください」と締めて取材会は終了した。

あらすじ
女性3人組ソウルシンガー「ディーバ」は、実力はあるものの長年鳴かず飛ばず。 そんなどん底の彼女たちにある日、ビジュアルとダンスセンスは良いが歌は最悪というアイドルグループの替え玉 の依頼が舞い込む。
仕掛け人の大物プロデューサー、事務所社長、足を引っ張るライバルたち… それぞれの思惑が絡む中、極秘プランが始動! 「大きなステージで自分たちの歌を届けたい!」という夢だけを支えに生きてきたディーバを襲う様々な試練…。 彼女たちの歌声が奏でるその先に待っているのは、厳しい現実か、輝く夢か?!

概要
劇団スーパー・エキセントリック・シアター 第60回記念本公演
ミュージカル・アクション・コメディー
『堕天使たちの鎮魂歌 ~夢色ハーモニーは永遠に~』
脚本:𠮷井三奈子
演出:三宅裕司
出演:三宅裕司 小倉久寛
永田耕一 田上ひろし 野添義弘 岩永新悟 赤堀二英 西海健二郎 おおたけこういち 安田 裕 榊 英訓 栗原功平 岩澤晶範 長谷川慎也 辻 大樹 時松研斗 浅田壮摩 渋谷渉大流 大城麗生 富山バラハス 宮下幸生 佐藤雄基
三谷悦代 杉野なつ美 丸山優子 白土直子 良田麻美 南波有沙 久下恵美 山口麻衣加
鎌田麻里名 立川ユカ子 白井美貴 山城屋理紗 山﨑愛華 須田 歩 岡山玲奈 古家由依 村田彩夏 鶴田 彩

日程・会場:
東京:2022年10月21日(金)~11月6日(日) サンシャイン劇場
秋田:2022年11月9日(水) 鹿角市文化の杜交流館コモッセ 文化ホール
企画・制作:(株)スーパーエキセントリックシアター (株)アミューズ (株)アタリ・パフォーマンス

SET公式サイト:https://www.set1979.com