不条理劇の最高峰に最高のスタッフ・キャストが集結!いよいよ、東京公演開幕!!
本作は20世紀の演劇界に多大な影響を及ぼしたノーベル文学賞受賞の鬼才ハロルド・ピンターが1959年に執筆、翌60年に発表。開幕と同時に大きな反響を呼び、この作品によって不条理演劇の大家として名声と地位を確立。ピンターポーズと呼ばれる、ピンター特有の“間”を多用しながら、追い詰められていく人間をめぐる不条理を恐怖とユーモアのうちに描く独特の作風は「ピンタレスク」と名付けられ、英和辞典にも記載されているほど。作品は一人の老人と兄弟がある部屋を巡るものがたりです。現実と非現実、現在と過去、理性と狂気、論理と非論理、明晰さと曖昧さが縦横無尽に交錯する本作は、やがて多様な解釈を受け入れることが出来る奥行きを観る者に気付かせてくれる。
演出の小川絵梨子、出演のイッセー尾形、木村達成、入野自由が不条理劇の最高峰に果敢に挑戦。作品は一人の老人と兄弟がある部屋を巡る物語。理性と狂気、明晰さと曖昧さが縦横無尽に交錯する本作は、やがて多様な解釈を受け入れることが出来る奥行きを観る者に気付かせる不条理劇の最高傑作。
《イッセー尾形》
稽古場の壁にデイヴィス役の外国人俳優さんの写真。みなさん彫りが深くて知的な佇まい。叱咤激励されてます!
《木村達成》
いつもなら早く本番がしたいと思って稽古をしているのですが、今回は逆でした。
演出の小川さんと、この作品を紐解いていく瞬間が楽しくて、まだまだ稽古していたいと思うほどでした笑
皆さまお楽しみに!
《入野自由》
一筋縄ではいかない作品で、幾度と無く振り落とされそうになりましたが、なんとか食らいつき、ここまで来ることができました。この戯曲の面白さを劇場で是非体感してください。お待ちしています!
物語
ロンドンの廃屋のような部屋。そこへきちんとした身なりの青年アストン(入野自由)と脚を引きずる宿無し老人デイヴィス(イッセー尾形)がやって来る。デイヴィスは住み込みで働いていたレストランをクビになり、偶然知り合ったアストンの厚意で連れてきてもらったのだ。
2人の会話はまったく嚙み合わないが、デイヴィスはこの部屋にこれ幸いに居候することになる。だが翌朝、いきなり現れたアストンの弟ミック(木村達成)に不審者扱いされ、激しく責め立てられるが、次第にミックはデイヴィスにこの家をリフォームする壮大な夢を語り始める。
そして兄弟はそれぞれ別に、デイヴィスにこの家の管理人にならないかと持ち掛けるが・・・。
概要
作品名:『管理人/THE CARETAKER』
作:ハロルド・ピンター
翻訳:小田島創志
演出:小川絵梨子
出演:イッセー尾形、木村達成、入野自由
日程・会場
東京公演
2022年11月18日(金)~11月29日(火)紀伊國屋ホール
兵庫公演
2022年12月3日(土)~4日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール公式HP:http://kanrinin-stage.com/
製作:インプレッション