KERA•MAP #008 『修道女たち』

2018年 結成25周年を迎え、未だ人気が衰えることを知らない劇団「ナイロン100°C」を主宰する ケラ リーノ・サンドロヴィッチ(KERA)。KERAの 、劇団以外の演劇の活動の場として 、2001年 スタートした KE A•MAPが新作を発表する。 近年、#006『グッドバイ』、#007『キネマ 恋人』が、立 続けに名だたる演劇賞を受賞。作・演出舞台 完売必至。益々注目が高まっ いる。 #008 、2018年秋上演。ケラリーノ・サンドロヴィッチのホームとも言える、本多劇場にて 待望の 新作の 書き下ろしとなる。 キャスト 、演劇界で活躍する、色とりどりの 、層の 厚い女優陣が結集。女性 心理を巧み 描ことで定評のあるKER Aが、今回、これだけ多彩 女優陣をどう描き切るか、期待が高まる。その女優達に対峙する、鈴木浩介、みの すけという実力派俳優の 存在も頼もしい 濃度 高い演劇空間 ることだろう。

公演に 際して、作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチよりコメントが届いた。

<ケラリーノ・サンドロヴィッチコメント>

宗教とは 無縁の 私が聖職者 物語を描きたいと 欲するのは 何故 だろう。理由は いくつも挙げられる。

第一 、禁欲的に あらねばならぬというのが魅力的。奔放不覊な人間を描くよりずっと 面白い。「やちゃいけないことばかり」 いうシチュエーション 、コントにもシットコムにももってこいだ。

第二 、宗教的モチーフが、シュールレアリズムやマジックリアリズム、或いは 不条理劇 と非常に相性がよい。不思議なこ がいくら起こっても、「 なるほど 、神様関係の お話だからな 」 思ってもらえる。

時間が無く 二つしか思い浮かばなかったが、かつて 神父を登場人物に した舞台をいくつか描い てきた私が、満を持し 修道女の 世界に 挑む。しかも複数だ。修道女の 群像劇である。 どんなテイストの どんな お話 になるか 神の みぞ知る。ご期待ください。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ