サイレントからトーキーへ ―― 情熱が溢れる創成期のハリウッド。
映画をこよなく愛する人々を描いた極上のロマンチック・コメディ!
KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』DVD一般発売開始!
2021年12月〜2022年2月、日比谷 シアタークリエ他各地上演された舞台、KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』がDVD化、2023年1月18日(水)より一般発売が開始される。
サイレント映画からトーキーへ、転換期を迎えるハリウッドで、激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描く、極上のロマンチック・コメディ。
劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)により1993年にナイロン100℃で初演され、2003年に再演、そして今回の再々演では三浦直之(ロロ)が演出を担当。キャストには木村達成、桜井玲香、小西遼生、壮一帆、金田 哲(はんにゃ)、元木聖也、黒沢ともよ、マギーといった個性豊かな実力派が集結し、夢と情熱と疾走と挫折…華やかな虚構の世界の裏にある人々の陰影をノスタルジックに描いている。
Story
ビリー・ハーロックは、伝説のコメディアンであるロスコー・アーバックルの映画をリバイバル上映してもらおうと奔走している。だが、人々にとってサイレント・コメディーはもはや過去の遺物。ビリーは、配給会社に勤めるデニーを説得すべく、熱い眼差しで当時の思い出を語り出す。それは1920年のハリウッド。
ビリーが助監督として入社した“喜劇の神様”マック・セネットの撮影所での出来事だ。
ある夜、編集室でフィルムの山と格闘中のビリーの前に、ふらりと現れた女優のメーベル・ノーマンド。どこか様子がおかしい彼女にセネットが慌てふためいていて…。
その日、ビリーは初恋の人であるアリス・ターナーの夢を見る。アリスとの恋は、ビリーの青春に欠かせない1ページだった。サイレント映画の伴奏ピアニストである彼女と過ごしたまぶしい日々。
一方、とあるホテルでは、アーバックルがパーティーの準備をしていた。芽の出ない女優のヴァージニア・ラップは、なんとかキャリアをこじあけようとフロントでアーバックルに声を掛ける。それが運命を大きく変える引き金だった。
1939年。街を歩きながら、まるで昨日のことのように語るビリーの話を聞くうちに、デニーは少しずつビリーの思い出とサイレント映画に興味を抱き始めていた――。
商品概要
【DVD】KERA CROSS第四弾『SLAPSTICKS』
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:三浦直之(ロロ)
出演:木村達成 桜井玲香 小西遼生
壮一帆 金田哲 元木聖也 黒沢ともよ マギー
亀島一徳 篠崎大悟 島田桃子 望月綾乃 森本 華(以上、ロロ)
羽鳥翔太 柏木凱斗
【価格】¥8,800(税込)
【特典映像】
⑴ トークショー★『セネット組インタビュー!』(2022年2月7日収録)
登壇者:木村達成、桜井玲香、小西遼生、マギー <司会:新野敏也(喜劇映画研究会)>
⑵ トークショー★『喜劇王の謎に迫る!?』(2022年2月10日収録
登壇者:木村達成、桜井玲香、壮 一帆、新野敏也 <司会:金田 哲(はんにゃ)>
⑶ SLAPSTICKS予備情報 映像提供:喜劇映画研究会
【特典】 ◆副音声コメンタリー収録 木村達成 × 金田 哲 × 三浦直之
【発売元】 株式会社キューブ http://www.cubeinc.co.jp
<公演データ>
東京公演(シアター1010公演):2021年12月25日(土)〜12月26日(日) シアター1010
大阪公演:2022年1月8日(土)〜1月10日(月) サンケイホールブリーゼ
福岡公演:2022年1月14日(金)〜1月16日(日) 博多座
愛知公演::2022年1月28日(金) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
東京公演:2022年2月3日(木)〜2月17日(木) シアタークリエ
<KERA CROSS(ケラクロス)とは>
演劇界での名だたる賞を立て続けに受賞し、2018年秋には紫綬褒章を受章、2019年には第26回 読売演劇大賞 最優秀作品賞・優秀演出家賞を受賞するなど、その勢いが留まるところを知らない、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から、選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ。2019年の第一弾『フローズン・ビーチ』(演出:鈴木裕美)、2020年の第二弾『グッドバイ』(演出:生瀬勝久)、 2021年4~5月の第三弾『カメレオンズ・リップ』(演出:河原雅彦)と上演を重ね、今回の『SLAPSTICKS』はシリーズ第四弾となる。
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