この夏話題のステージ、「ワンピース音宴 イーストブルー編」が開幕した。初日前にマスコミ向けに名場面を抜粋したシーンが60分ほど公開された。
幕が開く前にMCがクラップの練習や諸注意をインフォメーション。なお、休憩時間ではロビーで生演奏もあるので国際フォーラムCが丸ごと「ワンピース」に。「笑顔とハートとクラップで盛り上げてくれ!」と最後に!そしていよいよ始まる、という趣向。最初に流れる曲は当然!「ウィーアー!」演奏者、キャストが順番に登場し、否応なしにテンションは上がる、上がる!
1幕はイーストブルー編、公開されたのは一部であったが、とにかく演奏者のレベルが高い!また一人で複数の楽器を演奏する人もいてまさに八面六臂の活躍ぶり。しかも多少の演技も伴う、フォーメーション、ステップも踏む、なかなかに高度な技だ。キャラクターを演じる俳優陣も時にはかなりのアクロバットを魅せてくれる。麦わら帽子を受け取るルフィは子役が演じているのだが、これが超可愛く、しかも達者。そして全てが徹底した『マンパワー』、例えばゾロvsミホークの戦いでは、通常の舞台だといわゆる『効果音』なのだが、なんと、全て『演奏』!太鼓やドラだけでなく、楽器ではないもの、鉄パイプや金網を使って音を出すのだが、これが、どんなハイテクな音よりリアル!きっと本当にそうなのかも?と思わせてくれるシーンになっていた。
また、客席通路を頻繁に通るので、演奏の生の迫力が圧倒的に伝わってくる。時に演奏者が演技をするのだが、ドラムスティックを刀に見立てたりしてここはちょっとユーモラスさも伴う。とにかく出演者全員で最高のパフォーマンスを!という心意気が伝わり、観客は間違いなくあの「ワンピース」の世界に!そして2幕はいわゆる「いいとこどり」、ここは、もう観客席と舞台が一体になって楽しめるパート、力いっぱい楽しんだ者勝ち!とにかくルフィではないが、なんだか「海賊王になる!」と宣言したくなるような究極のステージ、『音宴』、まさに宴、コンサートでもない、ミュージカルでもない、全く新しいステージ、この夏、最高の宴、ショー、PARTYであることは断言できる。
なお、終わってから囲み会見が行われた。登壇したのはサポーターの山里亮太( 南海キャンディーズ)と平祐奈。ワンピースフリークの山里亮太は「凄かったですね!」と開口一番。さらに「こんな遊び方あるんだって感動しました、宴でしたね!新しい!凄かったです」と大興奮。平祐奈は「大迫力!どこを取っても『ワンピース』!キャストさん、全員の心が伝わる!最初から最後まで楽しめる!言葉がないのに!」と笑顔で語る。いわゆるノンバーバルパフォーマンスと呼ばれる、言語に頼らない、言葉以外のあらゆる方法を駆使して表現するのだが、これは他のノンバーバルパフォーマンスと異なる点は、いわゆる『ハイテク』を一切使っていないところは特筆に値する。脳内でアニメやコミックのシーンとリンクしていく。また、山里亮太は印象に残ったシーンはゾロvsミホークと語る。さらに「子供がむちゃくちゃ可愛い!」といい、隣で平祐奈が大きく頷いた。さらに平祐奈は「ナミが美しくってアニメから飛び出したみたい!」と絶賛する。山里亮太はさらに「自然に(お客様の)心をステージに上げてくれる」と語る。最後に「全力で(気持ちを)『前のめり』で!」と言い、平祐奈は「心が弾む『ワンピース』、大航海!」と締めて会見は終了した。
【公演概要】
ワンピース音宴(おとうたげ)
イーストブルー編
2018 年8 月12 日(日)~9 月2 日(日) 全28公演
東京国際フォーラム・ホールC(東京・有楽町)
原作:尾田 栄一郎(集英社『週刊少年ジャンプ』連載中)
演出・構成・振付 :金谷かほり
音楽監督 :田中公平
出演:ルフィ役:松浦 司 cv:田中 真弓 /ゾロ役:福地 教光 cv:中井 和哉 /ウソップ役:森 良平 cv:山口 勝平 / サンジ役:高澤 礁太 cv:平田 広明 / ナミ役:大北 岬 cv:岡村 明美/シャンクス役:村瀬 文宣/ミホーク役:宇乃 徹/アーロン役:田中 精/石川 直/米所 裕夢/中部 敬之/三上 悠/西田 剛/田辺 栞/アマンダ・ベイトマン/リサ・ライザネック・チャペル/グラハム・ローズ他、 日米混合キャスト35名
主催:キョードー東京/フジテレビジョン/東映アニメーション音楽出版
協賛:伊藤園
後援:BSフジ/WOWOW
監修:集英社/東映アニメーション
企画制作:キョードー東京
料金:S席9,800円、 A席8,300円、 B席6,800円 *3歳以下のご入場はお断り致します。
公式ホームページ: https://otoutage.com
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© 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
文:Hiromi Koh