「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第 9 弾 東京喜劇『幕末ドラゴン〜クセ強オンナと時をかけない男たち〜』」制作発表会レポ

三宅裕司率いる大人気シリーズ。「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第 9 弾 東京喜劇『幕末ドラゴン〜クセ強オンナと時をかけない男たち〜』」が上演。
今年のゲストは、抜群の美しさで舞台、ドラマ、映画で大活躍の檀れいと週末ヒロイン ももいろクローバーZ の玉井詩織! 今年はいったいどんな舞台が繰り広げられるのか?!
日本最高峰の東京喜劇人たちが2023年6月新橋演舞場にまた笑いの旋風を巻き起こす!!

 

 

熱海五郎一座は、第一線で活躍中の喜劇人たちが三宅裕司を座長に集結し、お客様が心の底から本当に面白いと思える東京の喜劇“軽演劇”を上演しようと06年に旗揚げ。14年に新橋演舞場へ初登場すると大変好評のためシリーズ化し、豪華なゲストを迎えた抱腹絶倒で華やかなステージを毎年上演。
新橋演舞場シリーズ第9弾となる今回は、宝塚歌劇団トップ娘役として一時代を築き、現在は女優として大活躍中の檀れいと、女性アイドル界で他の追随を許さない 週末ヒロインのももいろクローバーZの玉井詩織のゲスト出演が決定。
ゲスト二人と一座メンバーが引き起こす化学反応、そして、座長・三宅裕司が創る今回の作品はどんなテーマでどんなストーリー展開になるのか!?
熱海五郎一座でしか見ることのできない大爆笑のエンターテインメント!!

東京都内で製作発表会が行われた。
三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東 貴博、深沢邦之、そしてゲスト出演の檀れい、玉井詩織(ももいろクローバーZ)。主催の山根成之(松竹株式会社 専務取締役) 荒木宏幸(株式会社アミューズ 取締役 専務執行役員)。
まず、MCから熱海五郎一座の説明があり、それから登壇。松竹の山根成之専務とアミューズの荒木宏幸専務執行役員の挨拶、14年から新橋演舞場で公演、これだけ長きにわたって公演するのはなかなか難しい。
それからキャストの挨拶、話が長すぎる場合はMCがベルを鳴らす(笑)。長いコロナ禍、まだまだ油断はできないが、様々な場面で光が見えてきた昨今にふれ、三宅裕司は「辛い日々が続いた」としみじみ。ゲストの檀れいとは数年前にある番組でコントをやったとか。そこで三宅裕司は檀れいの”コントセンス”を見出し、檀れいも「楽しかったです」と笑顔。「とにかく、笑い、コントに真剣」と評し、隣りで檀れいは思わず笑う。「全然、違う檀れいを見ていただきたい」と語り、玉井詩織については「ボケとツッコミ両方できる」と太鼓判。

 

この2人の舞台での弾けっぷりに期待したい。そして昨年の公演に触れ「千秋楽は全お客様がスタンディング!今年もこの景色を!爆笑の連続で最後に感動を」とコメント。渡辺正行は「侍ジャパン、盛り上がってますが、(公演も)「最強メンバーのサムライ喜劇」と語る。ここで例年通り何か面白いことを言おうとした渡辺正行だったが、言い間違いで「大谷」が出てこないどころか、「大平翔平」、まさかの言い間違いで東 貴博がすかさず、立ち上がって「日本でこれ出てこない人ヤバいですよ」とツッコミ。それにもめげずに「滑らないギャグは本番で」と締めた。今回の作品の設定が、メンバーが皆歳をとってるミュージカル劇団、ラサール石井は「よると触ると病気の話、(あとは)どのくらい生きられるか、このステージが最後になるかも、いつまで続けていけるのか」とシニア劇団という設定に引っ掛けて。小倉久寛は相変わらず、「頑張りますので…」と。春風亭昇太は「おっさんだけだとどうしようもない…『笑点』もメンバーが変わって…」と言い、ラサール石井が「遺影が増える」とブラックユーモア。東 貴博は現在は駒澤大学3年生「何を目指しているのかわからない」と言いつつも成績がかなり優秀であることを明かした。SNSに余念がない深沢邦之は最近詐欺に引っかかりそうになったことを告白。「思い切り笑って、笑いの波動を」とコメント。

 

ゲスト出演の檀れいはレギュラーメンバーの面白可笑しい挨拶で終始笑いっぱなし。「皆さんのパワーが凄すぎてついていけるか…笑いを堪えてお芝居できるのか」と不安を(笑)。玉井詩織は「何度か見させていただきましたが、皆さん、楽しそうに…お話しをいただけて嬉しく思います、このメンバーに入れていただけて!楽しく!稽古から頑張っていきたい」と抱負を。

 

 

今回の舞台の設定について三宅裕司から説明。まず、時は現代、年寄りのミュージカル劇団、存続の危機にある。というのは劇団と劇場の所有権が主宰者の娘で芝居嫌いで性格も歪んでいる。幕末を舞台に坂本龍馬と新撰組が大暴れ、というミュージカルを最後に解散、娘は劇場の売却を目論んでいる。ある日、稽古をしているときに本当に幕末へタイムスリップ、しかも坂本龍馬が暗殺されるところに出くわす、そして助けてしまう。こともあろうにそのお龍にメロメロになり、本物の新撰組と意気投合。しかし…このままだと歴史が変わってしまう、ということは現代に生きる我々も変わってしまう、ということ。しかも存在すら「?」なこともありうるわけで。歴史を元に戻さないと、というのが大体の流れ。檀れいは坂本龍馬の妻・お龍。玉井詩織はこの劇団を立ち上げた主催者の娘。坂本龍馬は東 貴博と深沢邦之が交互に。

 

劇団員たちを演じるのは三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太。なんかこれだけで聞いても面白そうな予感。「最後は感動」と三宅裕司。オチは…そこは劇場で。檀れいは「喜劇は難しい、経験できたら」と言い、玉井詩織は「(ももいろクローバーZの)メンバーが楽しみにしてくれている。アドリブが計算されていると聞いています。15年培ったもので全力で対応したい」と抱負を。
それから賑やかにフォトセッション。笑いで梅雨のじめじめもコロナも吹っ飛ぶぐらいの喜劇を期待。

 

概要
日程・会場:2023年5月31日〜6月25日 新橋演舞場
作:吉高寿男
出演・構成・演出:三宅裕司
出演:渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東 貴博(交互出演)、深沢邦之(交互出演)
ゲスト出演:檀れい、玉井詩織(ももいろクローバーZ)
公式URL:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202306_enbujo/