「四月は君の嘘」(講談社「月刊少年マガジン」所載)の新たな展開となる「音楽朗読劇」。原作でも“はじまりの季節”として描かれる“春”に開幕。日程は2023年3月27日(月)~4月2日(日)まで。
豪華キャスト陣による“朗読”と、ピアノ&ヴァイオリンの演奏家による“生演奏”、そして、 “プロジェクションマッピング” が物語の情景や心情を繊細に彩り、名場面・名曲の数々を美しく演出。
会場の「飛行船シアター」が持つ「270度プロジェクションマッピング」を存分に活かしながら、声と音楽と情景、すべてのハーモニーが輝き、響き合う舞台を。
主人公の有馬公生&ヒロインの宮園かをりを演じるメインキャストは公演ごとに異なる出演者が登壇し、植田圭輔&吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)、石川界人&伊藤彩沙、斉藤壮馬&古賀葵ら、アニメ・舞台・音楽と様々なエンタメシーンで活躍する全9組・総勢18組の豪華キャストが本公演のために奇跡の大集結。ここでしか見られない2人の個性が重なり合う演技は、何度来場しても新たな感動を体験できる舞台に。コミックは累計発行部数500万部を突破し、2013年には講談社漫画賞少年部門を受賞。アニメ・実写映画・舞台・ミュージカルと様々な展開を果たしている。今回は”音楽朗読劇”に。
なお、本記事には一部ネタバレが含まれている。
元天才ピアニストの少年とヴァイオリニストの少女。淡く、切ない恋物語。
物語については言うまでもないが、今回の朗読劇のポイントは映像演出。270度のプロジェクションマッピング、作品世界を彩る。時にはリアルに、時にはファンタジックに。桜の花びらが会場いっぱいに舞ったり、あるいは花火が頭上で、この花火、本当に花火を見てるかのようなリアルさ、作品世界に没入できるような演出。出演者は、単に朗読しているだけでなく、動き回り、時には演技も伴うので、朗読とストレートプレイの中間のような演出。メインキャラクターの二人は白い衣装、それ以外のキャストはモノトーンの衣装でシンプル。
植田圭輔と吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)で観劇、植田は黒縁メガネで「2.5次元」。植田は、最後は熱く、主人公の哀しみが伝わり、一方の吉田綾乃クリスティー、心に秘めた想いを静かに見せていく。脇を固めるキャスト陣も実力派揃い。ラストはファンならもちろん知っているが、切なく、哀しいが、深い愛と思いやりに満ちたエンディング。手紙の内容は何度きいても感涙。
景色を映像で彩る。春夏秋冬のシーンだけでなく、星が煌めいたり、また日常の光景も。舞台だけでなく、会場の天井までも映像が映る。そしてやはり生演奏。生、というだけでなく、テクニカルな面でも光る。ピアノは松村湧太、ピアノだけでなく尺八もこなすマルチプレイヤー。ヴァイオリンは小林修子、日本イタリア協会主催 第10回コンコルソ ムジカアルテにVn、Trb、Pfの三重奏として出場し、グラン・プレミオ(優秀大賞)受賞。この二人がそれぞれのキャラクターの演奏部分を担うのだが、演奏だけでも成立するくらいの演奏。有馬公生役と宮園かをり役は日替わりなので、毎日『違う景色』が楽しめる朗読劇。なお、千秋楽は配信が決まっている。昼は千葉翔也&大西沙織、夜は斉藤壮馬&古賀 葵。
公演概要
原作
新川直司「四月は君の嘘」(講談社「月刊少年マガジン」所載)
脚本/演出
三浦 香
日程
2023年3月27日(月)~4月2日(日) 全13公演
※公演回数・日時は変更の可能性があります
会場
飛行船シアター
出演者
有馬公生 / 宮園かをり
27日(月)13時半・17時 植田圭輔 / 吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)
28日(火)13時半・17時 牧島 輝 / 太田夢莉
29日(水)18時 石川界人 / 伊藤彩沙
30日(木) 13時半・17時 安西慎太郎 / 松永有紗
31日(金) 13時半・17時 高橋健介 / 大場花菜(=LOVE)
1日(土)12時半 坂田将吾 / 降幡 愛
1日(土)18時 仲村宗悟 / 黒沢ともよ
2日(日)12時半 千葉翔也 / 大西沙織
2日(日)18時 斉藤壮馬 / 古賀 葵
※下記、出演者・演奏者は全公演出演いたします。
【渡亮太】合田 葵 【澤部椿】籔根依泉 【相座武士】近衛秀馬 【井川絵見】大橋海咲
【瀬戸紘子】伊藤菜実子 【落合由里子】小田切茜 【高柳明】関戸博一
演奏者
【ピアニスト】松村湧太
【ヴァイオリニスト】小林修子
主催
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
特報PV:https://youtu.be/0sqs7QhZDtk
公式サイト:https://kimiuso-reading.jp/
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