2月16日からサービスが開始されているツガイ育成バトルファンタジー RPG『トワツガイ』(スクウェア・エニックス)の舞台化、6月16日開幕。
配信も決定、6月24日の夜公演と千秋楽の昼夜公演となる。
舞台化には、舞台「ヨルハ」シリーズ(NieR 舞台版)演出の松多壱岱氏をはじめ、舞台「ヨルハ」シリーズを手掛けたスタッフが数多く集結。
(運命のツガイ)カラス役にAKB48で選抜入りした大西桃香、ツガイのハクチョウ役に元乃木坂46の渡辺みり愛。(双子のツガイ)エナガ役には星守紗凪、スズメ役には各務華梨。(幼馴染のツガイ)フクロウ役にはゲームでも同役の声優をつとめる小泉萌香、フラミンゴ役には元NGT48の長谷川玲奈。(共謀のツガイ)ハチドリ役には藤井彩加、ツル役には野本ほたる。(正邪のツガイ)ツバメ役には元モーニング娘。の飯窪春菜。トリ達をサポートする CAGE(特殊災禍対策本部) のメンバーとして司令役に松田彩希、副司令役に倉知玲鳳(ゲーム音声兼任)、カッコウ役に堀越せな(ゲーム音声兼任)、ミヤマ役に梅原サエリ(ゲーム音声兼任)がキャスティング。
物語は運命のツガイ、カラス(大西桃香)とハクチョウ(渡辺みり愛)を中心に展開する。カラスは言葉使いが少々荒いが、前へ進み続ける少女、たびたび同じ悪夢にうなされる。ペア相手のハクチョウに対して「見てるとイライラする」などと悪態をつく。そのハクチョウは柔和で優しく落ち着きのある性格で悪態をつかれても裏表のない正直なカラスのことが好き。この”ツガイ”以外のツガイ、双子のツガイ、純真なエナガ(星守紗凪)警戒心の強いスズメ(各務華梨)、あどけなさが残る。幼馴染のツガイ、自虐的でペアのフラミンゴを失うことを極端に恐るフクロウ(小泉萌香)、楽天的で温かいフラミンゴ(長谷川玲奈)、正反対な性格。そして共謀のツガイ、奔放で直感を信じる戦い好きなハチドリ(藤井彩加)、上品で優雅なツル(野本ほたる)。「正邪のツガイ」騎士のようにスマートでかっこいい男装女子のツバメ(飯窪春菜)。
とにかくバトルシーンが多く、ここは見どころの一つ。それぞれの武器に特徴があり、技を繰り出す時の映像演出がゲーム感満載。戦いに次ぐ戦い、「前線にいるのは自分たち」とカラスが言うが、その過酷さ。その中で互いの絆が深まり、相手をより知るようになる。カラスは「ハクチョウがわからない」と言うがハクチョウはそう言われて「ペアでいたい」と告げる、その想い。運命に翻弄されるトリたち、そしてそれぞれ己も知らない謎を抱えている様子。
休憩を挟んで2幕の後半では驚きの展開、また、ハードなシーンばかりではなく、2幕にちょっとした小休止的なコーナーもあるので。最後に歌唱シーン、「トワノユメ」この作品のテーマソング、この歌詞が泣ける(パンフレットに歌詞が掲載)、そして歌唱が終わって「THE END」と思いきや…そこは劇場で。
カラス演じる大西桃香、悩めるキャラクターだが、颯爽としており、アクションに芝居に!そのペアを務めるハクチョウの渡辺みり愛がほんわかした雰囲気で。キュートな”双子”、俯いてばかりいるフクロウ、寄り添うフラミンゴ、大雑把で戦うのが大好きハチドリとその正反対のツル、皆キャラクターにピッタリ。そして唯一の男装女子・ツバメ、そのまま某大型歌劇団に行ってもいいくらいのかっこよさ。あと特殊災禍対策本部CAGEにいるカッコウ(堀越せな)、自由で明るくコメディリリーフ的な存在、登場すると場が明るくなる。また、カッコウ、ミヤマなど一部のキャストはCVも担っているので、こういったキャスティングは「2.5」らしい。
「トワツガイ」は新しいコンテンツ、今後の展開が楽しみ。ツガイたちの活躍も期待したい。なお、DVDの発売も決まっている。
なお、ゲネプロ前に簡単な挨拶があった。
大西 桃香(AKB48)「1ヶ月の稽古で今日という日を、みんなで怪我なく迎えられました。全部で13公演、みんなで最後まで怪我なく熱量を上げて!」
渡辺 みり愛(ex.乃木坂 46)「頑張ります、よろしくお願いいたします」
<インタビュー記事>
今はメディアミックスの時代 ゲーム『トワツガイ』アートディレクター・関谷マコト×シナリオ監修・舞台版脚本・演出松多壱岱 クロストーク
イントロダクション
世界は『黒い海』に包まれ、『魔獣』と呼ばれる異形の存在が人々を蹂躙し始めていた。 そんな『魔獣』達と戦うことができるのは『トリ』と呼ばれる少女達だけだった——。
『黒い海』に侵食され始めた世界。
突如海から現れた異形の存在『魔獣』。
そしてその最たるもの『災禍の魔女』たち。
魔獣に対抗するべく人々が作り上げた組織『特殊災禍対策本部 CAGE』は、 作戦を立案する。 それは、コードネームに鳥の名前を冠し、 異能の力を手に入れた『トリ』の少女達を戦線に送り込むことだった。
強大な敵。戦い続ける組織。壊れていく心と体。
それでも彼女たちは抗う。
唯一無二の『ツガイ』だけを心の支えにして。
あらすじ
やめろ!離せ!このクソ野郎!」
カラスは敵からの攻撃に倒れ悪夢を見ていた。
ハクチョウの声で目覚めるカラス。
そこは魔獣との戦いの最前線だった。
戦いのさなか、カラスとハクチョウはスズメとエナガの2人の少女に出会う。 彼女達はまだ子どもだが同じように CAGE から派遣された『トリ』だった。
突如現れた異形の存在に、為す術もなく追い詰められる少女たち。 激戦の末、ハクチョウがカラスを庇い怪我を負ってしまう。 カラスは敵を追うことを諦め、ハクチョウに手を伸ばした。 その瞬間、繋いだ手から光があふれ、重傷だったハクチョウの傷が回復。 『ツガイ』と呼ばれるふたりの絆の力で、敵を追い詰めたのだった。
『トリ』とは? 『ツガイ』とは? 異形の正体とは? 謎ばかり増えていく中、否応なく戦いに巻き込まれていくトリの少女たち。 カラスとハクチョウのふたりもまた、その運命に翻弄されていく———。
概要
日程・会場:2023年6月16日(金)~25日(日) サンシャイン劇場
出演:
―運命のツガイ
カラス 大西 桃香(AKB48)
ハクチョウ 渡辺 みり愛(ex.乃木坂 46)
―双子のツガイ
エナガ 星守 紗凪
スズメ 各務 華梨
―幼馴染のツガイ
フクロウ 小泉 萌香
フラミンゴ 長谷川 玲奈(ex.NGT48)
―共謀のツガイ
ハチドリ 藤井 彩加
ツル 野本 ほたる
―正邪のツガイ
ツバメ 飯窪 春菜(ex.モーニング娘。)
―CAGE(特殊災禍対策本部)
司令 松田 彩希
副司令 倉知 玲鳳
カッコウ 堀越 せな
ミヤマ 梅原 サエリ
スタッフ
原作:白本奈緒(『トワツガイ』)
脚本・演出:松多壱岱
音楽:岡部啓一・瀬尾祥太郎(MONACA)
美術:松生紘子
衣装・特殊造形:早瀬昭二(マッシュトラント)
メイク:M’s Factory
映像:曾根久光(co:jin projects)
舞台プロデューサー:小林諸生(ABC&SET)
制作:ABC&SET(株)
協賛:(株)スクウェア・エニックス
主催:舞台 トワツガイ製作委員会(ABC フロンティア、HIKE、サンライズプロモーション東 京)
公式サイト:https://www.towatsugai-stage.com
©舞台 トワツガイ製作委員会 ©SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved