愛知県芸術劇場×DaBY(Dance Base Yokohama) ダンスプロジェクト 鈴木竜×大巻伸嗣×evala 『Rain』開催

愛知県芸術劇場×DaBY(Dance Base Yokohama) ダンスプロジェクト 鈴木竜×大巻伸嗣×evala 『Rain』を8月18日(金)に幸田町民会館で開催。

本公演は、閉鎖的な状況下における人間の心理や葛藤を描いた小説をもとにしたコンテンポラリー・ダ ンス作品。
原作はイギリスの小説家サマセット・モームの短編小説『雨』。感染症により閉じ込 められた孤島で繰り広げられる医師、娼婦などの人間模様は、ウィズコロナの現代社会に通じる世界観を提示。
本プロジェクトには、横浜ダンスコレクション 2017 で「若手振付家のためのフランス大使館賞」等を 受賞した経歴を持つ DaBY 常任振付家の鈴木竜(振付家・ダンサー)や、あいちトリエンナーレ 2016 に 参加した大巻伸嗣(現代美術作家)、大阪芸術大学音楽学科で教鞭を執る evala(サウンドアーティスト) が参加。出演に愛知県出身で新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢唯をはじめとするダンサーを起用。
本作品は、今年3月に DaBY と当劇場の連携で製作・上演され、チケットは全て完売。

左から鈴木竜(演出、振付)、米沢唯(ダンス)、大巻伸嗣(美術)

当日来場いただいたお客さまからは「米沢唯さんの身体表現には、同じ人間とは思えない凄さがある」や「音響、美術、演者の一体感を持って表現が迫ってくる感覚で、驚きと感動があった」などの感想が寄せられた。
また、本公演の総指揮を執る愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー/DaBY アーティスティッ クディレクターの唐津絵理は、今年 3 月に文化庁が実施する令和 4 年度(第 73 回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。選考の理由の一つに公立と民間の連携によるダンス公演の全国ツアー、安全安心な制作環 境を整えるための活動、批評眼を持つ創客の取り組みが評価されました。この取り組みの一環としてこの たび幸田(愛知)にて上演。
さらに本公演は、県内の小・中・高校生を無料で劇場に招待する「劇場と子ども 7 万人プロジェクト」 の一環として実施。近い将来、地域を担う子どもたちの芸術体験の普及に取り組んでいく。また、ダンサーを目指す若者を対象にしたプロフェッショナルな活動の後押しになるワークショップも実施。

『Rain』 YouTube

なお、幸田公演のほかに、8 月 4 日(金)から 6 日(日)に新国立劇場(東京)、27 日(日)に J:COM 北九州芸術劇場(福岡)、11 月 10 日(金)から 12(日)に Hong Kong Cultural Centre(香港) と、国内外で上演される予定。

概要
愛知県芸術劇場 × DaBY ダンスプロジェクト 鈴木竜 × 大巻伸嗣 × evala 『Rain』
日程・会場:2023 年 8 月 18 日(金)18:30 開演(18:00 開場) 幸田町民会館さくらホール
出演:
米沢 唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル)、中川 賢、ジョフォア・ポプラヴスキー、 木ノ内 乃々、土本 花、戸田 祈、畠中 真濃、山田 怜央
スタッフ:鈴木 竜(演出・振付)、大巻 伸嗣(美術)、evala(音楽)
主催:愛知県芸術劇場 幸田町文化振興協会

特設ウェブページ
https://rain.dancebase.yokohama/

愛知公演ウェブページ
https://www.happiness.kota.aichi.jp/hall/event/entry-322.html

ダンスワークショップ ウェブページ
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/001093.html

撮影(C)Naoshi Hatori
2023年3月11日(土)・12日(日)愛知県芸術劇場小ホールにて撮影