正月気分の抜け切らない1月7日、東京都内で舞台「BRAVE10」のイベントが行われた。MCはオラキオ、なんと徳川家康の扮装で登場し、会場は拍手喝采でステージは準備万端。それからキャスト、中村優一、小波津亜廉、小坂涼太郎、遊馬晃祐、役の扮装で登場、客席は大いに沸いた。まずは新年の挨拶、「てめーら~あけましておめでとう!!!」とキャラクターで挨拶する中村優一、続けて小坂涼太郎がこちらも「てめーら~酒、飲んでるか~!!!」とこちらもキャラで挨拶、小坂涼太郎は「めちゃくちゃ嬉しいです!」と普通に挨拶して笑いを取り、最後に遊馬晃祐が「私と密約結びましょうか」とキャラで挨拶。すっかり会場は温まった感じに。
久しぶりに衣裳に袖を通したきゃスト陣、中村優一は「いいですね~気持ち入ります」と感想を述べた。さて、そこからトーク本番、最初のお題は『台詞ランキング』、ファンが「いい」と思った台詞の人気投票、中村優一扮する霧隠才蔵のNO1に輝いた台詞は「伊賀者じゃねえーー、俺は真田の勇士だ!」。これを生で披露、客席は沸きに沸いた。そして次々と台詞のランキングが発表されるが、そのたびに拍手喝采であったが、心に響く台詞が多く、キャスト陣もテンションアップ!次のコーナーは『振り返り上映コーナー』、ここで演出のヨリコ・ジュンが登壇、早速スクリーンに昨年の公演映像が流れる。細かい表情が写しだされるので、キャスト陣にとっても新しい発見があったよう。中村優一は「こうして見ると顔の表情の細かいところが見れて恥ずかしいのと、『こんな表情してたかな?』と……」とコメント、これには一同、大きく頷いた。「才蔵は出ずっぱり」とヨリコ・ジュン、さらに中村優一は「(刀が)重たくって右腕の筋肉が発達した」と笑い、さらに「持っているだけの方がキツい」と意外な苦労が。そして別のシーンの上映、迫力のあるシーンが展開、ここで小波津亜廉が激しい動きで汗だくになり「汗でびしょびしょでズボンのレザーがひっついた!」と隠れた苦労エピソードを披露。またタバコのシーンの細かい動きやタイミング、仕草等を演出家と話したそうで、ほんの些細な部分にもこだわりを感じる。そして三回目の映像、セットは階段が多いが稽古場では階段がなかったので劇場に入ってから実際に階段を使った動きを行ったそう。小坂涼太郎が「階段の上り下りが多くって衣裳が引っかかるので、頑張って練習した記憶があります」と、これも話さないとわからない苦労話。続けて「始まりの……初っぱなが凄い緊張して……ヨリコさんに教えてもらいました」とコメント。それに対して演出のヨリコ・ジュンは「出番が限られているんで、この物語のポジションについて、結構しゃべったね」と小坂涼太郎に向かって語り、それに対して「ファミレスで……」と小坂涼太郎。そして最後にもう一回映像が流れ、稽古場に階段がなかった苦労として遊馬晃祐はジャンプにこだわったようで「垂直に跳んだりとか……アドリブでやって結構、イケたところもあった」と語る。稽古場に階段がなく劇場入りしてからの動き、しかも高低もあり、そこはかなり大変だったに相違ない。ヨリコ・ジュンは「半蔵はかっこいいですよね。2.5次元じゃなくって、芝居をきちんとしようと話しをして……感謝しています」とコメント。また遊馬晃祐は独特の武器のさばき方が大変だったようで、「二刀流はやったことがなかったし、刃の向きも難しいし」といい、それに対して小波津亜廉が「カマキリみたいな動きになっていた」とコメント。しかし、本番では見事な二刀流を披露、ひたすら練習の成果!
時間も押し迫り、観客にとってのワクワク時間、そう『プレゼント抽選会』!サイン入りのチェキとあって大盛り上がり!何かとマメなヨリコ・ジュンさんが抽選箱を!なんと8名の幸運な観客、舞台でご本人から直接手渡し!
最後にヨリコ・ジュンが「自分もファンになりまして、この作品をもっと多くの人に観てもらいたいです」と語り、創った新しい映像を披露したが、これが、すこぶるかっこよく、クール!そして最後に!続編決定!公演日程が映し出された。
最後に公演PR、ヨリコ・ジュンは「続編、決定しました、また、魂を込めて!」、遊馬晃祐は「また半蔵として舞台に立てるのが嬉しい!技を磨いて!」、小坂涼太郎は「伊達政宗が好きな方!キャラじゃない発言、すみません!ちゃんと伊達政宗で出ます!」と言い、小波津亜廉は「根津がどう変わるのか、皆さんにお届け出来れば!新作で大人の色気をつけていきたい」と語り、最後に中村優一は「応援して下さった皆様がいたからこそ、続編が決まったと思います。キャラクターも(新たに)加わり、もっともっと『BRAVE10』、楽しめるように!せいいっぱい!!応援宜しくお願いします!!!!」と締めてイベントは終了した。
【公演データ】
舞台「BRAVE10~燭~」
期間:2018 年 7 月 26 日(木)~29 日(日)
会場:なかの ZERO ホール
原作:霜月かいり「BRAVE10」「BRAVE10S」(KADOKAWA 刊)
脚本・演出・映像:ヨリコジュン
キャスト: 中村優一(霧隠才蔵 役)、伊万里有(真田幸村 役)、宮城紘大(海野六郎 役)、護あさな(アナスタシア 役)、新井將(三好清海 役)、篠原立(弁丸 役)、小波津亜廉(根津甚八 役)、松田一希(壱丸 役)、喜多野章太郎(弐⻁ 役)、 小坂涼太郎(伊達政宗役)、遊馬晃祐(服部半蔵役) ほか
公式サイト:http://wup-e.com/brave10-stage
©霜月かいり・KADOKAWA / 2018 舞台「BRAVE10~燭~」製作委員会
文:Hikromi Koh