森田陽祐が主に演劇作品をプロデュースする2020年発足のひとりユニット、立ち上げてから6回目となる公演。
あらすじ
それは駆け落ちだったのか、、、
12年前の9月30日、東京三鷹のとある高校に通っていた根尾恭士郎は女性教師と共に姿を消した。
20歳の浪人生の遺体が発見された場所から2人の逃亡劇は始まっていた。12年経った今も未解決のまま不可解な事件として語り継がれていた。
根尾恭士郎には子供の頃結婚の約束をした幼馴染みがいた。同じクラスの竹下寧音だ。
舞台は千葉県成田市にある古本リサイクルチェーン店ブックオンのバックヤード。
スタッフの少ないこの店には、エリアマネージャーの阿久津康二がヘルプで入っていた。
新人アルバイトの今井琴子に教育係の元井さや子、ミステリー好きの木俣環がほぼ無休で働く日々。
フル稼働する店長の不破谷凛子は、シフト作成と間もなく訪れる棚卸し業務の段取りに頭を悩ませていた。マネージャーとの連携にも不備が生じる。2人は破局したばかりだった。
どうやら阿久津は早番のベテランアルバイト、田川に気があるらしい。
田川は辞職願いを出していたが理由をハッキリと語らず、不破谷は受理できずにいた。
そんなある日、今井の紹介で女性が一人バイトの面接を受けることになる。シフトの目処が立つ状況にはなってきたものの、不穏な空気も同時に漂い始めていた、、、
棚卸し決行の夜に向かって物語は一気に加速していく。過去の記憶に翻弄される者たちが下したそれぞれの決断と覚悟。並走する想いと共謀の先に芽生える自我と裏切り。暴かれていく田川の正体と過去。そして根尾恭士郎のその後とは一体、、、
12年の時を経て再び交錯する想い。動き出す計画的犯行。果たしてブックオン成田店は無事に棚卸しを終えることができるのか、、、
スタッフ全員で迎える事件の終焉。店長不破谷の下した決断の先に見える未来とは、、、
東京E-Do motions.とは?
森田陽祐が主に演劇作品をプロデュースする2020年発足のひとりユニット。
脚本・演出を自ら行う。
役者の個性と技術を最大限に引き出すことを心がけ、ナチュラルなやりとりをベースに軽快なテンポを生み出す。
認識のズレから生まれる会話の可笑しさで登場人物の個性を描きつつ、そこに至る各々の葛藤や背景が愛おしく感じるような、生きることに前向きな姿勢を役者の熱量とともに届けられる作品づくりをしている。
概要
東京E-Do motions.vol.6
『ネオ芥川-その夜の結末-』
日程・会場:9月8日〜9月13日 新宿眼科画廊スペース地下
キャスト
草間唯
福田真夕(JACROW)
茎津湖乃美(ショーGEKI)
高橋里帆(あんよはじょうず。、ぼすびっち)
金井愛
黒森こけ。
濱﨑元気(鳩とグリーンピース)
スタッフ
脚本・演出 森田陽祐(東京E-Do motions.)
音響 土屋由紀
照明 一場美紀(DISCOLOR Company)
宣伝写真 松林満美
運営補佐 濱﨑元気(鳩とグリーンピース)
協賛:米本 敬
企画・製作:東京E-Do motions.