加藤拓也の最新作『いつぞやは』が開幕した。
主宰する「劇団た組」での演劇活動と共に、ドラマなど映像作品の脚本 執筆、映画の脚本・監督、そして、エッセイ連載と、加藤拓也の快進撃が続いているが、2023年には、昨年劇団で上演した『ドードーが落下する』 で、遂に、演劇界の芥川賞とも言われる「第67回岸田國士戯曲賞」を受賞! 演出家としても、自作『もはやしずか』、初の海外戯曲に挑んだ『ザ・ウェルキ ン』の演出で「第30回読売演劇大賞優秀演出家賞」を受賞するなど、その 評価と注目度が高まるばかりの気鋭の劇作家・演出家。その最新作『いつぞやは』が、8月26日(土)~10月1日(日)に東京 :シアタートラム、10月4 日(水)~9日(月祝)には大阪:森ノ宮ピロティホー ルにて上演。すでに8/21(月)既報ではあるが、出演予定だった窪田正孝が「第一頚椎剥離骨折」のため急遽降板し、平原テツに交代。本公演は当初の予定通り、8月26日(土)18:30に開幕、スケジュールの関係で、翌8月27日(日)公演のみ中止。
本作は、劇団活動をしているある男(橋本淳)が、数年前の出来事を回想する場面から始まります。
それは、かつての劇団仲間 (平原テツ)についての話で、久しぶりに芝居を見に来た彼に声をかけられ、男がごくごく普 通 に 話し始めた近況から物語が動き出す。そして、男女6名の緻密でリアルな会話の積み重ねから、それぞれの思いや現実が浮かびあがり・・・。注目の加藤拓也の「今 」を感 じていただける最新作。
あらすじ
劇団活動をしている青年(橋本淳)が、ある男の思い出を語っている。 それは、かつての劇団仲間であった一戸(平原テツ)についての物語だ。 数年前、ふらりと劇団の芝居を見にやってきた一戸は、健康上の理由から故郷に帰ることにしたと言う。 そこで淡々と語られた彼の近況話をきっかけに、昔の仲間(夏帆・今井隆文・豊田エリー)が集まることになり、 彼らが繰り広げる会話から、それぞれが抱える悩みや思い、リアルな現実が浮かび上がってくる。。。 今も演劇を続けている者、演劇からは離れている者。過去と現在を繋ぐのは「演劇」というキーワードだ。 そして、故郷に戻った男には、シングルマザーとなっていた同級生(鈴木杏)との再会が待っていた・・・。
概要
東京
2023年8月26日(土)~10月1日(日) シアタートラム
お問合せ:シス・カンパニー TEL:03-5423-5906 (平日11:00~19:00)
大阪
10月4日(水)~10月9日(月祝) 森ノ宮ピロティホール
お問合せ:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888 (営業時間 11:00~18:00 日祝休業)
作・演出:加藤拓也
出演:平原テツ 橋本淳 夏帆 今井隆文 豊田エリー 鈴木杏
企画・製作:シス・カンパニー TEL:03-5423-5906 (平日11:00~19:00)
「いつぞやは」特設サイト⇒ https://www.siscompany.com/itsuzoya/
舞台撮影:宮川舞子(写真提供:シス・カンパニー)