一世を風靡したあの名作が帰って来る！
日本テレビ開局70年記念舞台として2023年11月から2024年1月にかけて『西遊記』を上演する。
変幻自在、抱腹絶倒、危機一髪、アクションスペクタクルの決定版！片岡愛之助（孫悟空）主演、豪華キャストで描く令和版『西遊記』。
大阪・オリックス劇場、福岡・博多座、名古屋・御園座、東京・明治座、全国4ヶ所 で上演し、札幌では映像上映会も行う予定。
数多の妖怪変化を打ち斃し、天竺への長い道のりを歩む三蔵一行、
孫悟空、猪八戒、沙悟浄、そして玉竜。
笑いあり、涙あり、人間ドラマあり、愉快で魔訶不思議な旅は続く…。
『西遊記』は孫悟空を中心に、三蔵法師一行が天竺を目指す物語は広く知られ、長年にわたり愛されて来たスペクタクルエンターテインメント。
主演の孫悟空は片岡愛之助、三蔵法師は小池徹平、猪八戒は 戸次重幸、沙悟浄は加藤和樹、玉竜は村井良大、三蔵法師一行としてこれらの5人が旅をする。妖怪側として、牛魔王に松平健、妻・鉄扇公主に中山美穂、息子・紅孩児に藤岡真威人、金角は藤本隆宏、銀角は山口馬木也、虎力大仙を小宮璃央、鹿力大仙を押田岳、羊力大仙を桜庭大翔が演じる。また、鎮元子を田村心、玉帝と高伯欽を曽田陵介、高翠蘭を柳美稀が演じ、ベテランから若手まで様々なジャンルで目覚ましい活躍を魅せる俳優陣が勢揃いし、新たな『西遊記』が誕生。
『西遊記』は16世紀の明の時代に書かれた中国の小説が基。
悟空たちは変幻自在に妖術を使い、行く先々で次々と 襲い掛かる化け物を退治し、苦難を乗り越えながら、長い旅路を歩んでいく。
1978年には「日本テレビ開局25年記念番組」として制作され、大ヒットを飛ばし、社会現象にも。
堺正章主演の人気ドラマを覚えている方も多いが、それを45年の時を経て、 令和版の「日本テレビ開局70年記念舞台」として企画し、大型アクションスペクタクルを製作。
開局60年舞台『真田十勇士』、開局65年舞台『魔界転生』に続いて、脚本はマキノノゾミ、演出は堤幸彦が担う。
LED の映像技術、フライング、特殊効果をフル活用し、ライブエンタメの可能性を徹底的に追求した、笑いあり、涙あり、人間ドラマあり、 最先端、最新鋭の「誰も見たことの無い」舞台を創り上げる。
都内で製作発表会が行われた。登壇したのは、片岡愛之助、小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、田村 心、曽田陵介、小宮璃央、柳 美稀、 押田岳、桜庭大翔、山口馬木也、藤本隆宏、中山美穂、松平健、マキノノゾミ(脚本) 堤幸彦(演出) 。
最初に日本テレビの澤桂一より作品についての説明があった。1978年の堺正章主演の『西遊記』、そして1993年のスペシャルドラマとしての『西遊記』、孫悟空役に本木雅弘、三蔵法師に宮沢りえ、また、観世音菩薩に八千草薫、という豪華キャストであった。今回の公演については「素晴らしいキャストの皆様に集合していただいた」と語った。
それから順番に挨拶。
マキノノゾミ（脚本）「プレッシャーの中で台本を書きました。1978年、世界的にヒットしました。今回、国際的にヒットするように祈りを込めました」
堤幸彦（演出）「78年のはずっと観ていました。まさか、これを自分の手で！光栄です。テクノロジーとストーリーの面白さ、肉体の面白さを追求します」
片岡愛之助「大スターが大集合！楽しみにしています、圧倒されています。素晴らしいメンバー、アナログのヒューマンパワーと役者のパワーを！」
小池徹平「この皆さんと天竺目指して！魂込めて！精進して参ります」
戸次重幸「豚の妖怪、西田敏行さんのイメージですが、恰幅のいい役者が猪八戒かな？と。痩せ型の猪八戒、新しい猪八戒！公演中に50歳を迎えるので、ケアしながら」
加藤和樹「豪華キャスト、台本を読みまして、沙悟浄、個人的には今までにない役ですので、トライです。堤さんに質問しようとしたら『質問は受け付けない』と言われました（一同、笑）立ち回りも多いので怪我なく」
村井良大「最初、役がよくわからなくって…三蔵法師にお仕えしている馬です。すごくスケールの大きさがひしひしと伝わる内容で…予想が尽きません」
藤岡真威人「錚々たる大先輩方と、素晴らしい大きな舞台に…大変光栄に思っています、父と母の存在感に負けずに…全力でパワーを出したいです」
田村 心「堤作品に出させていただいて」
曽田陵介「僕みたいな未熟者が大先輩方とご一緒で嬉しい、2役を演じさせていただきます（玉帝/高伯欽）。少々とちっても（きっと）先輩たちが受け止めてくれる、稽古でいっぱいチャレンジしたい」
小宮璃央「遊べるお芝居がたくさんあるなと…皆様にたくさんエンターテイメントをお届けできるように」
柳 美稀「正直、美味しい役だなと思います。食らいついていきたい」
押田岳「飛び道具的な役割です。色々チャレンジしたい、稽古からしっかりと精進したい」
桜庭大翔「大先輩方と、そして素敵な作品に関われて光栄です。毎日、ジムに通ってて（一同、笑）、僕の筋肉は特別だと思っています、死力を尽くして！」
山口馬木也「70周年、おめでとうございます。僕らの世代には非常に思い入れの深い作品。一丸となって！大暴れして50歳のパワーを見せつけたい」
藤本隆宏「面白い役をいただきました、どう演じていくかというのを、今回は馬木也さんと役を作っていくので」
中山美穂「周りのエネルギーに圧倒されてます、エネルギーをいただいて頑張っていきたいです。初めての立ち回りですとか、大所帯（のカンパニー）、初めてのことばかり、チャレンジできることをありがたく思っています」
松平健「これだけの大作…立ち回りが…体力、できる限りを！」
また、MCより演出のポイントを聞かれ、堤幸彦は「色々ありまして…4時間超えるかな？冗談です（笑）、ずっと飽きることなく仕掛けようとしています。役者の魅力、集団だったり、ソロだったり『人っていいよな』って思っていただけるように。見どころだらけです、秘密にしたい（笑）」そして台本についてマキノノゾミは「人間の剥き出しの欲望、全編通しておおらか、戦いはめちゃくちゃありますが、原作の世界観は残しています。世界に向かって！」
また孫悟空役の片岡愛之助は「懐かしいな、という部分もたくさんありますし、オリジナルな…天真爛漫で乱暴なところもあります。令和の孫悟空を！三蔵法師の小池さん、ぴったりですよー」と言い、その小池徹平は「男性としての三蔵法師を演じるワクワク感、コミカルな部分もあります、人間っぽい。新しいチャレンジ。演出は怖いんです、無茶振りとか（笑）、何が怒るかはお楽しみに」と語る。戸次重幸は「堤さんはいきなり変なことを言ってくるので。どこかで福島弁を出していきたい。『アニキ～！』みたいな。」とコメント、皆、演出家の無茶振りに戦々恐々としつつも、どこか楽しそう。
加藤和樹も「何が出てくるかわからない」と演出家の無茶振りに”太鼓判”。村井良大は「台本読んで…想像がつかない。玉竜がいることを定番にしたい」と意気込んだ。中山美穂は「難しい役…（松平）健さんはホンを読んで『ぴったり』と」言いご本人は「牛の役、純粋で優しい力もちです」と返した。
また、キャストから”無茶振り”の話が出たが、当のご本人は「3分前に指示出して…」と言い片岡愛之助は「震え上がっています」と返した。その演出プランについては「LEDをいかに自由に使うか、自由に動けるLED、最新のテクノロジーと演技の一体化を」とちょっとだけプランを。
それから、作品について、また役についての印象や役作りについて片岡愛之助は「乱暴者だけど優しい。歌もダンスもある…ダンス…できるのかな？歌が得意な方が多いかな…楽しんでいきたい」と語り、小池徹平は「長いお話なので収まり切れるのかな？と。三蔵法師は一切汗かかない、みてるだけかも（笑）（皆さんを）応援する気持ちで」と言い、それを受けて戸次重幸が「小池さん、楽だなと（笑）僕は日本刀の立ち回りが好きなのですが、猪八戒は鍬みたいなものが武器（釘鈀（ていは）熊手を思わせる馬鍬風の農具。本気で使うと火炎旋風を巻き起こす）、これで勝負します」とコメント。
役作りについては様々なコメントが。”武器”といえば中山美穂が演じる鉄扇公主の武器は扇。常に燃え盛る火焔山の火を消すための道具であり、仰げば突風を引き起こすとされるそう。これは怖い！また、玉帝を演じる曽田陵介は「わがままな支配者、先輩に絶対に言えないことを言いまくる！」とコメント。山口馬木也は銀角を演じるが、「最後にスタコラサッサと逃げる（笑）」とのこと。また、最初の挨拶で筋肉の話をした桜庭大翔は「筋トレしているので、本番までにどのくらい服減らせるか…」ともっぱら筋肉を”育てる”ことで役作り。
時間も押し迫り、最後に孫悟空役の片岡愛之助が作品PR。
「大スペクタクル、笑いあり、涙あり、感動あり、歌あり、踊りありetc.（こんな舞台）日本初じゃないかと。懐かしい場面もたくさんあると思います。幅広い年齢層に楽しんでいただけるように！！」と締めて会見は終了した。公演初日は大阪、その後、福岡、名古屋と周り、新年に東京・明治座にて公演。
概要
作品:『西遊記』
演出:堤 幸彦
脚本:マキノノゾミ
出演:片岡愛之助 小池徹平 戸次重幸 加藤和樹 村井良大 藤岡真威人 中山美穂 松平 健 ほか
公演日程・会場
★大阪公演 2023年11月3日（金・祝）～5日（日） オリックス劇場
★福岡公演 2023年11月10日（金）～23日（木・祝） 博多座
★名古屋公演 2023年12月27日（水）～2024年1月2日（火） 御園座
★東京公演 2024年1月6日（土）～28日（日） 明治座
公式HP：http://saiyuki-ntv.jp
企画・製作：日本テレビ
