今、史上最もアツく、最もイカれたサッカー漫画!2024年1月、第2弾制作決定!
都内で、竹中凌平(潔 世一役)、長田光平(糸師 凛役)、佐伯 亮(千切豹馬役)、佐藤信長(蜂楽 廻役)の取材会が行われた。
ーー次回公演はセカンドステージ、今のお気持ちを聞かせてください。
竹中:初演の千秋楽で、2nd STAGEの発表があったときに、お客様の歓声がすごくて。僕たち出ていた側は舞台上にいて、生でその声を聞いていたんですけど、それがとにかく記憶に残っています。すごく期待されているのを知ると同時に、それに応えられるくらい、ファーストステージを引き継ぎつつさらに進化した姿を届けたいなと。
長田:僕は今回からの出演なんですが、糸師凛はもともと原作でもとても強い、実力もある役なので、それを自分に落とし込んでいきたいですし、人柄もしっかり自分に入れて。新たな舞台『ブルーロック』をお届けできたらなと思います。
佐藤:感覚的には、1st STAGEがつい最近みたいなんですけど。やっぱり、(竹中)凌平くんが言ったとおり、千秋楽での発表を振り返るとめっちゃ泣いてる人とかいて。そういうのを見ると僕らが思っている以上に期待してくれている、待っている人が多かったんだなという印象。もちろん、ファーストステージは初めてだからいろいろたいへんなこともありましたけど、それを乗り越えてのセカンドステージ。さらに成長した姿を見せられたらと思います。
佐伯:第一弾が大盛況のうちに終わり、第二弾に続くことができたというのは本当にうれしいこと。とはいえ、第二弾にはより進化したものを届けなくちゃいけない。それがすごくプレッシャーにはなると思いますが、このカンパニー自体が本当に部活動みたいな感じで、和気藹々としながらも、高みを目指していたイメージがすごくあった。このメンバーなら間違いない、大丈夫という気持ちがありますし、また今回は長田くんを含めて新キャラクターもいっぱい出てくるので、いい化学変化を起こせたらいいなと思いますね。
ーー1st STAGEで大変だったことは?
佐伯:(竹中)凌平くんが一番じゃない?
竹中:そりゃそうだろうね(笑)。実際にボールを使うシーンというのはそんなになかったですけども、走るマイムが、下手すると普通に走るより疲れるんです。
佐藤:稽古中に「これ結構キツいっすね」と言っていたら、演出さんから「キツいと、一生懸命やってるのが伝わるんだよ」ってことだったんで。
竹中:そう言われたらやるしかない(笑)。
佐藤:しかも、落ちるギリギリまで傾いて走るしね。でも、ゼロから1を作り上げるのってたいへんだったなという感じがあります。
佐伯:稽古初期と、後半でやってることがめちゃくちゃ違うくらい、みんなで作り上げてきたので。そこはたいへんだったよね。
佐藤:(ここで)ベースができたなって感じ。
竹中:サッカーを舞台上で表現するにあたって、今自分がどこにいるのかって。どこを向いてどこを走っているように見せるかが最初は難しかった。
佐藤:潔なんかとくに、空間を把握する力が高いから。
竹中:そうだよ! 全部把握してた(笑)。
佐藤:映像と身体の向きを合わせるのもやったから、自分がどこを向いているのか全然わからないときもあってパニくっちゃってね(笑)。
竹中:だから、出来上がったのを見て、映像と重なってるところは『すげー!』って感動したり。
佐伯:実は、自分たちではその演出が成立しているのかはなかなかわからないんです。実際に映像含めた本番のを観て初めてわかったので、楽しかったです。
ーー長田さんは、ファーストステージは拝見なさってるのでしょうか。
長田:原作はめちゃくちゃ読んでて。糸師凛で印象的だったのが、最初のウォーミングアップみたいなシーンで『え、ボールこういくの?こっち蹴ってこう当たるの?』みたいな(笑)。そういうコントロール能力がすごいなと。
佐藤:それを実際にやると(笑)。
長田:やれない(笑)。
佐藤:俺だって蜂楽のドリブルやったんだから(笑)。
長田:本当に!? じゃあ、がんばりますわ(笑)。そういった意味では課題は多いですね(笑)。
ーーちなみに、ボールを持ってやるってどんな気持ちだった?
佐藤:とにかく怖いですね。ドリブルして、止めて、セリフ言うっていうのをやってると、もしかしたら止めてないんじゃないかって。前に進んでるんじゃないかと気になったりしましたね。本番では1回もボール落ちませんでしたけど、ゲネでは4回落ちましたからね(笑)。だから、本番では絶対どこかで落ちるだろうなと覚悟していました。
竹中:あれヤバかった(笑)。
佐藤:第一弾では絶対なにかあるだろうなと思っていたんですよ。でもなかったんで、次はなにかあるかも(笑)。生だとそれがあるので面白いですよね。熱いシーンとか睨みとかでは落ちてなかったけど、遠くに蹴るシーンはボールと身体が舞台の袖まで行ったり。近くにパスしているはずなのにね(笑)。
佐伯:めっちゃかっこよくシュートしてるのに、壁に当たって自分に跳ね返ることもね(笑)。
佐藤:そうそう。パネルの足に当たって、蹴ったボールが跳ね返ってきた(笑)。で、自分から当たってハケていく(笑)。
竹中:もう3回くらい、パネル蹴って戻って、また蹴ったらまたパネルに当たってを繰り返したこともね。
佐伯:『全然入らねえ!』って(笑)。
佐藤:普通に蹴ったら行けるんですけど、1メートル幅のところに入れるっていうのが、本番だとどうしても緊張してできないっていうのありましたね。
ーー役として覚醒した瞬間みたいなものはありましたか。
竹中:二子との試合で、勝って気持ちいいっていうところは、演じている自分でもそう思っていたくらいだから。そこはリンクして覚醒していたんじゃないのかな。
佐藤:やっぱり、蜂楽自身の覚醒の瞬間と同じで。ドリブルしてひとりで抜けて蹴る瞬間みたいなのが、僕の中ではいちばん楽しかったし、蜂楽廻としてもいちばん楽しいシーンかと。蜂楽として出るまでは本当に緊張していて、気晴らしに坂をかけ上がるなんてこともあったんですけど。あの瞬間だけは「俺を見てくれ!」みたいな感じでしたね。
佐伯:鰐間戦で千切豹馬は覚醒するんですけど。潔に感化されて、『このままじゃダメだ』と終わってたけど、心に炎が灯り覚醒する、といったような。それはすごく、稽古本番通して、(竹中)凌平くんとやっていたから生まれた部分もたくさんあって。そこが自分の中でリンクできてすごくよかったなと思います。
ーー糸師凛はどんな役作りを考えている?
長田:やっぱりその、セリフでもあるように、凛にとっては冴を潰すことがすべてだと思うので。そこに対して努力を惜しまない部分、なにか一つ執着するものを持って、自分自身にも必要な知識、トレーニングをしていかなきゃいけないかなと思います。
ーー2nd STAGEの注目ポイントは?
佐藤:僕は、蜂楽の真の覚醒。最初から、蜂楽は飛び抜けてすごいヤツみたいな感じで写っていたと思うんですが、蜂楽自身には悩みがあって。自分の中にいる“かいぶつ”によって居心地が良くなっちゃってる。それと決別するところがポイント、自分としても見せ場になるんじゃないかなと思っています。
竹中:やっぱり、馬狼を演じる井澤勇貴くんに『下手くそ』っていうところですね(笑)。話数でいうときっとそのシーンは入るはずなので。もしかしたら最初はちょっとビビりながらかもしれませんけど(笑)。
長田:僕としては、今回が初めてではありますけど凛にとってはサッカーはずっとやってきたスポーツ。そういった意味で雰囲気というか、放たれるオーラみたいな(笑)。それが出るようにしたいなと。
竹中:サッカーの経験は?
長田:それがないんですよ。未経験(笑)。だから今からやるべきことがたくさんある。
竹中:みんなでフットサルやろう!
佐伯:3人でもやったよね。
佐藤:楽しいよ。マジで疲れるけどね(笑)。
長田:どんな感じだったんですか?
佐伯:まず、学生時代の感覚でやるとすっごい息が上がった(笑)。全然いけるわ、って思ってるのにちょっと走っただけで痛い目を見る(笑)。
竹中:本当にオッサンになったなって感じるよね。
佐藤:フットサルは狭いけど、それでもだから。本物のサッカーグラウンドとかだとどうなっちゃうんだろう。
長田:そこもありますね、体力的なところ。
佐藤:でも、絶対やっといたほうがいい。実際はどんな目線でやってるのかもわかるし。
竹中:俺もうずっとゴールの前だもん(笑)。実際のサッカーだったらオフサイドだけど。俺はダイレクトシュートの感覚掴みたかったから(笑)。目的は持ってる(笑)。蜂楽はドリブルね。
佐藤:はい。ずっと走ってます(笑)。
ーー:千切の見せ場はどんな感じでしょうか?
佐伯:自分自身の見せ場かどうかはわからないんですが、第一弾はチームZでやってたメンバーが第二弾では敵になるっていうのが楽しみですね。とくに、潔と戦うところ。
ーー自分で演じるキャラクター以外では?
佐伯:僕、個人的に馬狼がすごく好きなキャラクターなんです。だから馬狼が挫折するシーンがすごく気になりますね。どういうふうになっていくんだろうって。
佐藤:僕は、蟻生ですね。すごくオシャなキャラなのがすごく気になっていて。どんなビジュアルになるんだろうって楽しみです。
竹中:あの3人の中で蜂楽に抜かれるっていうのが「どうなっちゃうの」って思いますね。
長田:僕はやっぱり、糸師ですね(笑)。今作やっぱりめちゃくちゃ大事な役どころなので。
ーーご自身で最強のチームを作るとしたら、誰を選びたい?
佐伯:さっきちょっとその話出たんですよ。ありきたりなのはやめようと(笑)。
ーー(笑)。
佐伯:選ぶなら鰐間兄弟かな。あそこの2人に馬狼が加わったらどうなるんだろうって。入っていけなさそうだし(笑)。
長田:誰でもいいなら……蟻生、蟻生(笑)。
佐伯:イヤや~(笑)。
竹中:威圧感ある(笑)。俺は……國神、馬狼、時光。
佐藤:めっちゃフィジカル。
竹中:筋肉メンバーでいきます(笑)。
佐伯:絶妙に噛み合わなそうだけどね。
佐藤:絵心さんのプレー見てみたいな。それについていけそうな蜂楽と、凪。
佐伯:絶対静かだろうね(笑)。
ーー今回、同じ部屋でメンバーが暮らすシーンもあるとのことですが。4人で暮らした場合、いちばん部屋を散らかしそうなのは……。
長田:僕、初めましてなんですけど(笑)。……散らかしそうな人なんかいないのでは?
佐藤:(竹中)凌平くんじゃない?
竹中:いや、俺はキレイ好きだよ(笑)。趣味、掃除だもん。
佐藤: 俺もめっちゃ几帳面。
竹中:でも、車とかパーツめっちゃ置いてそう。
佐藤:確かにそれはある(笑)。でも几帳面よ。
長田:あ~、さっき(佐藤)信長くんの楽屋で怒られてた。弁当のフタ見て「このゴミなんだよ!」って(笑)。
佐藤:だって放っておいたら『佐藤信長が散らかした』って思われるの嫌だし(笑)。
長田:楽屋の使い方って個人個人で出ますよね。僕は結構トレーニングの道具とか、リラクゼーションアイテムとか置いちゃうかも。
竹中:俺はちゃんと高さ順で物置くようにしてるよ、鏡台の前とか(笑)。
ーー今回の2nd STAGEですが、前回と大きく変わったところはございますか。
佐藤:キャストが増えたところでしょうか。その点では、僕らはベースがあるぶんイチからではないんですけど、新しいキャストにとってはゼロからスタートしていないぶん、少しはやりやすいんじゃないかな。
佐伯:新しいキャストが増えたぶん、前回いたキャラクターも同様にゴソッといなくなっている。試合も11対11から3対3に減っていますしね。それはすごく変化だし、自分自身のできることもまた増えているからたいへんなのかなと思います。
ーー稽古中とか、前作の本番中であったハプニングは?
佐藤:最初に、ブルーロックに初めて来るシーンで。馬狼に「黙れ」って言われるところで、なんかこの人たち変顔してたんですよ(笑)。
竹中:いやいや(笑)。でも、たまに『クスッ』みたいなの聞こえるんですよ。急に静かになるシーンとか。
佐伯:あそこは各々、罵声をしたりだとか、キャラクターありきの佇まいでいるように自由に演じて、って演技だったので、毎回日替わりみたいに変えたりしてましたね。
長田:アドリブみたいな感じ?
佐藤:そうそう。そういうシーンも結構あったよね(笑)。
ーー今回、糸師凛のビジュアルが発表されたとき、女性ファンを中心にかなり話題になりましたが、ご自身としてはどんな感想?
長田:僕の中で『やっとできた』というのがあって。それがうれしかったのもあるし、別の現場に入っていたとき「糸師凛」がトレンドにはいったこともあって。ファンの方々からいろいろ応援メッセージをいただけるようになったぶん、いい意味で期待を背負っていけたらなと思いました。
佐藤:僕としては(長田くんと)一緒に『ブルーロック』やれるのうれしいなって思いました。
長田:『次から一緒だね』って声かけてくれましたもんね。。
佐藤:先輩ヅラしてたわけじゃないけどね(笑)。
長田:(笑)。はじめましてな人が多いから、ちょっと不安な気持ちもありましたけど、今日いろいろお話させていただいて楽しみになってきました。
ーービジュアル撮影のときの裏話を教えていただければ。
竹中:一回目撮ったより、今回のほうが短かったです。前回は本当に大変だったんです。実は、髪の毛と顔は別撮りしているんですけど、千切の髪がとにかく大変だった。
竹中:そういえば、アレ、慣れた? カラコン(カラーコンタクトレンズ)。
佐伯:カラコンは慣れました!お恥ずかしい話なんですけど、最初はカラコン入れるのに30分くらいかかってまして。本番を経て1分以内に入るようになりました(笑)。
竹中:あとね、潔は299からスタートしてるんだけど、セカンドになったら15になって。「15だ……!」って感動しました(笑)。
長田:凛は目が無気力な感じだけど、奥は燃えてるみたいなところがあるから、勝手に自分の中で意識したんだけど、眼力が強くなりすぎちゃって……。
佐藤:僕は、青じゃないビブスを着るのがめちゃくちゃ違和感あって。そこがちょっと寂しくもありました。また、サッカーの躍動感を出すために、すごく無理な体勢をすることがあるんです。それが足腰に来るんですよね。
ーーこのシーンはお客様に「スゴイ」と思われそうなシーンは?
佐藤:蜂楽をはじめ、やっぱり走るシーン。本当に見ていて熱が伝わってくるので。
竹中:俺はオープニングですね。前回すごく感動したんで。今回も「キャー」って言ってもらえるんじゃないかなって。
佐伯:今回は「走ってるけど違うこともやってるぞ」みたいなところを見てほしいです。
佐藤:全力でダッシュしてセリフ言うのって、自分ではできたつもりなんだけど実際に見るとちょっと早くなっちゃってたりとか、聞き取りづらかったりとかがあるんです。だからセリフのところは少しスローにしてみようとか、それに前回気づいた感じ。それやってないとね、死んじゃうから(笑)。稽古場でも走る練習したし。
佐伯:みんなで鏡みたりね。終わったあとも筋トレしてたり……。
長田:マジですか!
竹中:差し入れで一番うれしかったの、プロテインだった(笑)。『ブルーロック』ならではかもしれませんね。
長田:糸師凛もそうですが、今回初めて出るキャラクターが多いので。それが動いているというところが観られるのも僕自身もうれしいですし、お客様にも喜んでいただけるのではないかと。
ーーありがとうございました。公演を楽しみにしています。
<第一弾公演レポ記事>
作品について
2018 年より「週刊少年マガジン」(講談社)連載中の、金城宗幸(原作)、ノ村優介(漫画)によるエゴイスト FW 育成サッカー漫画『ブルーロック』。2023 年 9 月時点のコミックス累計発行部数は 2,800 万部を突破し、
第 45 回講談社漫画賞少年部門を受賞するなど多くのファンを魅了している。
大人気サッカー漫画である本作は、2022 年 10 月より TV アニメが放送開始されるなどメディアミックスが展開されており、 2024 年春に『ブルーロックーEPISODE 凪』の劇場版の公開も決まっている。
舞台『ブルーロック』とは
『ブルーロック』を舞台化した作品であり、脚本演出を舞台「東京卍リベンジャーズ」シリーズの伊勢直弘、 制作を舞台「東京卍リベンジャーズ」シリーズ・舞台「幽☆遊☆白書」シリーズの OfficeENDLESS が手掛ける。 2023年5月には第1弾を大阪と東京にて行い、約 11,000 人の観客を動員し大盛況のうちに幕を閉じた。 アンブロやエリース東京、LINKS 梅田店とのコラボなど新しい試みを行い、2.5 次元の枠にとらわれない作品である。
概要
タイトル:舞台『ブルーロック』2nd STAGE(読み ブタイ『ブルーロック』セカンドステージ)
日程・会場:
京都:2024年1月18日(木)~21日(日) 京都劇場
東京:2024年1月25日(木)~31日(水) ヒューリックホール東京
原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本・演出:伊勢直弘
出演:潔 世一:竹中凌平
蜂楽 廻:佐藤信長
國神錬介:織部典成
千切豹馬:佐伯 亮
成早朝日:伊崎龍次郎
馬狼照英:井澤勇貴
凪誠士郎:國島直希
御影玲王:菊池修司
蟻生十兵衛:磯野 大
時光青志:中林登生(円神)
糸師 凛:長田光平
アンサンブル:土居健蔵
アンサンブル:牧野裕夢
絵心甚八:横井翔二郎(映像のみ)
制作:Office ENDLESS
主催:舞台『ブルーロック』2nd STAGE製作委員会
問合せ
◆公演に関して:info@officeendless.com(平日10:00~17:00)
◆チケットに関して:公演事務局 0570-200-114(平日11:00~18:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
※お問い合わせの際は必ず公演名をお伝えください。
公式HP:https://officeendless.com/sp/bluelock_stage
公式X(旧Twitter):@BLUELOCK_STAGE
©金城宗幸・ノ村優介・講談社/舞台『ブルーロック』2nd STAGE製作委員会
構成協力:佐藤たかし