「僕たちが学校の裏山に埋めたタイムカプセルを一緒に掘りに行きませんか? テラニシカツヒコ」
同窓会前日に届いた一通の手紙から、悲劇は始まった。 シヌキデオモイダセ。 伝説の監禁劇が、バイオリンの旋律と共に、Operetta(軽歌劇)となって蘇る
過去に3度上演し、大好評を博した”伝説の監禁劇”「山犬」(原作 入交星士【小説「山犬」】)。 丸尾丸一郎の新演出&バイオリンの生演奏のもと、2023年11月に「Operetta(軽歌劇)」として蘇る 「YAMA-INU」のビジュアル&配役が公開された。
孤高の芸人・鳥肌実、コンドルズの山本光二郎、AKB48の女優たちなど、 毎回、様々なジャンルのアーティストが参加し、クリエイションを重ねてきた「山犬」。 今作では20〜30代の若手注目株が、軽歌劇という新たなアプローチで創作に挑む。
連続殺人事件が起こった田舎町で、シェフとして料理を振る舞い、 いつも笑顔が絶やさぬ青年「イイダ」を演じるのは、雷太。 学生時代はイイダを虐め、現在は消費者金融で働く「ヒロキ」を演じるのは、財木琢磨。 10年前の交通事故で片足を失い、監禁事件の謎を思い出そうとする「ユキ」を演じるのは、横山結衣。 正体不明、天涯孤独で愛情を知らずに育ってきた「或る男」を演じるのは、大宮大奨。 イイダらの母校・横川高校に勤めていた、謎の「コックさん」を演じるのは、丸尾丸一郎。 そして、誰も思い出すことができない同級生、「テラニシカツヒコ」を演じるのは、玉城裕規。 同窓会前日に届いた一通の手紙から、奇妙で凄惨な悲劇が始まる。
「イイダ」雷太
「ヒロキ」財木琢磨
「ユキ」横山結衣
「或る男」大宮大奨
「テラニシカツヒコ」玉城裕規
YAMA-INU 公演に寄せて
劇団鹿殺しでは脚本家として活動していますが、学生劇団(ほぼ恋愛イベントサークル)の時、 僕は演出家か舞台美術家になりたかった。そして上京後、初めて演出したのが「山犬」という作品です。 舞台美術を考え、音響効果を駆使し、作品を自分たちの色に染め上げる。 演出の楽しさに震えました。以来、3度上演され、その度に挑戦を繰り返してきた「山犬」は、 自分自身との戦いの歴史です。今のお前に何ができる? 今回も頭の中を更地にして、バイオリンの生演奏で紡ぐOperetta「YAMA-INU」を立ち上げたいと思います。
丸尾丸一郎
あらすじ
「私たちが埋めたタイムカプセルを一緒に掘りに行きませんか? テラニシカツヒコ」
同窓会の前日に届いた一通の手紙。しかし、誰もその名前に記憶がない。 10年ぶりに再会した同級生たちは、手紙に導かれて、タイムカプセルを掘るために学校の裏山へ向かう。 タイムカプセルの中には、白骨とテラニシカツヒコの名札が入っていた。 その時、何者かに襲われて山小屋に監禁されてしまう。
そして、始まる記憶探しのサバイバルゲーム。
「シヌキデオモイダセ」 誰かが過去を思い出す度、配給される食糧…… 果たして彼らは解放されるのか、それとも恐怖と空腹に支配されてしまうのか?
概要
OFFICE SHIKA PRODUCE Operetta『YAMA-INU』
日程・会場:2023年2023年11月8日(水)〜12日(日) あうるすぽっと
原作 入交星士(小説「山犬」)
脚色・演出 丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
出演
飯田 誉(イイダ)役 雷太
東 弘樹(ヒロキ)役 財木琢磨
友部由紀(ユキ)役 横山結衣
或る男 役 大宮大奨
コック 役 丸尾丸一郎
テラニシカツヒコ 役 玉城裕規
制作 高橋戦車
主催 株式会社オフィス鹿