これまで数々の文学作品を大胆な解釈で換骨奪胎し、独自の朗読劇として再構築してきた「犬儒派リーディングアクト」が、今回はシャルル・ペローの童話『青髭』、グリム童話『蛙の王様』、さらに芥川龍之介・江戸川乱歩・小泉八雲らによる日本文学の世界観を融合させる、極めて実験的かつ異色の朗読劇。
[朗読]という表現形態でしか成し得ない、狂気と妄想の耽美的ファンタジー、偏愛の夢物語を、三軒茶屋の小空間で上演する。
犬儒派リーディングアクトとは…
役者・アーティストとして活動する天才ナカムラスペシャルが主宰する実験的朗読ユニット。
2020年にステージ4の咽頭がんを宣告されながらも、3度の大手術と壮絶な闘病生活を経たのち奇跡的に声を取り戻した天才ナカムラスペシャルが、 “声による表現”を改めて模索する場として2022年に結成。
これまでの上演歴
『よく晴れた日、地図の裂け目から、桃色の血が吹き出る』 2022年4月
原作/W・シェイクスピア、宮沢賢治、横溝正史
出演/宇鉄菊三、天才ナカムラスペシャル、愛田天麻/荒木太郎、小宮孝泰(コント赤信号)
『この世界では、ラジオは肉で出来ている』 2022年9月
原作/川端康成、谷崎潤一郎、W・シェイクスピア、宮沢賢治、横溝正史
出演/宇鉄菊三、天才ナカムラスペシャル、下村風香、深水春彩
『犬の舌』 2022年12月
原作/グリム童話、村山槐多
出演/宇鉄菊三、天才ナカムラスペシャル、岡本子杏
『林檎とセーラー服』 2023年4月
原作/グリム童話、小泉八雲、三島由紀夫
出演/宇鉄菊三、天才ナカムラスペシャル、村井美波子、豊瀬みち
『眠る女』 2023年8月
原作/シャルル・ペロー、小泉八雲、海野十三、夢野久作、江戸川乱歩
出演/藤原啓児(スタジオライフ)、宇鉄菊三、天才ナカムラスペシャル、愛弓
座長・天才ナカムラスペシャル プロフィール
1968年生まれ。日本大学藝術学部演劇学科出身。役者として多数の舞台・映像作品に出演。
1999年より「天才ナカムラスペシャル」の名でアート活動を開始。以後、役者・アーティストとして活動。
2020年、ステージ4の咽頭がんを宣告される。3度に及ぶ大手術の末、一命を取留め、奇跡的に声を取り戻す。
2021年、コント赤信号の小宮孝泰氏とともにトークライブを行い舞台復帰。
“声による表現”を改めて模索すべく、2022年より朗読ユニット「犬儒派リーディングアクト」を主宰。
概要
犬儒派リーディングアクト公演
『或る狂人の娘』
日程・会場:2023年12月15日(金)~12月17日(日)アトリエ三軒茶屋
原作:
シャルル・ペロー 『青髭』
グリム童話 『蛙の王様』
芥川龍之介 『歯車』
江戸川乱歩 『人でなしの恋』
小泉八雲 『青柳の話』
脚色・構成・演出:天才ナカムラスペシャル
出演:
宇鉄菊三 (tsumazuki no ishi)
若松絵里
愛弓
天才ナカムラスペシャル
予約・問合:
kenjuha2022@yahoo.co.jp
https://shibai-engine.net/prism/webform.php?d=g0jf4nli