“日本で唯一の宇宙モノ専門エンターテインメント演劇ユニット” として活動中の「宇宙食堂」 、 「惑星探査機(ボイジャー)」をモチーフに、テーマを「届く想い」にしたエンターテインメント舞台を12月20日~12月24日に新宿村LIVEにて上演。
本公演は2023年新春公演をリニューアルし、前作を超える「逆襲版」として上演。
ボイジャー打上げから45年、宇宙へ贈ったラブレターのその後を舞台化! 物語は100年前の関東大震災から始まる。
1977年9月に打ち上げられた惑星探査機「ボイジャー」。 当時まだよく知られていなかった太陽系外縁部を「地球の音」というタイトルの「ゴールデンレコード」を 搭載し旅をした。そのレコードには、地球上の生命に関する音や音楽、55種類の言語による挨拶、写真やイラストなど様々な情報が収録されていた。
日本語の挨拶「こんにちは。お元気ですか ?」も収録された。それはボイジャーが太陽系を離れて他の恒星系へと向かった時、 地球外の知的生命体によって発見され、解読されることを期待したものだ。
それは彼らへのメッセージとして積み込まれたラブレターなのである。
また今年は、関東大震災から100年の節目の年。物語は、関東大震災が起こった大正時代がルーツになっている。
宇宙技術者監修のもと、近未来の電波望遠鏡が登場する。光学式の望遠鏡では見えない宇宙からの電波を捉え、宇宙を見る「電波望遠鏡」。 本作品では、主人公が扱う近未来の電波望遠鏡が登場。監修は長年電波望遠鏡の開発に携わってきた宇宙技術者・和田直樹氏。 千穐楽の終演後には、天文学者と主演俳優によるトークショーを開催。
主演に 2.5 次元舞台で活躍する人気俳優・米原幸佑、ヒロインにAKB48元メンバーの川本紗矢。
物語は、地球に住む主人公と遠く離れた惑星に住むヒロインとの銀河級遠距離恋愛ストーリー。 壮大かつ純粋な遠距離恋愛を繰り広げる。
あらすじ
2078 年、東京・渋谷。 武田波瑠男は、特に未来に夢もなくただクラブ通いをする日々。そこだけが彼の宇宙だった。 そんなある日、波瑠男は宇宙から不思議な音をキャッチする。それはまるで、日本古来の
「神 楽」の音によく似ていた。しかしそ の 電 波 は4光 年 離 れ た 惑 星「宇 受 売(ウズメ)」 からのSOSを求めるプラチナレコードだったのだ。 波瑠男は調査を進めていくうち、舜(アマネ)と名乗る宇受売人女性とのプライベート 通信を始める。交流を進める二人は互いに懐かしさも感じ、何故か逢いたいという気持ちを強めていく。二人は大正時代に逢っており、その想いはずっと続いているのだった。 一方、宇受売でも他の星の知的生命体が電波をキャッチしたことを知り、大いに沸いた。 地球ではISDCの軍部・スペースガードが介入する。高度文明を持つ宇受売からの旅団 が地球に近づく。彼らは敵か? 味方か?真の目的は何なのか? 侵略戦争への不安が大きく なる地球世論の緊張感とは裏腹に、波瑠男と舜の心は踊っていた。「もうすぐ逢える。」 舜は波瑠男に手紙を渡すと約束をしていた。 歓迎ムードの中、いよいよ宇受売の旅団が月面に到着する。しかし緊張に耐えられなくなった地球側からの発砲で抗争 が始まった。抗争の中、舜は波瑠男に手紙を渡すために走り続ける。果たして大正時代から続く、二人の想いは届くのか? 宇受売の旅団は、太陽系外の他の候補地へ向けて撤退。その後、彼女からのプライベート通信は来ない。 舜の幸せを祈る波瑠男が、宇宙の片隅にいた。
ボイジャー打上げから45 年余。関東大震災から100年。地球外生命体との遠距離恋愛を描く、甘酸っぱい宇宙物語。 2023 年クリスマス、銀河級のラブストーリーをあなたへ。
宇宙食堂について
CM ディレクターの新井総を中心に、2007年2月旗揚げ。 ジャンルを「スペース系ノスタルジック活劇」と定義し、宇宙を舞台に、 ダンス・アクション・映像を取り入れた、4次元完全エンターテインメント
を繰り広げる ” 日本で唯一の宇宙モノ専門の演劇ユニット” 。 宇宙が舞台ではあるが、繰り広げられるのは徹底した人間ドラマ。 スピーディな展開と斬新な演出はまるでジェットコースターに乗っている ような感覚。現代社会に対する風刺や問題提議をし、同時に科学的根拠を元にした未来を垣間見せる。 いつの時代、何処にいたって物語の根底にあるのは「人と人との絆」だ。
2012 年からは、「プラネタリウム演劇」という新しい公演スタイルにも挑戦、更なる可能性の幅を広げている。
概要
逆襲版『ギャラクシー神楽』~ 2078 年、宇宙のどこかにいるキミに贈るボクの小さな想い ~
日程・会場:2023年12月20日(水)~12月24日(日) 新宿村LIVE
脚本・演出:新井 総
主演:米原幸佑、川本紗矢
出演:小沼将太、桜田航成、桜井あゆ 、若宮亮、松崎洋平、夏之ちまき、滝田すずみ 他